7月3日開幕｜飯田洋輔のフルオーケストラ公演

ミュージカルの舞台からフルオーケストラへ――飯田洋輔が示す新たな音楽の地平

東京藝術大学在学中に劇団四季でデビューした飯田洋輔が、初のフルオーケストラコンサートを開催することが発表された。ビルボードジャパン（株式会社阪神コンテンツリンク）が企画する公演のタイトルは、billboard classics YOSUKE IIDA Premium Symphonic Concert -MAESTOSO-。プレスリリースは2025年11月15日に発行されている。

飯田は『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役をはじめ、『キャッツ』『オペラ座の怪人』など世界三大ミュージカルと称される舞台で主要キャストを務めてきた。2025年には『ジャージー・ボーイズ』でニック・マッシ役を演じるなど、ミュージカルシーンでの確かな実績と歌唱力が評価されている。今回のフルオーケストラ公演は、これまで舞台で培ってきた表現力を交響楽の伴奏とともに提示する場となる。

飯田洋輔からのコメント

飯田洋輔コメント

「初めてのオーケストラとの共演を楽しみにしています。本当に念願でした。みなさまにも喜んでいただけるようしっかりと準備していきたいと思います。ミュージカルファンの方だけでなく、クラシック音楽やオーケストラのファンの方々にも観て、聴いて、僕を知っていただく機会になればと願っています。会場でお待ちしています。」

上記の発言は、今回のコンサートに対する本人の意欲と、ミュージカルファンのみならずクラシックファンにも届く演奏を目指す意図を示している。歌手としてのキャリアの延長線上に、オーケストラと正面から向き合う新たな表現の場を据えた点が注目される。

コンサート構成と演奏体制――MAESTOSOというテーマ

本公演のテーマはMAESTOSO（マエストーゾ）で、音楽用語として「堂々とした」「壮麗な」といった意味を持つ言葉だ。公演では名作ミュージカルのナンバーはもちろん、ジャンルの垣根を越えた多彩な楽曲を取り上げる予定であり、総勢50名を超えるオーケストラの響きと飯田の歌声が融合するプログラムが予告されている。

編曲監修には山下康介が名を連ね、ミュージカル曲のオーケストラ版アレンジや楽曲解釈の監修を担当する。指揮は東京藝術大学の同期である高井優希が務め、演奏は会場によって組み合わせが異なる。東京公演では東京フィルハーモニー交響楽団、京都公演では大阪交響楽団がオーケストラを担う。

編曲監修

山下康介

指揮

高井優希（東京藝術大学同期）

管弦楽

東京公演：東京フィルハーモニー交響楽団／京都公演：大阪交響楽団

ミュージカルで培った表現を、交響楽のスケール感と合わせてどのように再提示するかが公演の鍵になる。編成の大きさから、楽曲のダイナミクスや色彩感が劇的に変化することが見込まれる。

開催日時・会場の詳細

公演は東京と京都の音楽の殿堂で行われる。両会場ともクラシックや大規模音楽公演を想定した設計であり、オーケストラの音響を活かした演奏が期待できる。

以下は日時と開演情報の詳細である。

• 【東京】2026年7月3日（金） 東京芸術劇場 コンサートホール　開場 17:30／開演 18:30
• 【京都】2026年8月8日（土） 京都コンサートホール 大ホール　開場 17:00／開演 18:00

会場はいずれもクラシック音楽の公演に適した設備を備えており、オーケストラとソロ歌手の音響バランスを重視した席配置が想定される。公演当日の開場・開演時間はチケット所持者向けの重要な案内であり、時間に余裕を持って来場することが推奨される。

チケット情報と申込スケジュール、来場にあたっての注意点

チケットは全席指定・税込で、S席15,000円、A席13,000円、B席11,000円の3区分が設定されている。座席ごとの価格は会場や見え方を反映した設定であり、早期の先行販売を利用することで希望の座席を確保できる可能性が高まる。

販売スケジュールは段階的に実施される。ファンクラブや会員向けの先行販売、イープラス独占先行、各種プレイガイド先行を経て一般発売に至る。申し込み期間や時間が細かく設定されているため、購入を検討する場合は日程を事前に確認する必要がある。

注意事項として、未就学児の入場は不可となっている。また枚数制限はおひとり様各公演1申し込みにつき最大4枚まで。車椅子利用者はS席を購入のうえ、別途記載のお問合せ先へ連絡が必要である。チケットは1人1枚必要であり、紛失や当日の持参忘れがあった場合は入場ができないため、管理に留意する必要がある。

チケット購入に関する詳細な注意事項やご来場時のお願いは、必ず公演公式サイトに掲載されている案内を確認することが推奨される（https://billboard-cc.com/notice/）。

主催・関連情報と全体の整理

本公演はビルボードジャパン（阪神コンテンツリンク）が主催・企画制作を務め、米国ビルボードが後援として名を連ねる。ビルボードクラシックスは2012年にスタートしたコンサートシリーズで、アーティストの音楽を“最高のかたちで届けること”をミッションに掲げ、全国の音楽専用ホール等でこれまでに400以上の公演を開催してきた実績がある。

プレスリリースの発行元は阪急阪神ホールディングス株式会社で、リリースの本文および参考資料は同社の公開資料に掲載されている。公演公式サイトおよび参考となるリリースPDFへのアクセス情報は以下のとおりである。

• 公演公式サイト：https://billboard-cc.com/yosukeiida2026
• リリース（阪急阪神ホールディングス）：https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/2179e30dce290e44c4dba57381e29ca107c6b2f2.pdf
• ビルボードジャパン：https://www.billboard-japan.com/

公演に関する問い合わせ先はサンライズプロモーション（電話：0570-00-337、受付時間 平日 12:00～15:00、土日祝休）となっている。車椅子利用やその他特別対応が必要な場合は、S席購入後に上記問い合わせ先へ連絡する旨が案内されている点に注意が必要である。

以上がプレスリリースと公演発表に含まれるすべての主要情報である。飯田洋輔のこれまでの舞台キャリアと今回のオーケストラ共演の意図、演奏体制、チケット販売スケジュール、注意事項、主催・後援先および問い合わせ先を整理した。公演に関する詳細は公演公式サイトおよび発行元のリリース資料を参照されたい。