ジョナス・サルシチャが1RKO優勝 K-1 WORLD MAX 2025決勝詳報

サルシチャが-70kg制覇

開催日:11月15日

サルシチャが-70kg制覇
サルシチャって結局どうやって勝ったの?
ジョナス・サルシチャは決勝で飛びヒザや左フックで圧をかけ、連続の右パンチで崩した後にボディへの三日月蹴りでダウンを奪い、1R2分30秒でKO勝ちして優勝しました。
次の大会っていつ?チケットはどう買えるの?
次回は2026年2月8日(代々木第二)開催予定。K-1.CLUB先行や一般発売が設定されており、ぴあ・イープラス・ローソン・K-1.SHOPなどの各プレイガイドで購入できます。

圧倒的な破壊力で頂点へ:ジョナス・サルシチャが-70kgトーナメントを制覇

2025年11月15日、東京・国立代々木第一体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2025 ~ -70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~』のメインイベント、-70kgトーナメント決勝戦は、ブラジルのジョナス・サルシチャがダリル・フェルドンク(オランダ)を1R2分30秒、三日月蹴りでKOして優勝を飾った。

サルシチャは1Rから飛びヒザ蹴りや左フックを織り交ぜて前に出続け、連続の右パンチで攻め立てた後にボディへの鋭い三日月蹴りでダウンを奪取。再開後に決定的な一撃を入れて試合を終わらせた。試合後、サルシチャは「優勝は小さい頃からの夢でした。日本の皆さん、ブラジルの皆さんの応援を力に変えることができました。次はオウヤン・フェンのベルトを奪いたいです」と述べ、次の標的を明確にした。

【K-1大会事後レポート】世界一が決定!ジョナス・サルシチャ(ブラジル)が1RKOで-70kg世界最強決定Tを制覇!”奇跡の9頭身”斎藤恭代さんがスペシャルラウンドガールとして初登場 画像 2

決勝戦の流れと技術的要点

決勝は両者ともアグレッシブな打撃戦を仕掛けたが、展開はサルシチャに傾いた。序盤のヒザ蹴りや左フックで圧をかけ、続く右パンチの連打でフェルドンクのリズムを崩した点が勝敗を分けた。

特に注目すべきはサルシチャの三日月蹴りの精度で、ボディへ深く入った攻撃がフェルドンクの体勢を崩し、フィニッシュに直結した。タイミングとリーチ、前への圧力が揃った一連の攻撃が短時間で結果をもたらした。

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準決勝〜準々決勝の道程

サルシチャの決勝進出は準決勝での圧巻の勝利に端を発する。第13試合の準決勝でサルシチャはジョナサン・アイウル(サモア)を1R33秒でパンチ連打によるKOで下し、準決勝突破を鮮烈に印象付けた。相手がリザーバーで急遽出場した状況でも揺るがない攻撃力を示した。

一方、フェルドンクは第12試合の準決勝でストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)を3RKOで下して決勝へ。フェルドンクは1Rからローキックとパンチで圧をかけ、最終ラウンドで右フックをクリーンヒットしてフィニッシュへ結び付けた。

  • 第17試合 決勝: ジョナス・サルシチャ(ブラジル) vs ダリル・フェルドンク(オランダ) — サルシチャが1R 2分30秒 三日月蹴りでKO勝利。
  • 第13試合 準決勝: ジョナス・サルシチャ vs ジョナサン・アイウル(サモア) — サルシチャが1R 33秒 パンチ連打でKO勝利。
  • 第12試合 準決勝: ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア) vs ダリル・フェルドンク — フェルドンクが3R KO勝利。
  • 準々決勝結果(第6〜9試合):
    • 第6試合: ストーヤン・コプリヴレンスキー vs ヘラクレス・ワンコンオーム(タイ) — 判定3-0。
    • 第7試合: アラッサン・カマラ(セネガル) vs ダリル・フェルドンク — 延長ラウンドでフェルドンクが3-0で勝利。
    • 第8試合: オウヤン・フェン(中国) vs ジョナス・サルシチャ — サルシチャが判定3-0で勝利(優勝候補の撃破)。
    • 第9試合: ゾーラ・アカピャン(アルメニア) vs アイメリック・ラジジ(フランス) — アカピャンが1R 2分40秒 TKO勝ち。
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タイトルマッチと注目の個別戦:連続KOと新王者の誕生

今大会ではトーナメント以外にも注目のタイトルマッチが複数行われ、いずれも激闘の末に新王者や劇的なKOが生まれた。特にヘビー級の一戦やバンタム級でのベテランの勝利が話題となっている。

以下に主要試合の詳細を記す。

  1. 第14試合 第2代K-1 WORLD GPバンタム級王座決定戦
    石井一成が挑戦者の黒川瑛斗を判定3-0(28-26×3)で下し、新王者に。打撃の応酬が続く中で、石井が終始優勢に進めての完勝となった。
  2. 第15試合 K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ
    王者ロエル・マナート(オランダ)に挑んだアリエル・マチャド(ブラジル)が1R3分02秒、右フックでマナートをKO。1Rからのカーフキックとパンチの応酬の中、マチャドの左右の連打が決定打となった。
  3. 第16試合 第8代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定戦
    階級転向後も適応力を示してきた朝久泰央が、Krush王者の稲垣柊を相手に判定2-0(30-29、29-29、30-28)で勝利し、新王者となった。

トーナメント以外の注目試合としては、第10試合でフライ級王者の大久保琉唯がウー・ユートン(中国)に1R1分41秒で三日月蹴りによるKO勝利を収め、4連勝中の勢いを示した。また第11試合では横山朋哉がレオナ・ペタスを相手に強烈な左フックでダウンを奪い、判定0-3(27-30×2、28-29)で勝利している。

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ラウンドガールに斎藤恭代が初登場:衣装とコメントの全容

第5試合のリザーブファイトでは、モデルの斎藤恭代がスペシャルラウンドガールとして出演した。斎藤は「奇跡の9頭身ボディ」として知られ、グラビア・オブ・ザ・イヤー2024のグランプリ受賞者でもある。

斎藤はオリジナル衣装を着用し、試合中は座ったままボードを掲げるポーズを披露。衣装はスタイリストとともに一から手作りしたと説明し、K-1のコーポレートカラーである青をアクセントに取り入れたデザインであると語った。

衣装に関するコメント
「一から手作りで、スタイリストさんと相談しながら制作しました。どの角度から見ても美しいシルエットになるようデザインし、K-1カラーである青をアクセントに取り入れています。」
注目ポイント
「お尻です。背中の筋肉とお尻の筋肉を強化してトレーニングしているので、ぜひ前だけではなく後ろも見ていただきたいです。」と、バックポーズを交えて説明。
ポージングの由来
ラウンドガールの座ったポーズについては、先輩グラビアモデルの熊田曜子の動画を参考に予習して取り入れたと語った。
大会についての感想
「貴重な機会にお招きいただき大変光栄でした。機会があれば、ぜひ今後もK-1ファミリーの一員として大会を盛り上げられたら嬉しいです。」

斎藤恭代の登場はリング周りの演出に新たな話題を投じ、ファンやメディアの注目を集めた。

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放送・配信情報、実況席メンバーと次回大会の概要

本大会の試合映像はK-1公式YouTubeチャンネルおよび各放送でアーカイブ配信が行われている。視聴方法の詳細は以下のとおり。

  • K-1公式YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@k1wgp_pr/videos
  • ABEMA(ABEMA格闘チャンネル)アーカイブ配信: https://abema.tv/channels/fighting-sports/slots/984K9Q1MFDLurX
  • CSチャンネル『GAORA SPORTS』特集ページ: https://www.gaora.co.jp/fight/4072690

放送スケジュール(GAORA):

  1. 11月29日(土) 14:00 ~ 24:00(初回放送)
  2. 12月31日(水) 9:30 ~ 19:30(リピート)

実況席メンバー:

  • 魔裟斗(K-1 WORLD MAX2003・2008世界王者)
  • 佐藤嘉洋(K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者)
  • ゆうちゃみ(K-1公式応援ギャル)
  • 井口綾子(K-1公式サポーター)
  • 平子祐希
  • 石井和義

次回大会『K-1 WORLD GP 2026 ~ -90kg世界最強決定トーナメント~』は、2026年2月8日(日)に代々木競技場第二体育館で開催予定。開場・開始時刻は以下のとおりで、変更の可能性がある。

  • 日程: 2026年02月08日(日)
  • 会場: 代々木競技場第二体育館
  • 開催日時: 11:00開場/11:30プレリミナリーファイト開始/12:00第一部開始/15:00開会式・第二部開始

チケット販売スケジュールと料金(消費税込・全席指定、当日券は+500円):

発売区分 期間
K-1.CLUB先行予約 11月22日(土)10時〜11月28日(金)23時59分(予定)
会場先行予約 11月15日(土)(K-1 WORLD MAX2025で販売)
一般発売 11月29日(土)10時〜2月5日(木)23時59分(予定)

チケット料金:

席種 料金(当日)
ロイヤルシート 70,000円(当日70,500円)
アリーナSRS席 50,000円(当日50,500円)
アリーナRS席 30,000円(当日30,500円)
アリーナS席 / スタンドS席 15,000円(当日15,500円)
スタンドA席 10,000円(当日10,500円)
スタンドB席 7,000円(当日7,500円)
小・中学生シート(自由席) 無料(数量限定)

チケット購入先(主な窓口):

  • ぴあ: https://t.pia.jp/
  • イープラス: https://eplus.jp/
  • ローソンチケット: https://l-tike.com/
  • K-1.CLUB: https://fan.pia.jp/K-1/
  • K-1.SHOP: https://k-1.shop/
  • じゃらんnet: https://www.jalan.net/activity/?ccnt=global_navi

問い合わせ先(券売/運営): ㈱グッドルーザー tel.03-6450-5470。大会に関する一般的な問合せは https://www.k-1.co.jp/contact/ を参照のこと。

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大会データまとめ

以下の表に本記事で触れた主要な大会情報を整理する。試合結果、放送情報、次回大会概要、チケット情報を一覧化してわかりやすくまとめた。

項目 内容
大会名 K-1 WORLD MAX 2025 ~ -70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~
開催日 2025年11月15日
会場 国立代々木第一体育館(東京)
メイン結果 ジョナス・サルシチャ(ブラジル) がダリル・フェルドンク(オランダ)を1R2分30秒 三日月蹴りでKOし優勝
注目タイトルマッチ 石井一成がバンタム級王座獲得、アリエル・マチャドがヘビー級王座奪取、朝久泰央がスーパー・ライト級王座獲得
斎藤恭代 スペシャルラウンドガールとして初登場。衣装は手作り、K-1カラーの青をアクセントに採用。ポージングは熊田曜子を参考にしたと発言。
配信・放送 K-1公式YouTube(https://www.youtube.com/@k1wgp_pr/videos)、ABEMA(アーカイブ)、GAORA SPORTS(11/29、12/31放送)
実況席メンバー 魔裟斗、佐藤嘉洋、ゆうちゃみ、井口綾子、平子祐希、石井和義
次回大会 K-1 WORLD GP 2026 ~ -90kg世界最強決定トーナメント~ 日程: 2026年2月8日 会場: 代々木競技場第二体育館
チケット主要価格 ロイヤル70,000円、アリーナSRS50,000円、アリーナRS30,000円、S席15,000円、A席10,000円、B席7,000円/小中学生自由席 無料(数量限定)
問合せ https://www.k-1.co.jp/contact/ / ㈱グッドルーザー tel.03-6450-5470

本稿では、K-1実行委員会が発表した大会の詳細情報を網羅した。試合結果や放送情報、次回大会の基本情報、チケット販売窓口と料金など、公式発表の内容に基づいて整理している。

参考リンク: