11/17発売　サンリオのミニゲームブック全6冊

サンリオキャラクターといつでも遊べる小さなゲームブックが登場

ハローキティ、シナモロール、ポムポムプリン、マイメロディ、クロミ、リトルツインスターズの6キャラクターをそれぞれ主人公にしたミニサイズのゲームブックが、同時に6冊で新発売されます。プレスリリースは辰巳出版株式会社より2025年11月16日13時00分に発表され、書籍の発売は2025年11月17日です。

持ち歩きやすいA6判（105×148mm）で、48ページ（4色16ページ＋1色32ページ）という体裁。各冊にカラーシール1枚が付属し、価格は各600円（本体545円＋税）に設定されています。電車や車の移動中、病院やレストランの待ち時間など、短時間で楽しめる構成になっている点が大きな特長です。

対象キャラクターと発売形態

今回ラインナップされるのは下記6冊です。それぞれのキャラクターに合わせたお話とゲームが収録されています。

• ハローキティとあそぼう
• シナモロールとあそぼう
• ポムポムプリンとあそぼう
• マイメロディとあそぼう
• クロミとあそぼう
• リトルツインスターズとあそぼう

発行は日東書院本社、発売日は2025年11月17日です。店頭向けの専用什器も用意され、各5冊セット（幅32cm・奥行18cm・最大高さ36cm）での陳列が可能とされています。

遊びの構成と具体的な収録内容

本シリーズはおはなし・くいず・しーる・せいかつ・おえかきの5つのテーマで構成されています。子どもの発達段階に配慮した多様な遊びが盛り込まれており、文字が読めない幼児でも指さしだけで遊べる工夫があります。

鉛筆を使う遊びや、白黒ページをぬりえとしても使えるように設計されているため、繰り返し楽しめるようになっています。以下に主な収録ゲームと各キャラクターの見どころを示します。

収録ゲームの種類（具体例）

• 迷路：キャラクターをゴールまで導く課題が複数収録されています。
• 間違い探し・絵探し：観察力を養う問題が掲載されています。
• クイズ：生活に関連したクイズや数の理解に繋がる問題があります。
• しりとりやしりとり形式の言葉遊び：語彙力に寄与する出題。
• 点つなぎ（数字の理解）：数字の順序を学ぶ運筆の導入問題。
• 貼って遊べるシール：付録のシールでページを飾ったり、問題の解答として貼る形式の遊び。

指さしだけでの参加ができる設計で、鉛筆がない外出先でも遊べます。逆に自宅でゆっくり遊ぶ際には、鉛筆を使って運筆の練習やなぞり書き、色塗りも可能です。

キャラクターごとのお話と遊びの一例

各キャラクターに合わせた短いおはなしをもとにゲームが展開します。以下は各巻に収録されたお話の概要と、そこから展開する遊びの具体例です。

ハローキティ

友達を誘って公園へ遊びに行くストーリー。全員を誘えるか判断するゲームや関連する迷路、絵探しが収録されています。

シナモロール

友だちのみるくにおやつを作るお話。どんなお菓子ができるかを選ぶクイズや、手順を追う問題が含まれます。

ポムポムプリン

キャンプの物語。湖で何が釣れるかを当てるクイズや図形を見比べる問題が用意されています。

マイメロディ

遊園地で回転木馬に乗るストーリー。順序を考える問題や迷路が収録されています。

クロミ

パーティの準備をするお話。お菓子の種類を数える問題や違い探し、シールを貼る遊びが盛り込まれています。

リトルツインスターズ（キキとララ）

雲の上で遊ぶ物語。星型の雲製造機で雲を作る設定を使った創造的な遊びや、点つなぎなどが含まれます。

対象年齢・学習的効果と利用シーン

本シリーズは文字がまだ読めない子どもでも遊べる配慮がなされており、就学前の幼児から低学年の児童までを主な対象と想定しています。親子での対話を取り入れれば、より深い学びの機会を作ることが可能です。

遊びながら育つ力として、集中力、観察力、考える力（論理的思考の初歩）などが挙げられます。加えて、運筆の練習や数の理解、語彙の獲得にも資する設計です。指さしで遊べるため外出時の短時間利用、鉛筆で取り組めば家庭での学習的用途にも適しています。

具体的な利用シーン

1. 通勤・通学の電車内や車内での短時間の遊び
2. 病院や飲食店での待ち時間の気分転換としての利用
3. 家庭内での運筆練習、ぬりえや親子の読み聞かせ後のワークとして
4. ギフトやちょっとした贈り物として手渡せる携帯性

どのような場面でも遊び方を柔軟に変えられる点が本シリーズの強みです。

制作背景と著者について（シリーズの由来を含む）

本シリーズは「SANRIO CHARACTERS MINI BOOKS」シリーズとして刊行されます。起源は1967年、株式会社サンリオが日本で初めて作った贈り物の本『ギフトブック』にさかのぼります。創設者の辻信太郎氏が友情や感謝の気持ちを伝えるために本を作ったことが始まりで、今回のシリーズもその精神を受け継いでいます。

各巻の著者は寺西恵里子氏。寺西氏はかつて（株）サンリオに勤務し、子ども向け商品の企画・デザインを担当した経歴があり、退社後も“ HAPPINESS FOR KIDS”をテーマに手芸・料理・工作を中心に手作りのある生活をプロデュースしています。実用書、女性誌、子ども雑誌、テレビなど多方面で活動し、主な著書には『かぎ針と棒針で編むメルちゃんのお洋服＆こもの』『手縫いでも、ミシンでも！　メルちゃんのきせかえお洋服＆こもの』『刺繍で楽しむ いわさきちひろの世界』（いずれも日東書院本社刊）などがあり、その著作は750冊を超えています。

制作のねらい

寺西氏による制作の意図は、遊びを通じて「考えることは楽しい」という感覚を育てることにあります。遊びながら学べる構成を重視し、子どもたちの未来が明るくあることを願って一冊一冊丁寧に作られています。

シリーズ全体としてはギフトブックの精神を引き継ぎ、贈り物としての価値も意識した企画になっています。低価格でありながら充実した中身と携帯性を両立させる点がポイントです。

購入情報と製品仕様の整理

書籍情報と購入方法、仕様を以下に整理します。オンラインショップでの購入リンクも公表されていますので、購入の際は下記を参照してください。

店舗陳列用の什器サイズや販売価格などの具体的データも併記しています。

上記に示した通り、仕様や流通、購入方法について具体的な情報が公開されています。携帯性の高いA6サイズと低価格、シール付きの付録構成により、ギフトやちょっとしたお出かけ用の遊び道具として活用できる点が特徴です。

この記事ではプレスリリースに基づき、発売情報、収録内容、著者情報、購入方法などを整理してお伝えしました。表にまとめた基本情報を参考に、各書誌の内容や利用の仕方を検討いただければと思います。