昭和記念公園の日本庭園ライトアップと紅葉の見どころ
ベストカレンダー編集部
2025年11月16日 16:47
秋の夜散歩2025
開催期間:10月30日〜11月30日
夕暮れに浮かぶ紅葉と水鏡――国営昭和記念公園の夜景が見頃
一般財団法人 公園財団 Parks Japan.F が発表したプレスリリースによると、国営昭和記念公園(東京都立川市・昭島市)で開催中の「黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩2025」が、10月30日(木)から11月30日(日)までの期間で実施されている。プレスリリースは2025年11月16日13時30分付で、園内の主要スポットがライトアップされ、紅葉のピークを迎えていることを伝えている。
なかでも首都圏で戦後最大規模となる約6ヘクタールの日本庭園は、モミジやカエデ類が見頃を迎え、赤や橙に染まった庭園の配置と建築物が池面に反射する景観が見どころとされる。撮影日としてプレスリリースに記載された画像情報も複数あり、清池軒裏(11/12撮影)、木橋付近(11/15撮影)、水面に反射する清池軒と歓楓亭(11/15撮影)など、現地の状況を示す日付が明記されている。
ライトアップの対象スポットと演出の詳細
ライトアップは園内の紅葉の主要スポットを中心に行われる。対象となるのはカナールイチョウ並木、かたらいのイチョウ並木、そして日本庭園だ。特に日本庭園は面積が広く、庭園内の至る所で色づいた木々と池の反射が連動した景観が生まれる点が特徴である。
加えて、和傘や風鈴を用いた演出、和傘の無料貸出など、和の要素を取り入れた演出が行われている。ライトアップされた約300本のモミジや松の雪つりといった四季折々の造園技術を活かした見どころが点在し、風のない日には光と色彩が池面に鮮やかに映り込む。
具体的な演出と鑑賞ポイント
園側は訪問者が撮影や鑑賞をしやすいように、フォトスポットを配置している。和傘を用いた演出は撮影用の自撮りスポットとも連動しており、無料貸出により手ぶらで和の雰囲気を楽しめるように配慮されている。
盆栽苑でもライトアップを実施している点は特記事項である。2004年11月に整備され、我が国初の国営の本格的盆栽展示施設として位置づけられる「盆栽苑」は、開苑から20周年を迎えた昨年に初めてライトアップを実施し好評を博したため、今年もライトアップを継続している。展示されている盆栽は国風盆栽展クラスの名品が並び、光の色やライティングには特に工夫が施されている。
開園時間、入園料、ライトアップ鑑賞券の取り扱い
イベント全体の開催期間は10月30日(木)~11月30日(日)で、通常の開園時間は9:30~21:00。ライトアップの点灯時間は16:30~20:30である。公園入園料や日本庭園ライトアップ鑑賞券の料金体系、販売方法、注意事項については以下に整理する。
公園入園料は大人(高校生以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下は無料である。ただし、夜間の日本庭園の観賞には別途「日本庭園ライトアップ鑑賞券」が必要となる点に注意が必要だ。
- 窓口券(こもれびの家で当日販売)
- 大人・シルバー:1,300円
- 中学生以下:700円
- 未就学児:無料
- 日本庭園鑑賞券(専用予約サイトで事前販売)
- 大人:1,300円
- シルバー:1,300円
- 中学生以下:600円
- 入園セット券(専用予約サイトで事前販売)
- 大人:1,600円(通常価格1,650円)
- シルバー:1,410円
- 中学生以下:販売なし
専用予約サイトでの事前販売については、販売数が上限に達した場合、窓口での当日券は販売されない旨が明記されている。また、日中および10/30・31に関しては公園入園料のみで日本庭園のライトアップが鑑賞できる期間が設定されている点が例外として示されている。
夜間開園エリアと交通・駐車に関する注意
夜間に開園するエリアは以下のとおりである:立川口ゲート、西立川口ゲート、立川口駐車場、西立川口駐車場、カナール、かたらいのイチョウ並木、日本庭園。これらのエリアで夜間のライトアップイベントを鑑賞できる。
一方で、砂川口駐車場、砂川ゲート、昭島ゲート、玉川上水ゲートは16:30で閉門するため、日中から来園する場合は16:30までに車・自転車を指定の場所に移動して夜間開園エリアへ移動する必要がある。サイクリングコースは夜間利用できない点も明記されている。詳細はイベントページまたは秋の夜散歩特設サイトを参照することが求められる。
- 夜間開園エリア:立川口ゲート、西立川口ゲート、立川口駐車場、西立川口駐車場、カナール、かたらいのイチョウ並木、日本庭園
- 閉門(16:30):砂川口駐車場、砂川ゲート、昭島ゲート、玉川上水ゲート
- サイクリングコース:夜間は利用不可
現地の撮影情報、展示の写真情報、運営体制と問い合わせ窓口
プレスリリースには複数の撮影日が記載され、現地の状況を具体的に示している。例として清池軒裏の紅葉(11/12撮影)、木橋付近(11/15撮影)、盆栽苑内のモミジ(11/12撮影)、もみじ(清玄)(11/12)やカナール(11/15撮影)などが挙げられる。これらはライトアップや色づきの状態を示す記録として紹介されている。
運営管理は昭和記念公園パークス共同体が担当し、代表企業は一般財団法人公園財団、構成員に西武造園株式会社が名を連ねる。問い合わせ先としては国営昭和記念公園管理センター 広報チームが案内されており、住所、電話番号が公開されている。
- お問い合わせ先
- 国営昭和記念公園 管理センター 広報チーム
- 住所:〒190-0014 東京都立川市緑町3173
- 電話:042-528-1751(代表)
公式情報は公園の公式ホームページおよびSNSでも随時案内されている。公式サイトのURLは https://www.showakinen-koen.jp/、SNSアカウントとしてX(Twitter)、Instagram、Facebookが挙げられている(それぞれプレスリリースに記載のURLを参照)。
要点の整理と来園前のチェックリスト
ライトアップの実施時間、入園料、鑑賞券の必要性、夜間開園エリア、駐車場やゲートの閉門時間、事前販売の注意点など、来園前に確認すべきポイントが複数ある。以下の表に、この記事で触れた主な情報を整理する。
表中の金額や時間、期間はプレスリリースに基づくものであり、訪問前に公式サイトや特設ページで最新情報を再確認することを推奨する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩2025 |
| 開催期間 | 2025年10月30日(木)~2025年11月30日(日) |
| 開園時間 | 9:30~21:00(ライトアップは16:30~20:30) |
| 公園入園料 | 大人(高校生以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下無料 |
| 日本庭園ライトアップ鑑賞券(窓口) | 大人・シルバー1,300円、中学生以下700円、未就学児無料(こもれびの家で当日販売) |
| 日本庭園鑑賞券(事前販売) | 大人1,300円、シルバー1,300円、中学生以下600円(専用予約サイト) |
| 入園セット券(事前販売) | 大人1,600円(通常1,650円)、シルバー1,410円(中学生以下の販売なし) |
| 夜間開園エリア | 立川口ゲート、西立川口ゲート、立川口駐車場、西立川口駐車場、カナール、かたらいのイチョウ並木、日本庭園 |
| 閉門(16:30) | 砂川口駐車場、砂川ゲート、昭島ゲート、玉川上水ゲート |
| 日本庭園の特徴 | 約6ヘクタール、約300本のモミジがライトアップで見頃。池への反射による水鏡の景観や盆栽苑のライトアップも実施 |
| 運営管理 | 昭和記念公園パークス共同体(代表:一般財団法人公園財団、構成員:西武造園株式会社) |
| 問い合わせ | 国営昭和記念公園 管理センター 広報チーム(住所:〒190-0014 東京都立川市緑町3173、電話:042-528-1751) |
| 公式情報 | https://www.showakinen-koen.jp/(公式サイト)、各種公式SNS(X、Instagram、Facebook) |
以上がプレスリリースに基づく詳報である。夜間の鑑賞には鑑賞券や時間帯、入園経路の確認が必要であるため、来園前に公式のイベントページおよび秋の夜散歩特設サイトで最新の情報、予約状況、注意事項を確認することが望ましい。