30代のキャリアチェンジ、4割が受け入れ6割が評価
ベストカレンダー編集部
2025年11月17日 11:35
30代キャリア受け入れ調査
開催期間:10月10日〜10月22日
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30代のキャリアチェンジに対する企業の現在地:4割が受け入れ、評価は6割
株式会社学情が2025年10月に実施した企業・団体の人事担当者を対象とするインターネット調査では、30代のキャリアチェンジ(異業界・異職種からの転職)に関する企業の姿勢が明確になりました。「受け入れている」企業は40.1%で、約4割の企業が積極的に30代のキャリアチェンジ転職者を受け入れていることが示されています。
一方で、全く受け入れていない企業は少数にとどまり、「受け入れていない」は8.0%」にとどまっています。多くの企業は応募者や募集ポジションごとに受け入れ可否を判断する柔軟な対応を取っていることが読み取れます。
受け入れ可否の内訳と企業コメント
調査結果の内訳は以下の通りです。「受けている」40.1%、「応募者ごとに受け入れ可否を判断している」34.4%、「募集ポジションごとに受け入れ可否を判断している」17.6%、「受け入れていない」8.0%です。応募者のスキルや意欲、募集ポジションの特性に応じて個別に判断されるケースが多い点が特徴です。
企業側の自由回答には、応募者の意欲やチャレンジ精神を重視する声のほか、一定の覚悟やミスマッチ回避の観点から慎重に見極める姿勢も複数見られました。以下は寄せられた代表的な声です。
- 「チャレンジ精神を評価したい。向上心も期待できる」
- 「意欲があれば他業界からの転職でも歓迎」
- 「30代はまだ若くキャリアを変えることは良いこと」
- 「前向きにチャレンジできているなら経験が活かせると思う」
- 「キャリアチェンジは否定しないが、並々ならぬ覚悟が必要。その覚悟があるかどうかは見る」
- 「ミスマッチは一定数避けられないので、方向転換できる道があるのは良いこと」
30代のキャリアチェンジを評価する企業の割合とその理由
「30代のキャリアチェンジを評価するか」という問いに対し、「評価する」30.2%、「どちらかと言えば評価する」30.0%を合わせると、合計で60.2%が評価的な見方を示しました。これに対し「評価しない」は1.0%、「どちらかと言えば評価しない」を含めても4.9%にとどまります。
評価する理由としては、チャレンジ精神や向上心、意欲の高さを期待する点が多く挙げられています。即戦力だけでなく、異業界からの視点や多様な経験を組織に取り込むことをメリットと見る企業が一定数あることが示唆されます。
評価の背景にある視点
評価の背後には複数の観点があります。経験を重視しつつも、柔軟性や学習意欲を重視する姿勢が見られます。企業は即戦力性と合わせて、将来的な育成や組織適合性も考慮して判断しています。
一方で「覚悟の確認」や「ミスマッチのリスク」を指摘する意見もあり、ポジションや業務内容により受け入れのハードルが変わることは押さえておく必要があります。
- 評価する企業の主な期待
- チャレンジ精神、向上心、異業界の視点の導入、経験の応用
- 評価を躊躇する理由
- 職務適合性の不確実性、覚悟の有無、ミスマッチの発生可能性
30代キャリア採用の手法:エージェントと求人サイトが中核
30代のキャリア採用で企業が実際に利用している手法を見ると、「エージェント(人材紹介)」64.9%、「求人サイト」58.4%がいずれも6割前後に上り、採用チャネルの中心であることが分かります。複数回答可の設問であり、採用活動において複数チャネルを併用する傾向が見て取れます。
それに続く手法としては、「リファラル採用」36.2%、「ダイレクトリクルーティングサービス」30.0%、「合同企業セミナー/イベント」26.3%が挙がっています。企業側は多様な手段を組み合わせることで、ターゲット人材との接点を増やしていると考えられます。
採用手法ごとの特徴と企業活用のポイント
エージェントは候補者のスクリーニングやミスマッチ軽減の支援、求人サイトは広く母集団を集める役割があります。リファラルは社内の信頼ある推薦による採用、ダイレクトリクルーティングは採用側から候補者に直接アプローチする手法、合同イベントは企業ブランドを示す場として機能します。企業は採用目的やポジション特性に応じて最適な組み合わせを選択しています。
- エージェント(人材紹介): 64.9%
- 求人サイト: 58.4%
- リファラル採用: 36.2%
- ダイレクトリクルーティングサービス: 30.0%
- 合同企業セミナー/イベント: 26.3%
調査概要と株式会社学情の事業概要、関連情報
本調査は株式会社学情が実施したもので、調査期間は2025年10月10日~2025年10月22日です。有効回答数は387件、対象は企業・団体の人事担当者で、Web上でのアンケート調査により集計されています。数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位まで表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある点が注記されています。
株式会社学情は東証プライム上場、経団連加盟企業であり、2004年から「20代通年採用」を提唱しています。主要サービスには会員数260万人の20代向け転職サイト「Re就活」(2019年~2025年 東京商工リサーチ調査 20代向け転職サイト 第1位)や30代向けダイレクトリクルーティングサービス「Re就活30」、会員数60万人のスカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」などがあり、20代・30代の採用を総合的に支援しています。
- 調査機関
- 株式会社学情
- 調査期間
- 2025年10月10日~2025年10月22日
- 調査対象
- 企業・団体の人事担当者(有効回答数387件)
- 調査方法
- Web上でのアンケート調査
学情は「合同企業セミナー(転職博・就職博)」の運営や、2019年に外国人材の就職・採用支援サービス「Japan Jobs」を立ち上げるなど、若手人材の採用に関する多様なサービスを展開しています。創業は1976年、資本金15億円、加盟団体として一般社団法人日本経済団体連合会などに参加しています。詳細は以下の関連リンクで確認できます。
関連リンク: https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/report/251117/
調査結果の要点まとめ
以下の表に本稿で取り上げた主要な数値・事実を整理します。本文で示した調査結果、採用手法の比率、調査概要、企業情報を一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査実施者 | 株式会社学情 |
| 調査期間 | 2025年10月10日~2025年10月22日 |
| 調査対象 | 企業・団体の人事担当者(有効回答数387件) |
| 30代キャリアチェンジの受け入れ状況(内訳) | 受けている: 40.1%、応募者ごとに判断: 34.4%、募集ポジションごとに判断: 17.6%、受け入れていない: 8.0% |
| 30代のキャリアチェンジを評価する割合 | 評価する: 30.2%、どちらかと言えば評価する: 30.0%(合計60.2%)/評価しない合計: 4.9%(評価しない:1.0%) |
| 30代キャリア採用の主な手法(複数回答) | エージェント(人材紹介): 64.9%、求人サイト: 58.4%、リファラル: 36.2%、ダイレクトリクルーティング: 30.0%、合同企業セミナー/イベント: 26.3% |
| 備考 | 数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位まで表記。択一式回答の合計が100.0%にならない場合あり。 |
以上が学情の調査に基づく、30代のキャリアチェンジに関する企業側の現状です。調査は企業側の受け入れ姿勢や採用チャネルの実態を示しており、30代の転職市場における受容性や採用実務の傾向を理解するための有用なデータとなります。