11月22日放送：奥田民生×吉川晃司 武道館ライブ特集

広島で育まれた邂逅が結実したユニットの誕生と歩み

株式会社WOWOWが2025年11月17日18時00分に発表したプレスリリースによると、奥田民生と吉川晃司という日本のロックシーンを代表する二人は、共に1965年に広島で生まれ育ったという共通のルーツを持ちながら、長らく直接の接点がなかった。ここ数年、各地のフェスでの邂逅を重ね、酒席での会話を経て意気投合。還暦を迎えるタイミングで二人はユニット結成に踏み切り、奇跡のユニット名を“Ooochie Koochie（オーチーコーチー）”と名付けた。

結成発表は2025年2月26日。以後、積極的にメディアに登場し、3曲の配信シングルと1枚のフルアルバムをリリースした。ユニット活動は2025年を通じて旋風を巻き起こし、待望の全国ツアーは地元・広島を皮切りに7月から9月にかけて全7カ所8公演が組まれた。さらに広島での大晦日公演が追加決定するなど、スケジュールは拡大している。

結成からツアーまでの主な経緯

以下はプレスリリースで明示された活動の主要事項である。配信楽曲やアルバムについてはタイトル表記がないものの、リリース総数は記載どおりである。

出自

1965年、広島生まれの奥田民生と吉川晃司。ルーツを共有する二人の出会いが背景。

結成発表

2025年2月26日：ユニット結成発表（Ooochie Koochie）。

リリース

3曲の配信シングルと1枚のフルアルバムをリリース。

ツアー

地元広島発、2025年7月～9月にかけて全7カ所8公演。後に広島での大晦日公演を追加。

発表資料には撮影クレジットとして岸田哲平、三浦憲治、平野タカシの名が複数回記載されている。プレス向け素材として画像ダウンロードも提供されている。

日本武道館2DAYS――セットリストとステージの細部

ツアーの一旦の締めくくりとなったのは2025年9月11日・12日の日本武道館2DAYSである。会場は満員の観衆で熱気に包まれ、場内暗転ののちに二人が下手から登場して演奏を開始した。登場曲は“おちこち”で、エッジの効いたサウンドが初期から場内を支配した。続く「Do The Shuffle」は70年代ハードロックを想起させるソリッドなナンバーで、二人の声のユニゾンとギターソロの応酬が印象的だった（撮影：岸田哲平）。

演奏はジャンルを横断する展開を見せた。サンフレッチェ広島への思いを込めた「Three Arrows」は戦国大名・毛利元就の「三矢の訓」をモチーフにしたスケールあるロックオペラ的展開を持ち、会場全体へ向けたエールを送る楽曲に仕上がっていた。

• オープニング：おちこち（“おちこち”はユニット名の由来でもある「遠いところと近いところ／昔と今」を表す）
• Do The Shuffle
• Three Arrows
• GOLD（ディスコホールの趣を持つ演出）
• 片恋ハニー（作曲：奥田民生／作詞：吉川晃司）
• Dancing Queen（ABBAカバー）
• Let’s Dance（David Bowieカバー）
• マンデー
• ほか、代表曲の交換や郷愁を帯びた楽曲群

ステージ衣装や演出も多彩で、幾つものミラーボールや赤いスパンコールジャケット（奥田）とゴールドのロングジャケット（吉川）が強い視覚的印象を残した。ゲストコーラスやバッキングメンバーといった布陣も充実しており、大神田智彦（Ba）、湊雅史（Dr）、ホッピー神山（Key）、斎藤有太（Key）らの演奏が楽曲ごとのグルーヴを支えた（撮影：岸田哲平）。

歌唱交換と深まる表現の厚み

今回の公演で特に話題を呼んだのが、二人がお互いの代表曲を歌い合うパートだった。吉川の代表曲「LA VIE EN ROSE」を奥田が歌い、奥田の初期ユニコーンの代表曲「Maybe Blue」を吉川が歌う。この交感（交換）により、互いの足跡を確認するだけでなく、それぞれの楽曲に新たな解釈と息吹が与えられた。

また、「リトルボーイズ」では広島にルーツを持つ者が避けて通れない重いテーマを郷愁的なメロディで歌う場面があり、平和への祈りを込めたエンディングは強い余韻を残した。さらに「ギムレットには早すぎる」では奥田のヴォーカルのレンジの広さが際立ち、「御免ライダー」では吉川のシャウトが存在感を放った（撮影：三浦憲治）。

終盤は「ショーラー」「Rock and Roll, Hoochie Koo（KODOMO BANDによる日本語詞カバー）」「GIBSON MAN」「OK（広島東洋カープ公認応援歌）」などを畳みかけ、全員でシンガロングする形で本編が終了した。アンコールでは互いの代表曲を歌い交わす構成が再び用いられ、奥田の「さすらい」を吉川が歌い、吉川の「Juicy Jungle」を奥田が歌うという形で客席と一体化した。

放送・配信情報とドキュメンタリーの構成

WOWOWは本公演を含むOoochie Koochieの活動を特集する2カ月連続スペシャルを編成している。武道館公演はWOWOW独占での放送・配信とされており、放送日時・収録日・配信プラットフォームが明確に定められている。

プレスリリースに記載された放送情報は以下の通りである。各番組は放送終了後から1カ月間アーカイブ配信が行われる点にも留意されたい。

武道館公演はプレス資料のタイトルにもあるとおり、WOWOW独占放送・配信（日本国内）として案内されている。各番組は放送後にWOWOWオンデマンドで視聴可能となり、終了後1カ月間はアーカイブとして配信される。

番組詳細や追加情報は公式の番組サイトに掲載されている。番組サイトおよびドキュメンタリーの見どころ紹介は次のリンクから確認できる：

• https://www.wowow.co.jp/music/ooochie-koochie/
• https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008471.000001355.html（ドキュメンタリーの見どころ）

視聴上の注意点とアーカイブについて

本企画はWOWOWプライムおよびWOWOWライブの放送枠と、WOWOWオンデマンドでの配信を併用する。視聴にはそれぞれのチャンネル契約や配信サービスへのアクセスが必要となるため、視聴環境の事前確認が推奨される。放送・配信終了後は各番組1カ月間アーカイブ配信が行われる設定だが、視聴期間の詳細は番組ページを参照すること。

また、プレスリリースには関連ビジネスカテゴリとして「テレビ・CM」「音楽」、キーワードとして“Ooochie Koochie”“オーチーコーチー”“奥田民生”“吉川晃司”“日本武道館”などが挙げられている。プレス素材として使用できる画像ファイルのダウンロードも可能だと記載されている。

演奏者、楽曲クレジット、写真クレジットなどの詳細

ステージを支えたミュージシャンやバックコーラス、撮影クレジットについてもプレスリリースに記述がある。演奏陣はバンドメンバーの名前が明記され、コーラスやキーボードのプレイヤーもクレジットされている。

具体的には以下のメンバーやスタッフがクレジットされている：大神田智彦（Ba）、湊雅史（Dr）、ホッピー神山（Key）、斎藤有太（Key）、コーラスにChloeとmimiko。撮影クレジットは岸田哲平、三浦憲治、平野タカシが複数箇所で表記されており、プレス向けに掲載された画像はダウンロード可能としている。

主要ミュージシャン

大神田智彦（Bass）、湊雅史（Drums）、ホッピー神山（Keyboards）、斎藤有太（Keyboards）など

コーラス

Chloe、mimiko

撮影クレジット

岸田哲平、三浦憲治、平野タカシ（プレスリリース内で複数回表記）

楽曲ごとの作家クレジットも言及されており、たとえば「片恋ハニー」は作曲：奥田民生／作詞：吉川晃司となっている。カバー楽曲ではABBA「Dancing Queen」やDavid Bowie「Let’s Dance」、Rick Derringerの楽曲の日本語詞カバーなど多彩なラインナップが含まれている。

まとめ：放送情報と公演の要点一覧

ここまでの要点を整理して一覧にまとめる。放送日時や収録日、収録場所、ユニットの成り立ちや主要メンバー、提供されるコンテンツの種類（ライヴ本編、ドキュメンタリー、INVITATION番組）を網羅している。

以上がプレスリリースに基づくOoochie Koochieの結成背景、ツアーと日本武道館公演の内容、ならびにWOWOWでの放送・配信情報の要点である。各番組の詳細や追加の視聴情報、プレス素材のダウンロードについては公式番組ページおよびプレスリリースのリンクを参照されたい。