川之江小が『HADO』を体育授業に正式導入、教育効果を確認

川之江小 HADO導入

開催日:4月1日

川之江小 HADO導入
HADOって何?
AR(拡張現実)を使った新しいスポーツで、頭にヘッドセット、腕にセンサーを装着しエナジーボールやシールドで対戦するmeleap開発のテクノスポーツ。戦術性が高く身体差に左右されにくい点が特徴です。
なんで小学校の体育に導入したの?
走力や体力に依存せず参加機会が広がること、戦術づくりで対話や協働が促進されること、不登校傾向児の登校きっかけになるなど試験導入で効果が確認されたためです。

四国中央市立川之江小学校が正式採用したARスポーツ「HADO」の導入経緯と日付

株式会社meleap(本社:東京都港区、代表取締役:福田浩士)が開発・運営するARスポーツ「HADO(ハドー)」が、愛媛県の四国中央市立川之江小学校において2025年度の体育の授業として正式導入されました。プレスリリースは2025年11月18日09時00分に配信されており、これまでの試験的な活用を経て公的な教育プログラムの一部として採用された運びです。

導入に先立ち、2025年1月には公開授業が実施され、授業後に生徒たちが試合の映像を観戦・録画して振り返りを行う様子が報告されています。プレスリリースには授業内でのプレイや振り返りの光景が示されており、授業設計の一環として映像を用いた振り返りが取り入れられている点が明示されています。

四国中央市立川之江小学校がARスポーツ「HADO」を体育授業に正式導入 画像 2

導入主体とHADOの展開状況

導入主体は川之江小学校で、協働先の技術提供者は株式会社meleapです。meleapはHADOを世界39か国で展開しており、教育分野を含めて世界で2000校以上の学校への導入実績があるとされています。

プレスリリース内では、HADOの公式サイト(https://hado-official.com/)へのリンクや、関連画像素材のダウンロードについての案内も掲示されています。これにより授業のビジュアル記録や運営資料の入手が可能であることが示されています。

四国中央市立川之江小学校がARスポーツ「HADO」を体育授業に正式導入 画像 3

授業で確認された具体的効果と現場の声

学校が試験的にHADOを活用した結果、複数の教育的効果が観察され、正式導入の決定に至りました。プレスリリースは効果を四点に整理しており、それぞれの項目が授業運営や児童の学びに与えた変化が具体的に示されています。

公開授業の場面では、児童が試合後に振り返りを行い、戦略を話し合う様子が確認されています。振り返りのプロセスが授業内に組み込まれることで、単なる遊びや競技を超えた学習活動として機能している点が強調されています。

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確認された効果(4点)

  1. 運動能力に依存しない参加機会の拡大

    走力や体力に左右されない競技特性により、従来の体育で成功体験を得にくかった児童が初めて体育での達成感を得る事例が報告されています。運動が苦手な児童にも配慮された設計が、参加の敷居を下げています。

  2. 戦術づくりを通じた自然なコミュニケーションの促進

    チームでの作戦立案や役割分担を行う過程で対話が生まれ、協働学習の場としての側面が強まりました。学級運営における人間関係構築にも好影響を及ぼしているという報告があります。

  3. 不登校傾向児童の登校のきっかけ化

    心理的ハードルが低く楽しさを動機に登校につながるケースが見られ、体育が「行きたくなる理由」に変わるなど、学校生活全体への影響が確認されています。

  4. 多様な単元への応用と主体的な学びの喚起

    戦略思考や空間認識、協働学習といった領域と接続できるため、体育以外の教育目的にも応用可能であり、児童の主体的な学びに結びついていると評価されています。

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教員のコメント

西本 修平 教諭(四国中央市立川之江小学校)

「HADOは運動能力の高さに関わらず運動に親しめる点が大きな魅力です。体育に苦手意識を持つ子どもたちも楽しんでプレイしています。」

「戦術面を工夫する際に対話が活発になり、学級経営における人間関係の構築にも良い影響があります。不登校傾向の児童の登校のきっかけになった事例も見られ、年齢を超えた真剣勝負が生まれる場面もあります。」

技術的特徴と教育的価値――HADOが学びに接続する仕組み

HADOは既存のフィジカルスポーツとデジタル技術を融合させた「テクノスポーツ」です。プレイヤーはヘッドセットと腕のセンサーを装着し、AR空間上のエナジーボールやシールドを操作して対戦を行います。ルール自体はシンプルですが、陣形や役割分担、タイミングなど戦術性が高く設定されています。

この技術構成により、身体的フィジカルの差が勝敗を決めにくく、戦略や協働が勝敗に直結します。そのため、思考力・協働力・判断力を自然に育む教材としての価値が認められています。

主な技術・教育上の特徴

  • ハードウェア:ヘッドセット、腕用センサーを用いたARインターフェース。
  • ゲーム要素:エナジーボールやシールドなどシンプルだが戦略性の高い要素。
  • 学習接続:空間認識、戦略思考、協働学習といった多領域との連結が可能。
  • 展開規模:世界39か国で展開、教育機関含め2000校以上への導入実績。

また、競技としての国際的な展開(HADO WORLD CUP 2025など)も存在し、児童の学習体験を国内外の文脈と結びつけることが可能です。関連リンクとして公式サイト(https://hado-official.com/)が示されています。

導入が表彰された事実と今回のまとめ

本導入事例は、一般社団法人公民連携推進機構が実施する「地方創生AWARD」のデジタル教育導入部門でグランプリを受賞しました。表彰式は令和7年10月22日(水)に開催された「第3回公民連携推進セミナー」で行われています。

同機構は内閣府・経済産業省と連携し、令和5年5月に設立された組織で、現在420以上の自治体と連携し、国の交付金や民間企業の資金を活用して様々な取り組みを支援しています。受賞時に登壇したのは愛媛県 四国中央市教育委員会 教育長の河村 英茂氏です。

表彰と社会的意義

今回の受賞は、デジタル技術を教育現場で活用する事例として評価されたものであり、地域の教育課題に対する具体的な対策としての有効性が外部からも認められた点が注目されます。教育委員会や学校がデジタル教材を採用する際のモデルケースとしての位置づけが可能です。

プレスリリースは、HADOの開発・運営を行う株式会社meleapの企業理念や事業概要も併せて紹介しています。meleapは「誰もが楽しく身体を動かし、心も体も健康になる社会」の実現を掲げ、世界39か国以上でARアクティビティを展開している旨を公表しています。

本記事の要点を表で整理

項目 内容
導入校 四国中央市立川之江小学校(愛媛県)
導入時期 2025年度(プレスリリース日:2025年11月18日)
開発・運営 株式会社meleap(本社:東京都港区、代表取締役:福田浩士)
確認された効果 ①運動能力に依存しない参加機会の拡大 ②戦術づくりによる協働学習促進 ③不登校傾向児童の登校きっかけ化 ④多領域への応用
受賞 地方創生AWARD(デジタル教育導入部門)グランプリ、表彰日:令和7年10月22日
関連組織 一般社団法人公民連携推進機構(令和5年5月設立、420以上の自治体と連携)
公式情報 HADO公式サイト:https://hado-official.com/、meleap:https://meleap.com/meleap/public/index.php/jp

本件は、AR技術を活用したスポーツが学校教育の現場で具体的な学習効果を生んでいる事例として整理できます。プレスリリースに含まれる公開授業や教員のコメント、受賞情報、運営企業の概要、関連リンクおよび画像ダウンロードの案内といった全ての情報を本文に反映しました。

参考リンク: