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求人ボックス調査:7割超が抱えるキャリア不安の実態

仕事と暮らしの実態

開催日:11月19日

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仕事と暮らしの実態
自分もキャリア不安が強いけど、まず何をすればいい?
まず相談相手を見つけること。友人や家族に話すほか、転職エージェントやキャリアカウンセラーに相談し、スキルの棚卸しや求人ボックスで選択肢を可視化すると不安が和らぎます。
ワークライフバランスの重視って具体的にどう変わってるの?
調査では約半数がワークライフバランスを最優先に挙げ、20代はスキル重視も残る一方、30〜40代は家庭両立、55〜64歳は居心地や精神的安定を重視する傾向が出ています。

働き方の価値観が変わる中で見えた「キャリア不安」の実像

株式会社カカクコムが運営する求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」は、2025年11月19日(水)に、求人ボックス利用者を対象に実施した「仕事と暮らしの実態調査」の結果を発表しました。プレスリリースは同日11時00分に配信され、調査自体は2025年10月1日(水)から10月19日(日)までインターネットで行われ、調査対象は20歳〜64歳で現在「正社員」「契約社員」「派遣社員」「パート・アルバイト」として働く求人ボックス会員のうち、「正社員」に関する検索履歴がある人の回答835名です。

本調査は、「仕事と暮らしの実態白書」として2025年から年次で発表する取り組みであり、職場満足度やキャリア観、スキル、金銭面の不安など幅広いテーマを継続的に把握・発信していくことが明記されています。調査結果は複数の観点から集計・分析され、ワークライフバランスの重視、年齢に伴う転職不安、相談先の有無が不安感に与える影響など、多面的な示唆を含んでいます。

求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」、「仕事と暮らしの実態調査」の結果を発表 画像 2

ワークライフバランスを重視する志向と年代別の違い

「キャリアで最も重視すること」を尋ねた設問では、最も多かった回答がワークライフバランス(346票)で、全体の約半数を占めました。次いで「居心地の良さ」(271票)、「スキルアップ」(89票)が続き、かつてキャリアの象徴と考えられてきた「出世・昇進」(41票)は上位に入らない結果となりました。

この結果は、成果や昇進よりもプライベートの充実や職場での居心地、精神的な満足を重視する価値観が広がっていることを示しています。以下に年代別の傾向をまとめます。

求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」、「仕事と暮らしの実態調査」の結果を発表 画像 3

年代別の特徴

20代では「スキルアップ」や「出世・昇進」の割合が他年代よりやや高く、成長志向が比較的強い一方で、ワークライフバランスも4割を超えるなど成長志向と安定志向の二面性が見られます。30代〜40代前半では家庭や育児との両立を意識したワークライフバランス志向が強く、約半数がそれを重視しています。55〜64歳のシニア層では「居心地の良さ」が最多(40.7%)となり、精神的な安定を重視する傾向が明確です。

  • ワークライフバランス:346票(約半数)
  • 居心地の良さ:271票
  • スキルアップ:89票
  • 出世・昇進:41票
求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」、「仕事と暮らしの実態調査」の結果を発表 画像 4

「キャリア不安」の規模と要因—年齢上昇で強まる傾向

キャリアの不安の強さを0〜10点で評価してもらった結果、全体平均は7.2点と高水準でした。「非常に不安(9〜10点)」と「かなり不安(7〜8点)」を合わせた強い不安層は全体の7割を超えており、多くの働き手が不安を前提にキャリアを考えている実態が浮かび上がっています。

年代別では、中高年層で不安が特に強く、55〜64歳が平均7.6点で最も高く、次いで35〜44歳が7.5点、45〜54歳が7.4点と、年齢が上がるにつれて不安が増す傾向が確認されました。

求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」、「仕事と暮らしの実態調査」の結果を発表 画像 5

雇用形態別の不安スコア

雇用形態別に見ると、意外にも正社員の不安スコアが最も高く7.4点でした。安定と見なされる正社員といえども、終身雇用モデルの揺らぎや企業の将来性に対する不確実性から、構造的な不安を抱えている可能性が示唆されています。

  1. 全体平均:7.2点
  2. 55〜64歳:7.6点
  3. 35〜44歳:7.5点
  4. 45〜54歳:7.4点
  5. 正社員(雇用形態別最高):7.4点
求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」、「仕事と暮らしの実態調査」の結果を発表 画像 6

不安の中身と相談の有無がもたらす差

「キャリアで最も不安に感じること」のトップは『年齢が上がるほど転職しにくくなること』(299票)でした。次いで『今の仕事・会社に将来性がない』(253票)、『自分のキャリアの方向性が定まらない』(235票)が上位を占め、将来の見通しに対する不安が中心にあることが確認されました。

年代別では、20代で「キャリアの方向性が定まらない」といった“キャリア迷子”状態が目立ち、35〜44歳で「年齢による転職難」がトップ要因になるなど、年齢に伴う不安の変化が明確です。45歳以上では「年齢」が最大の懸念事項となる傾向がさらに顕著になります。

求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」、「仕事と暮らしの実態調査」の結果を発表 画像 7

相談先の有無と不安の差

キャリア不安を誰かに相談できるかを尋ねたところ、相談先が「いない」人が約7割を占めました。相談先の有無が不安スコアに与える影響は明確で、相談先がない人の平均不安スコアは7.6点、相談先がある人は6.6点と、約1.0ポイントの差が出ています。

相談先がない人における不安の内訳を見ると、「非常に不安を感じている」(9〜10点)が32.6%、「かなり不安を感じている」(7〜8点)が40.9%で、合わせて7割超が高い不安感を示しており、孤立が不安を増幅している実態がうかがえます。

  • 相談先がない人の平均不安スコア:7.6点
  • 相談先がある人の平均不安スコア:6.6点
  • 「非常に不安」+「かなり不安」=相談先がない人で7割超(32.6%+40.9%)
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誰に相談しているか

相談先としては友人や親族が中心で、専門家に相談する割合は比較的低いことがわかりました。具体的には「友人」32.3%、「親族」21.8%、「転職エージェント」10.4%、「キャリアカウンセラー」8.1%となっています。専門的支援の利用は1割前後にとどまり、相談先が限られている点が課題として残ります。

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求人ボックスの立ち位置と今回調査の意義

求人ボックスはサービス開始から10周年を迎えた2025年にブランドリニューアルを実施し、新しいブランドメッセージ「あなたの明日が、詰まってる。」を掲げています。求人掲載数は2,000万件以上、検索条件の細かな指定や会員向けのパーソナライズ、プロフィール保存や転職サポート機能などを備え、2025年9月実績で月間1,200万人以上が利用しています。

求人ボックスは本調査を通じ、働き手の価値観の変化や不安の実態を可視化することで、求人情報だけでなく意思決定を支えるコンテンツ提供の必要性を示しています。求人ボックスカンパニー事業企画部長・小島塁氏は総評として、成果重視から生活の質や精神的充足を優先する価値観の変容と、同時に年齢や将来性に関する強い不安が同居している点を指摘しています。

求人ボックス公式サイト
https://求人ボックス.com/
求人ボックスジャーナル(関連記事)
https://求人ボックス.com/journal/

調査の概要と主要データの整理

以下に本記事で紹介した主要な調査結果と関連情報を表形式で整理します。数値はプレスリリースに基づき、回答数や割合、平均点を含めて記載しています。記事中で触れた調査手法や対象条件についても同時に示します。

項目 内容
プレスリリース発表日時 2025年11月19日 11時00分
調査期間 2025年10月1日(水)~10月19日(日)
調査対象 求人ボックス会員のうち「正社員」に関する検索履歴がある人。現在「正社員」「契約社員」「派遣社員」「パート・アルバイト」として働く20~64歳の男女835名。
調査方法 インターネット調査
キャリアで最も重視すること(上位) ワークライフバランス:346票、居心地の良さ:271票、スキルアップ:89票、出世・昇進:41票
キャリア不安の平均(全体) 7.2点(0~10点)
不安が強い年代(平均点) 55~64歳:7.6点、35~44歳:7.5点、45~54歳:7.4点
雇用形態別最高不安 正社員:7.4点
キャリアで最も不安な点(上位) 年齢による転職困難:299票、会社の将来性:253票、キャリア方向性:235票
相談先の有無 相談先がいない人:約7割、相談先がある人:約3割
相談先の有無が与える不安差 相談先なしの平均不安:7.6点、相談先ありの平均不安:6.6点(差=約1.0ポイント)
相談先の内訳(主なもの) 友人:32.3%、親族:21.8%、転職エージェント:10.4%、キャリアカウンセラー:8.1%
求人ボックスの主要データ 求人掲載数:2,000万件以上、月間利用者:約1,200万人(2025年9月実績)、ブランドメッセージ「あなたの明日が、詰まってる。」
運営会社 株式会社カカクコム(所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 デジタルゲートビル、代表取締役:村上 敦浩)

本調査は労働者の価値観の変化と、それに伴う不安の構造を明確にしています。特に相談先がないことが不安感を高める要因として示されており、個々が納得感のある選択を行うための情報提供やサポートの重要性が示唆されます。詳細な調査資料や関連コンテンツは求人ボックスのジャーナルで参照できます(https://求人ボックス.com/journal/)。