東京メトロ、11月26日幕張で技術とサービスを展示

東京メトロ鉄道技術展出展

開催期間:11月26日〜11月29日

東京メトロ鉄道技術展出展
展示で具体的に何が見られるの?
維持管理支援、旅客サービス向上、コスト削減、人材開発の4分野で、DX化、3D計測、混雑緩和、施工短縮技術や研修プログラムの実機展示とステージ解説が見られる。
一般の人でも行ける?行く価値あるの?
主に鉄道・インフラ関係者向けだが、会期中のステージや展示は一般来場でも見られることが多い。入場条件や事前登録の有無は公式サイトで確認して。

幕張メッセで披露される、東京メトロの現場ノウハウを活かした技術とサービス

東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:小坂 彰洋)は、2025年11月26日(水)から11月29日(土)に幕張メッセで開催される第9回鉄道技術展2025に出展します。本出展は、日常の鉄道運営で蓄積されたノウハウを基に実用化・検証を進めてきた技術やサービスを一堂に紹介するものです。

このプレスリリースは2025年11月19日14時00分に公表されており、出展内容は「維持管理支援」「旅客サービス向上」「コスト削減」「人財開発」の4つのカテゴリーに分類されています。出展期間中にはブースでの展示のほか、詳細を解説するステージイベントも予定されています。

東京メトロの鉄道運営ノウハウで培った新たな技術やサービスを第9回鉄道技術展2025で展示します! 画像 2

出展の基本情報 ― 会期・会場・アクセスと公開情報

開催期間は2025年11月26日(水)~11月29日(土)で、開場時間は原則として10:00~17:00ですが、最終日の29日(土)は16:30までとなります。詳細情報は鉄道技術展公式サイト(http://www.mtij.jp/)で確認できます。

会場は幕張メッセ(JR海浜幕張駅から徒歩約5分)です。会場アクセスの利便性を活かし、多くの鉄道事業者・インフラ関連企業、技術者が来場する想定で出展内容が構成されています。

公表された素材と参照先

東京メトロは出展にあたり、ブースイメージを含む広報素材を公表しています。展示内容の詳細は専用紹介ページ(www.tokyometro-techsolutions.jp)にも掲載され、会期前後を通じて技術解説や導入事例が確認できるようになっています。

出展の告知には代表者名や会社所在地などの基本情報も明記されています。正式名称は東京地下鉄株式会社で、本社所在地は東京都台東区、代表取締役社長は小坂彰洋です。

展示の4つのカテゴリーと具体的な取り組み

東京メトロは、将来の労働力不足やお客様に寄り添ったきめ細やかなサービス、技術伝承に対応するために、効率的な事業運営、快適性・利便性の向上、人財育成に取り組んできました。今回の展示は、その取り組みのうち効果が確認されているものを中心に紹介します。

以下に出展する4つのカテゴリーごとに、具体的な技術・サービスを整理して示します。各項目は実際の業務導入・検証の実績を基に構成されています。

維持管理支援

維持管理支援カテゴリーでは、保守管理業務のDX化や3D計測技術を活用した業務効率化を展示します。これらは点検作業の省力化やデータによる状態把握の精緻化を目的としています。

具体的には、現場データのデジタル化、点検記録の一元化、3Dレーザースキャナーやフォトグラメトリを使った構造物の計測・解析などのソリューションが含まれます。これにより保守周期の最適化や故障予兆の早期発見が期待できます。

  • 保守管理業務のDX化:点検記録のデジタル化、データ連携による業務効率化
  • 3D計測技術:構造物や設備の高精度計測による維持管理の高度化

旅客サービス向上

旅客サービス向上では、快適な移動を支援する各種システムや企画乗車券などの販売網拡大ソリューションを紹介します。目的は移動利便性の向上と顧客満足度の改善です。

展示項目には、案内表示や混雑緩和技術、駅施設や車内でのサービス改善、販売チャネル拡大のための企画乗車券の取り扱い・管理手法などが含まれます。これらは既に導入・試行され、効果が確認されています。

案内・案内表示システム
利用者の動線や混雑情報に基づく案内精度の向上を図るシステム。
販売網拡大ソリューション
企画乗車券の販売チャネル多角化やデジタル販売手法の導入。

コスト削減

コスト削減では、特に土木工作物の工期短縮技術など、施工期間の短縮および運用コストの低減につながる技術を展示します。インフラの長寿命化と施工効率の両立を目指す取り組みです。

具体的には、施工手順の最適化やプレファブリケーションの活用、現場での効率化を支援する施工管理ツールなどが紹介されます。これらは現場負荷の軽減と列車運行への影響低減にも寄与します。

人財開発

人財開発のカテゴリーでは、国内外の研修サービス等を中心に取り扱います。技術継承や技能伝承のための教育プログラムと研修コンテンツが展示されます。

内容には、オンサイト研修、eラーニング、実践に即した訓練メニューや海外研修プログラムの紹介が含まれ、次世代技術者の育成とノウハウ継承の支援を目的としています。

ブース構成とステージイベント、参照先

当社ブースでは4つのカテゴリー別にゾーニングし、来場者が用途や課題に応じて技術・サービスを比較できるように構成されます。各ゾーンには実機展示やデモ、パネル展示が配置されます。

また、展示の理解を深めるためのステージイベントが開催されます。ステージイベントでは各技術の詳細説明や導入事例の紹介が行われ、来場者が具体的な適用イメージを掴めるように設計されています。

  • 展示ゾーン:維持管理支援、旅客サービス、コスト削減、人財開発の4ゾーン
  • ステージイベント:技術解説、導入効果の報告、質疑応答
  • 参考情報:出展の詳細は紹介ページ(www.tokyometro-techsolutions.jp)で公開

技術の適用対象と期待効果

展示する技術・サービスは主に鉄道事業者やインフラ事業者を対象としており、インフラ維持、業務効率化、サービス向上の各分野での適用が想定されています。導入により保守負担の軽減、顧客サービスの高度化、施工コストの低減、人材育成の強化が期待されます。

これらの取り組みは、AI、センシング技術、ロボティクスなどの最新技術を活用し、DXの推進とサービスの向上を図る点が共通の特徴です。

展示内容の要点を表で整理

以下の表は、本記事で紹介した出展要旨を分かりやすく整理したものです。会期、会場、出展カテゴリー、主な技術・サービス、参照サイトなどを網羅しています。

項目 内容
主催者(出展者) 東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:小坂 彰洋)
公表日時 2025年11月19日 14:00
イベント名 第9回 鉄道技術展2025
開催期間 2025年11月26日(水)~11月29日(土) 10:00~17:00(29日は16:30まで)
開催場所 幕張メッセ(JR海浜幕張駅から徒歩約5分)
出展カテゴリー 維持管理支援 / 旅客サービス向上 / コスト削減 / 人財開発
主な展示内容(例) 保守管理業務のDX化、3D計測技術、案内・混雑緩和システム、企画乗車券の販売網拡大、土木工期短縮技術、国内外研修サービス
ステージイベント 出展技術の詳細解説、導入事例紹介、質疑応答
参照サイト 鉄道技術展公式:http://www.mtij.jp/
紹介ページ:www.tokyometro-techsolutions.jp

本記事では、東京メトロが第9回鉄道技術展2025で提示する出展方針と具体的な技術・サービスの内容を整理して紹介しました。出展により、鉄道事業を含むインフラ分野の維持管理・運営面での課題解決やサービス向上につながる示唆が得られる構成になっています。