UnityとEpic協業、Unity製ゲームをフォートナイトで公開
ベストカレンダー編集部
2025年11月20日 10:19
Unity×Epic相互運用発表
開催日:11月19日
UnityとEpicが示した相互運用の方向性 — 発表の要点と背景
2025年11月19日、UnityとEpic Gamesは協業に関する重要な発表を行った。Unity Japan が配信したプレスリリース(配信日時:2025年11月19日 18時22分)によれば、Unityで開発されたゲームをEpicが運営する『フォートナイト』に展開できるようにする取り組みが発表された。『フォートナイト』は世界で5億以上の登録アカウントを抱える大規模なゲームエコシステムであり、Unityの開発者はこのプラットフォーム上で自らの作品を公開し、フォートナイトのクリエイターコミュニティに参加できるようになる。
同日のUnity年次開発者会議「Unite」では、Unityが自社のクロスプラットフォーム・コマースプラットフォームをUnreal Engineに対応させることも発表された。これにより、Unreal Engineを利用する開発者は、PC、モバイル、ウェブを横断する形でデジタルカタログや決済プロバイダーの選択、ウェブショップの管理、価格設定、プロモーション、ライブ運営(ライブオペレーション)までをより多様な選択肢の下で実行できるようになるとしている。提供開始は来年初頭を予定している。
フォートナイトへの展開で変わるクリエイターの選択肢
発表では、Unityで構築したゲームやインタラクティブ体験を『フォートナイト』上で公開することが可能となる点が強調された。これにより、Unity開発者は既存のプレイヤー基盤へ直接アクセスする機会を持ち、フォートナイトのクリエイターコミュニティの一員として活動できる。
プレスリリースでは具体的な技術仕様や導入手順、審査プロセスの細部については言及されていないが、開発者側にとっては配信先の拡大とプレイヤー接点の拡充が期待される。以下は今回の発表内容を整理した項目である。
- 対象
- Unityで開発されたゲームやインタラクティブ体験
- 展開先
- 『フォートナイト』のプラットフォーム(フォートナイト クリエイターコミュニティ)
- 期待される効果
- 大規模なユーザー基盤へのアクセス、クリエイターコミュニティへの参加機会
- 時期
- 発表では追加情報は来年に発表予定とされている(具体的なローンチ日や段階的導入の有無は今後の発表を参照)
クリエイターに向けた実務的な意義
フォートナイトのエコシステムに作品を展開できることは、ユーザー獲得チャネルの多様化に直結する。Unity開発者は自社のタイトルを別の大規模プラットフォームで展開することで、プレイヤー層の拡大、マネタイズの機会増、コミュニティ運営の幅が広がる可能性がある。
ただし、展開にあたっての統合プロセス、配信フォーマット、収益分配、運営ポリシーの適用範囲などは、両社の今後の発表で明らかになる。発表文は将来の見通しに関する記述を含み、実際の結果は異なる可能性があることを明示している。
UnityのコマースプラットフォームがUnrealをサポートする意義と機能
Uniteで公開されたもう一つの重要点は、Unityのクロスプラットフォーム・コマースプラットフォームがUnreal Engineをサポートするという発表である。これにより、Unreal Engineの開発者はUnityの提供するコマース機能を利用できるようになり、販売や運営の選択肢が増える。
プレスリリースは、対応対象をPC、モバイル、ウェブに明示しており、機能面ではデジタルカタログ、決済プロバイダーとの連携、ウェブショップの管理、価格設定、プロモーション、ライブ運営(ライブオペレーション)の管理が含まれる点を挙げている。提供開始は来年初頭に予定されているが、具体的な日付や対応国・地域、料金体系、技術要件などの詳細は今後発表される。
- カバーされる機能:デジタルカタログ、決済プロバイダー、ウェブショップ管理、価格設定、プロモーション、ライブ運営の管理
- 対応プラットフォーム:PC、モバイル、ウェブ
- 提供開始見込み:来年初頭
経営層のコメント
Unity 社長兼 CEO のマット・ブロンバーグは、「世界中のゲーム開発者により多くの機会を創出するために Epic Games とパートナーシップを組めることを嬉しく思います。選択肢とオープンなシステムは、ゲームエコシステム全体の成長を促します。」と述べている。
一方、Epic Games 創業者兼 CEO ティム・スウィーニーは「ウェブの黎明期と同様に、企業はオープンなメタバースを相互運用性と公平性を備えた形で構築するために協力し合う必要があると考えています。Unityと共に、開発者が楽しいゲームを作り、より大きなオーディエンスに届け、成功を収められるよう支援します。」と述べ、相互運用性とオープン性を重視する姿勢を示している。
Uniteでの発表の環境と法的表記、企業紹介
発表はUnityの年次開発者会議「Unite」で行われた。Uniteは1,500名以上の開発者に対して技術セッション、ネットワーキング、実践的な学びの場を提供しているイベントであり、本日の基調講演は現地時間午前10時(中央ヨーロッパ時間)よりライブ配信された。録画は後日 Unity の公式YouTubeチャンネルで公開される予定である。
プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれており、Unityは計画や期待、予測に関する表現がリスク、不確実性、想定に影響される可能性を明記している。Unityの業績に影響を与える可能性のあるリスクやその他の詳細情報は、米国証券取引委員会(SEC)への提出書類及びUnityの投資家情報ウェブサイトで確認できるとされる。
- Unityについて(リリース記載)
- Unity [NYSE: U] は、モバイル、PC、コンソールから拡張現実(XR)まで、すべての主要なプラットフォームでゲームやインタラクティブな体験を創造、販売、成長させるための一連のツールを提供している。詳細は unity.com/ja を参照。
- Epicについて(リリース記載)
- Epic Gamesは1991年にティム・スウィーニーによって設立された企業で、ノースカロライナ州ケーリー市に本社を置く。『フォートナイト』や『Fall Guys』『ロケットリーグ』を運営し、Unreal Engineをはじめとする技術とサービスを提供している。
翻訳と出典
本プレスリリースは、2025年11月19日付けで配信された英語版のプレスリリースを日本語に翻訳したものである旨が明記されている。原文や追加情報はUnityおよびEpic Gamesの公式発表にて確認できる。
発表内容の実行時期や細部は将来の公表を待つ必要があるため、導入を検討する開発者や事業者は今後の正式発表やドキュメントを参照することが重要である。
本件の要点まとめ
以下に、本記事で取り上げた発表内容を整理した表を掲げる。発表日、関係企業、主要な発表項目、対象プラットフォーム、提供時期の見込みなどを一目で確認できるようにまとめた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月19日(プレスリリース配信日時:18時22分) |
| 発表企業 | Unity(NYSE: U)および Epic Games |
| 主な発表内容 | 1) Unityで開発されたゲームを『フォートナイト』に展開可能にする協業。2) Unityのクロスプラットフォーム・コマースプラットフォームがUnreal Engineをサポート。 |
| 対象プラットフォーム | フォートナイト(世界で5億以上の登録アカウント)、およびPC、モバイル、ウェブを対象としたコマース対応 |
| コマース機能の主な内容 | デジタルカタログ、決済プロバイダー連携、ウェブショップ管理、価格設定、プロモーション、ライブ運営管理 |
| 提供開始時期 | コマースプラットフォームのUnreal対応は来年初頭を予定。その他の詳細な提供時期は来年発表予定。 |
| Uniteに関する情報 | Uniteは1,500名以上の開発者が参加する年次開発者会議。基調講演は現地時間午前10時(中央ヨーロッパ時間)よりライブ配信、録画は後日Unity公式YouTubeで公開。 |
| 企業のコメント | Unity CEO マット・ブロンバーグ、Epic CEO ティム・スウィーニーの声明が発表文に掲載されている。 |
| 備考 | 本リリースは英語版の翻訳。将来の見通しに関する記述が含まれ、実際の結果は異なる可能性がある旨が明記されている。 |
表に示したとおり、本発表はプラットフォーム間の相互運用性を高める観点から、開発者にとって複数の選択肢と新たな流通チャネルを提供するものと位置づけられる。具体的な実装や運用条件は両社の今後の発表で確認する必要がある。