錦糸町のロッテシティが15周年、限定江戸切子グラス発売

錦糸町の“ものづくり”が結晶した、開業15周年記念のオリジナル江戸切子グラス

東京スカイツリー®を望むロッテシティホテル錦糸町（所在地：東京都墨田区錦糸4-6-1、総支配人：福井朋也）は、開業15周年を記念して、墨田区の伝統工芸である江戸切子を用いた「ロッテシティホテル錦糸町 15周年記念 オリジナル江戸切子グラス」を2025年11月20日（木）に発売します。本稿では商品概要、制作に関わる企業、発売に合わせた宿泊プラン等を整理して伝えます。

発表文は株式会社ロッテシティホテルによるもので、リリース日時は2025年11月20日 10:00。今回の取り組みは、ホテルが立地する“ものづくりのまち・すみだ”との連携を具体化したものです。地域の技と職人の協働によって生み出された品が、館内の意匠と結びつき、宿泊体験の一部として提供されます。

江戸切子の意匠と“すみだ”の素材感

今回のオリジナルグラスは、江戸切子の老舗である廣田硝子株式会社が完全オリジナルデザインで制作しました。透明感のあるガラスと、光の角度で表情を変える繊細なカットが特徴です。デザインにはホテル4階フロントカウンターの意匠が取り入れられており、すみだの空を思わせる色調と伝統模様が組み合わされています。

フロントカウンターはガラスの輝きと木の質感の調和を目指しており、その製作には墨田区で内装や什器を多く手掛ける株式会社間中木工所の協力がありました。ホテル側はこのカウンターを「宿泊ゲストとスタッフが初めて言葉を交わす場所」と位置づけ、その意匠である「麻の葉（あさのは）」模様をグラスデザインに採用しています。

記念グラスの仕様・販売情報と制作背景

商品名は「ロッテシティホテル錦糸町 15周年記念 オリジナル江戸切子グラス」、価格は35,000円（税込）です。発売日は2025年11月20日（木）で、販売場所はロッテシティホテル錦糸町の4階フロントエリア。木製ロゴ、商品説明カードと木枠、ディスプレイ什器は非売品となります。

制作は明治32年創業の廣田硝子株式会社が担当。廣田硝子は江戸切子や吹き硝子などの伝統的手仕事を継承し、現代のインテリアにも調和する製品づくりを行っている老舗の硝子メーカーです。展示台制作は大正13年創業の間中木工所が手掛け、木肌を生かす技術と高精度な加工でガラスの美しさを引き出す設えを用意しました。

制作協力企業の役割

廣田硝子株式会社

明治32年創業。江戸切子や和ガラスの伝統を受け継ぎ、すみだモダン認証商品も手がける老舗硝子メーカー。https://hirota-glass.co.jp/

株式会社間中木工所

大正13年創業。住まいの特注家具を一貫生産する木工所。フロントカウンターの木工作業を担当し、ガラスと木の調和を設計。https://mokkou.com/

商品はホテル限定販売で、館内のフロントエリアにて展示および販売されます。ディスプレイおよび一部木製アクセサリーは販売対象外であるため、グラス本体の購入が対象となります。

宿泊プラン「江戸切子グラス制作体験プラン（朝食付き）」の全容

オリジナルグラス発売を記念して、宿泊を通じて地域の手仕事に触れる特別プラン「【世界にひとつだけの思い出を】江戸切子グラス制作体験プラン（朝食付き）」を提供します。本プランは「泊まる、感じる、つくる」をコンセプトに、墨田区の名店と工房を巡る体験を組み込んだ内容です。

宿泊対象期間は2025年11月27日（木）〜 2026年3月31日（火）。チェックインは15:00、チェックアウトは11:00で、対象客室は全て東京スカイツリー®側の客室に限定されます。予約は以下の専用リンクから可能です。https://go-lottecityhotel.reservation.jp/ja/plans/10178928?adults=2

プランに含まれる体験とサービス

本プランは宿泊に加え、チェックアウト日の午前に江戸切子制作体験を組み込んだ内容です。チェックイン時には体験チケットやコーヒーチケットなど必要な券を人数分配布します。

• すみだモダン認証のウェルカムスイーツ（「たらふく最中」または「ARARE CAFE」のいずれかを時期に応じて提供）
• すみだ江戸切子館にて江戸切子制作体験（チェックアウト日 10:30〜12:00）
• すみだ珈琲にて本日のコーヒー＆ケーキセット
• 東京スカイツリー®側の客室での宿泊（朝食付き）

江戸切子制作体験は、墨田区認定工房「すみだ江戸切子館」が協力。切子作家や職人の指導のもと、実際にカットを行い出来上がったグラスは持ち帰ることができます。

利用条件と注意事項

本プランに関する主な注意点は以下の通りです。プランの料金には体験料金が含まれており、体験を実施しない場合でも料金の返金はありません。対象は1名または2名限定、かつ中学生以下は利用不可とされています。

1. 本プランには15周年記念オリジナル江戸切子グラスは含まれません。
2. 本プランは1名さまあるいは2名さま限定の宿泊プランです。
3. 中学生以下のお子さまはご利用いただけません。
4. ウェルカムスイーツは時期により「たらふく最中」または「ARARE CAFE」のいずれかを提供します。
5. 体験チケット、本日のコーヒー＆ケーキセット用チケットはチェックイン時に人数分をお渡しします。
6. 江戸切子制作体験で制作したグラスはお持ち帰り可能です。
7. すみだ珈琲が休業日の場合はお土産を用意する対応を行います。

制作体験は協力事業者の営業時間や運営状況に依存するため、実施時間や内容がやむを得ず変更される場合があります。予約時に詳細を確認することが推奨されます。

関連事業者と地域連携の構図

今回の取り組みはホテル単独の企画ではなく、墨田区の地域ブランド「すみだモダン」や複数の地元事業者と連携したものです。地域の職人技や産品を組み合わせることで、宿泊という体験全体を地域資源として設計しています。

協力企業・団体と役割は以下の通りです。

すみだ江戸切子館

墨田区認定工房。江戸切子の展示販売と体験を通じて伝統技術を紹介。https://www.edokiriko.net/

すみだ珈琲

自家焙煎のスペシャルティコーヒー店。江戸切子カップで提供する取り組みも行う。http://sumidacoffee.jp/

御菓子司 白樺（有限会社根本製菓）

1950年創業の和菓子店。たらふく最中を提供。https://shirakaba.site/

株式会社東あられ本鋪

明治43年創業の米菓メーカー。ARARE CAFE商品を提供。https://www.azuma-arare.co.jp/

すみだモダン

墨田区の地域プロモーション事業。ものづくり事業者による商品・活動を認証し発信。https://sumida-brand.jp/

これらの事業者や工房が相互に補い合い、宿泊者に地域の技を体感させる動線を作っています。ホテルは「ものづくりのまち すみだ」に位置する拠点として、人々の集いや体験の場を創出しています。

要点の整理と主な情報一覧

ここまで本文で取り上げた主要ポイントを表形式で整理します。価格、発売日、宿泊プランの期間や注意事項などを一目で確認できます。

ロッテシティホテル錦糸町は、下町情緒を残す錦糸町に立地し、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」直結、JR「錦糸町駅」徒歩1分のアクセスを誇ります。2025年4月に開業15周年を迎えた同ホテルは、館内に配した江戸切子の意匠や地域事業者との連携を通じて、滞在そのものを地域文化と結びつける試みを進めています。

本文で紹介した商品・プラン・協力事業者の情報は、発表資料に基づいて整理しています。購入や予約を検討する場合は、表中の予約リンクや各事業者の公式サイトで最新情報を確認してください。