OCHA NORMA×SILENT SIREN、狭山茶とワインが発売
ベストカレンダー編集部
2025年11月20日 13:35
狭山茶と日本ワイン発売
開催日:11月20日
狭山茶とアイドルが結ぶ、新たな価値創造の試み
プロジェクトの趣旨と背景
入間市は「心豊かでいられる、『未来の原風景』を創造し伝承する。」というパーパスを掲げ、官民連携による地域課題の解決に取り組んでいます。本プロジェクトは、その官民連携の窓口である「いるま未来共創ラボ」を通じて、博報堂(HAKUHODO)の提案により実現したものです。
狭山茶の主産地である入間市では、生産者の高齢化や需要減少が課題となっており、地域一体で狭山茶の振興と新たな価値創出を目指しています。博報堂の「HAKUHODOふるさとBiz」が有するクリエイティブ力と、著名アーティストとの協働によるプロデュース力を活用し、若年層への訴求や地域ブランドの再構築を図ることが狙いです。
参加者と役割
本プロジェクトには、ハロープロジェクト所属のアイドルグループ「OCHA NORMA」と、入間市内の茶業者4者が参加しています。OCHA NORMAはグループ名に「お茶の間」を意識したコンセプトを掲げ、楽曲やグッズにもお茶をモチーフにするなど、日本茶文化と親和性の高い活動を行っています。
市側の窓口は「いるま未来共創ラボ」で、未来共創政策推進室が橋渡し役を担います。博報堂はプロデュースと地域商品開発の支援、茶業者は製茶・合組・フレーバー設計を担当し、若い世代にも手に取りやすい商品づくりを行いました。
商品ラインナップと販売情報
OCHA NORMAと市内茶業者が協働して開発したオリジナル狭山茶は、若者の日常に寄り添うストーリー性のあるネーミングを採用しています。各商品はメンバーとの試飲を重ね、合組やフレーバーを共同で決定したうえで製品化されました。
商品概要は下記の通りです。発売日は令和7年11月20日(2025年11月20日)、販売価格は各1,980円(税込)です。
- 池乃屋園:001 はなび茶、002 百茶繚乱 — https://ikenoyaen.com/item/
- 坂本園:003 図書館で君と、、、。 — https://shop.sakamoto-en.com/
- 田中製茶園:004 ママ、飼ってもいい? — https://www.tanakaseichaen.jp/category/1/
- 清水園:005 無意識の美、006 シークレットガーデン -秘密の花園- — https://shimizuen.thebase.in/
各店舗の販売サイトでの購入が可能で、商品は狭山茶の産地色を生かしたフレーバー設計により、既存の茶市場とは異なる若年層の嗜好にも配慮した内容となっています。
狭山茶は商業的茶産地として日本最北に位置し、400年の歴史を持つ産地である点も商品訴求の重要な要素となっています。
SILENT SIRENと入間産葡萄が描く日本ワインの新しい領域
地域の現状とプロジェクトの目的
入間市は平成23年に「ワイン特区」に認定されていますが、市内に醸造所はなく、醸造は市外に委託している現状があります。貫井園はワイン用ぶどうの栽培を行い、年間約1,000本程度を委託醸造で生産しています。こうした背景から、人手不足や認知度向上、地域ブランド化を目的とする取り組みとして、SILENT SIRENとのコラボレーションが行われました。
このプロジェクトは博報堂の「HAKUHODOふるさとBiz」第1弾の支援のもと、地域ブランディングと商品の認知度拡大、ぶどう収穫時の人手不足解消を同時に図ることを目指しています。商品販売だけでなく、地域の魅力発信を重視した活動となっています。
活動内容と経緯
実施経緯として、SILENT SIRENのメンバーが貫井園を訪問し、ぶどう畑の見学や試飲を通じてワインづくりの現場を体験しました。訪問日は8月7日(木)で、現地での体験をもとに商品ネーミングやデザインのアイデアが生まれました。
商品のラベルデザインはBa.山内あいなさんが担当し、メンバー全員のアイデアを反映した限定ワインが開発されました。これにより、バンドのファン層を含む消費者に対する認知拡大を狙っています。
製品仕様と販売情報
ワインは「Field Youphoria(フィールド・ユーフォリア)」という商品名で、発売日は令和7年11月20日(2025年11月20日)、販売価格は各6,500円(税込)です。原料はピノ・ノワール100%で、貫井園で栽培された葡萄を使用しています。
商品説明には「You-phoria=幸福感・多幸感・陶酔」と「Field=農耕地・畑・領域」を掛け合わせた造語であること、畑で育まれた葡萄と造り手の情熱が一本のワインに結実していることが明示されています。販売サイトは貫井園の販売ページ(https://famable.base.ec/)です。
いるま未来共創ラボとHAKUHODOふるさとBizの連携構造
いるま未来共創ラボの役割
「いるま未来共創ラボ」は民間事業者や団体からの地域課題解決の提案を受け付ける共創の窓口です。未来共創政策推進室が橋渡し役となり、市役所単独では対応しきれない課題に対して地域と民間の力を結集することを目指しています。
同ラボは、入間市のパーパスに共感する企業や団体と協働し、地域資源を生かしたプロジェクトの実現を促進します。提案フォームや詳細は入間市の窓口ページ(https://www.city.iruma.saitama.jp/gyosei_joho/purpose/10547.html)に案内されています。
HAKUHODOふるさとBizの目的と手法
「HAKUHODOふるさとBiz」は「クリエイティビティで、地域に収益を。」をスローガンに、地域の有形無形の資産に付加価値を付けて収益創出につなげる活動を展開しています。地域課題に対応する独自カリキュラムを有し、商品開発・情報発信を通じて地域の成長に寄与することを目指します。
本プロジェクトでは博報堂のミライデザイン事業ユニットがビジネスデザイン力とクリエイティビティを提供し、地域商品(狭山茶、ワイン)の開発、プロモーション、流通支援を行っています。ふるさと納税の活性化などを含む一連の支援が、地域収益の拡大を目的としています。詳細はふるさとBizのウェブサイト(https://furusato-biz.com/)参照のこと。
プロジェクトの主要ポイントと連絡先情報
入間市は2022年に内閣府より「SDGs未来都市」に選定され、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを推進しています。狭山茶の歴史や、ワイン特区の認定、都市的商業施設と伝統的風景の共存といった背景のもと、本プロジェクトは地域の多様性を活かした商品開発と認知拡大を目指しています。
以下に本記事で触れた主要事項を表形式で整理します。これにより発売日、価格、参加事業者、販売サイト、問合せ先などの要点が一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス発表日 | 2025年11月20日 11時00分(入間市発表) |
| 狭山茶コラボ | OCHA NORMA × 市内茶業者(池乃屋園、坂本園、田中製茶園、清水園) |
| 狭山茶発売日・価格 | 発売日:令和7年11月20日(2025-11-20)、価格:各1,980円(税込) |
| 狭山茶 商品詳細と販売リンク |
|
| ワインコラボ | SILENT SIREN × 有限会社貫井園(ぶどう栽培) |
| ワイン発売日・価格 | 発売日:令和7年11月20日(2025-11-20)、価格:各6,500円(税込) |
| ワイン名・仕様 | Field Youphoria(フィールド・ユーフォリア)/ピノ・ノワール100%/販売サイト:https://famable.base.ec/ |
| 現地訪問 | SILENT SIRENメンバーの貫井園訪問(8月7日) — 畑見学、試飲を実施 |
| 支援組織 | 博報堂「HAKUHODOふるさとBiz」 — https://furusato-biz.com/ |
| 入間市関連情報 | いるま未来共創ラボ: https://www.city.iruma.saitama.jp/gyosei_joho/purpose/10547.html / 入間市公式: https://www.city.iruma.saitama.jp/ |
| 問合せ先(入間市) | 企画部 企画課 未来共創政策推進室:村上、松岡、橋本 住所:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号 TEL:04-2964-1111(内線3130) 企画部 秘書広報課:中村、遠山(内線3122) |
| 入間市 SNS 等 | X(旧twitter):https://twitter.com/_irumacity / YouTube:https://www.youtube.com/c/irumacity / LINE:https://line.me/R/ti/p/@irumacity |
以上が本プレスリリースの主要事項の整理です。狭山茶と日本ワインという地域資源を、人気アーティストのクリエイティビティと結びつけることで、入間市は産業の担い手確保や市場の拡大、地域ブランディングの強化を図ります。地域の多様性と歴史的資産を活かしたこれらの取り組みは、商品販売と並んで地域の認知度向上や持続可能な収益基盤の構築を目指すものです。