新作『そんなことより猫が飼いたい』がピッコマで配信

乙女ゲーム転生ものに新たな“もふもふ”の視点を加えた新作コミックの全貌

2025年11月20日（木）、株式会社クリーク･アンド･リバー社（以下C&R社）のC&R Creative Studios内、漫画・小説制作部門「漫画LABO」は、新作コミック『そんなことより猫が飼いたい～乙女ゲームの世界に転生しました～』の第1話～第5話を、ピッコマでの独占配信として公開しました。配信開始日時は同日20時00分です。

本作は、前世の記憶を持つ伯爵令嬢エイミが、自分が悪役令嬢ポジションに立たされていると推測しつつ、王子や政略から距離を置いて「猫を飼う」という個人的な夢を叶えようとする物語です。作画は甘伊ちょこ、原作は小鳩子鈴が担当し、配信元レーベルはインカローズコミックス（C&R社）となります。

あらすじと登場人物（要点整理）

伯爵令嬢エイミは第三王子の婚約者候補として目を付けられたことをきっかけに前世の記憶を思い出します。自分が乙女ゲームの世界に転生していると理解するものの、この世界の詳細は完全には覚えておらず、容姿や身分から悪役令嬢の立場とみなされる可能性が高いことを知ります。

エイミは婚約破棄や断罪といった典型的な“ざまぁ”ルートを避けたいと考える一方で、恋愛や王子に興味がないという性格です。彼女の望みは単純で具体的──前世では体質などの事情で飼えなかった動物、特に猫を飼って「もふもふ生活」を送ること。幸せな生活のため、そして悪役令嬢ルートを回避するためにエイミは行動を開始します。作品内では「私、太ります！」といったユーモアも織り交ぜられています。

作画

甘伊ちょこ

原作

小鳩子鈴

配信レーベル

インカローズコミックス（C&R社）

ピッコマでの配信ページは以下から確認できます。

• https://piccoma.com/web/product/196519（ピッコマ：コミック作品）
• ※ピッコマ独占配信。ほかの書店では2025年12月20日（土）より配信開始。

配信スケジュールと関連コンテンツの案内

本作の配信に関する具体的なスケジュールは以下の通りです。配信開始は2025年11月20日（木）20:00で、当初はピッコマでの独占配信となります。その他の電子書店での配信は2025年12月20日（土）から順次開始されます。

また、原作ノベルの配信もピッコマで継続して行われています。原作ノベルページのURLは次の通りです。

• 原作ノベル（ピッコマ）：https://piccoma.com/web/product/106322?etype=episode

配信形態としては、ピッコマでの独占開始後に他の電子書店での配信が1か月遅れで始まる方式が取られており、初期エピソードをまとめて読めるタイミングではピッコマが最速の配信媒体になります。

配信元とレーベルについて

配信元となるインカローズコミックスは、C&R社のオリジナルレーベルのひとつで、女性向けジャンルを中心にページ型マンガおよび縦読みマンガを国内外へ配信しています。モットーは「原作小説の面白さをもっと多くの読者に伝えたい」という点です。

今回のコミック配信はインカローズコミックスから行われ、ピッコマ独占公開形式でのリリースとなっています。

漫画LABOとC&R Creative Studiosが担う制作体制と実績

漫画LABOはC&R Creative Studios内の漫画・小説制作部門であり、作画・線画・ストーリー・構成などを得意分野ごとに分業する制作体制を採用しています。独自のマーケティングによる販売手法と組み合わせることでヒット作を生み出す体制が確立されています。

C&R Creative Studios自体は、2002年にクリーク･アンド･リバー社内で発足した映像・Webのための社内開発スタジオ群が母体となり、2021年に複数のスタジオを包括して日本最大級のクリエイティブ開発スタジオとして再編されました。現在は所属クリエイター2,000名、年間6,000以上のプロジェクトに携わる規模です（公式サイト：https://crdg.jp/）。

漫画LABOの特徴と取り組み

漫画LABOは、オリジナルコミックやライトノベルを複数ブランドで発行するほか、縦スクロール型コミック（Webtoon）やフルカラー化にも早期から取り組んでいます。国内だけでなく海外への配信・販売ネットワークも拡充しており、新しい電子書籍・出版スタイルの形成に注力しています（漫画LABO公式：https://manga.crdg.jp/）。

制作は分業体制を基本として、作画チーム、構成チーム、編集・マーケティングチームが連携することで、コンテンツのクオリティと配信戦略を両立させています。

関連作品・グループの展開、会社概要までの全情報

C&R社およびグループ会社は多岐にわたるオリジナルコミックを配信しています。リリース内で紹介された作品群とその要旨・配信先は以下の通りです。

• 『ある日突然、夫が愛人を連れてくるものですから…』 — 宮廷の陰謀を背景にした皇后シエナの物語（配信ページ：https://piccoma.com/web/product/185266）
• 『頭に花なんて咲いてません！悪役令嬢のツンがかわいすぎる件』 — 魔力にまつわる家族関係と成長の物語（配信ページ：https://piccoma.com/web/product/178193）
• 『異世界でまったりこども食堂はじめます！～ラーラはみんなの大先生～』 — 幼稚園の先生が異世界でこども食堂を開く物語（配信ページ：https://piccoma.com/web/product/178192）
• 『夜の街のオネエ様に憑依されている私は、乙女ゲームの当て馬ちゃんと呼ばれています』 — 乙女ゲーム世界の知識を持つ謎の声に導かれる主人公の物語（配信ページ：https://piccoma.com/web/product/176818）
• 『悪役令嬢に、助けてくれるヒーローなんていません』 — 転生した侯爵令嬢の奮闘譚（配信ページ：https://piccoma.com/web/product/173118）

これらは漫画LABO発の作品としてC&R社が作画や配信に関与しているものです。加えて、C&Rグループの海外展開やレーベル運営についての情報も発表資料に含まれています。

C&Rグループの海外戦略と他レーベルの実績

C&Rグループは2010年に中国・上海に現地法人を設立し、海外版権エージェンシー事業を展開しています。韓国法人CREEK & RIVER ENTERTAINMENT（CRE）はオリジナルWebtoonの海外配信を進め、複数作品を9か国で配信しています。代表的な実績として、Webtoon『猟犬達』が2023年にNetflixでドラマ化されています。

また、SMARTOON『ビギナーなのに強すぎる！』は日本のピッコマで連載を開始し、インドネシア・タイ・台湾など9か国でも配信されているなど、グローバル展開の実績が示されています。

その他オリジナル作品の一例（配信ページを含む）は以下の通りです。

• 『悪役令嬢に転生したけどなぜか神王に溺愛されています』 — LINEマンガ配信: https://manga.line.me/product/periodic?id=S145555
• 『悪女の仮面～転生罪妻の復讐』 — LINEマンガ配信: https://manga.line.me/product/periodic?id=S145554
• 『神に愛された子　黄金のグラティア』 — ピッコマ: https://piccoma.com/web/product/161651
• 『ビギナーなのに強すぎる！』 — ピッコマ: https://piccoma.com/web/product/113033

これらの展開により、C&Rグループは国内外での配信ネットワークを強化し、翻訳出版やタテ読み作品の流通に注力しています。加えて、タテ読みコミックレーベル「CCentertainment」による翻訳出版やオリジナル作品の開発も行っています。

会社概要・所在地・事業内容

プレスリリースに記載されたC&R社の基本情報は以下の通りです。

本社所在地

東京都港区新橋四丁目1番1号　新虎通りCORE

設立

1990年3月

代表者

代表取締役社長　黒崎 淳

拠点

東京（本社）・大阪・札幌・仙台・さいたま・横浜・川崎・高崎・金沢・名古屋・京都・神戸・高松・広島・福岡・熊本・那覇／ソウル・上海・北京・ロサンゼルス・モントリオール

事業内容

映像、ゲーム、Web、広告・出版、作家、舞台芸術、建築、AI/DX、アスリート分野のプロフェッショナルに特化したエージェンシー事業（派遣・紹介）、プロデュース事業（開発・請負）、ライツマネジメント事業（知的財産の企画開発・流通）など（計18分野に拡大）

公式URL

コーポレートサイト：https://www.cri.co.jp

関連サイト

公式SNS・サイト一覧：https://www.cri.co.jp/website-sns/

CREATIVE VILLAGE（メディア）：https://www.creativevillage.ne.jp/

プレスリリースにはダウンロード用のプレスキットや画像ファイルが添付されている旨の案内も含まれています。詳細は公式リリースページを参照してください（関連リンク：https://www.cri.co.jp/news/005989.html?prt）。

本記事の要点整理（表形式）

以下は本稿で紹介した主要事項を表にまとめたものです。作品情報、配信スケジュール、制作・配信体制、会社概要を一覧化しています。

本稿では、プレスリリースの内容を基に配信スケジュール、制作体制、関連作品、会社概要までを整理しました。配信の詳細やダウンロード可能なプレスキット、画像素材については公式のプレスリリースページで確認できます。