12月7日開催|絹と鉄で奏でるKinonオーケストラ

Kinonオーケストラ

開催日:12月7日

Kinonオーケストラ
どうやって申し込めばいいの?
観覧は無料だけど事前予約が必須。公式の申込フォーム(select-typeのイベントページ)から申し込んで、定員に達し次第締切になるので早めの申込をおすすめします。
子どもも楽しめる内容なの?
はい。第1部は乳幼児も参加可で約45分、楽器に触れる体験もあるので親子で楽しめます。第2部は小学校高学年以上推奨の約90分で大人向けの深い音響表現です。

八王子の素材から生まれる音—音響彫刻『Kinon』の旅と今回のテーマ

公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団による音響彫刻プロジェクト『Kinon』は、パーカッショニストの永井朋生が中心となって八王子の地域素材を楽器に転換し、10年にわたって制作・演奏を続ける長期の取り組みです。2025年11月21日 23時42分に発表された本プレスリリースは、八王子芸術祭開催年に合わせて行われる特別公演「Kinonオーケストラ vol.1」の概要を伝えるものです。写真表記は〈ⓒMakoto Ebi〉が付されています。

プロジェクトは地域の素材・記憶を音に変換し、「音のあしあと」を公共空間に刻むことを目的としています。これまでに高尾地域で制作された木材製の楽器が登場した第1期に続き、第2期となる今回は「織物」をテーマに、絹糸を張った太鼓や絹布を取り付けた太鼓、そして工場から提供された鉄を活かした楽器など、新たな素材が加わります。地域の工場や職人の仕事音、織物の質感が楽器の音色へと変換される過程について、具体的な制作の狙いや手法にも触れます。

【八王子芸術祭】音響彫刻『Kinon』オーケストラ vol.1 画像 2

楽器の素材と制作過程の特徴

楽器は地元の木材、絹、廃材の鉄など八王子の現地素材を用いて制作されます。絹糸を張った楽器は糸の張力や長さで音程を調整でき、絹布を取り付けた太鼓は打面の素材感が音色に影響します。工場由来の鉄はその質感や共鳴特性を活かして新しい打音や擦り音を生み出します。

制作は永井朋生の監修の下で進められ、地域の人々との協働制作も行われています。地域の素材提供と制作過程を通じて、楽器は単なる道具ではなく地域の記憶を保存しうるメディアとなることを目指しています。2年ごとに市内の異なる地域を巡り、音の蓄積が次第に大きなオーケストラへと発展していきます。

  • 第1期(高尾地域): 木材を用いた楽器制作と演奏
  • 第2期(今回): 織物をテーマに絹糸・絹布、工場の鉄などを使用
  • 10年計画: 各地域で制作された楽器を蓄積し、公共空間に音の記録を残す
【八王子芸術祭】音響彫刻『Kinon』オーケストラ vol.1 画像 3

Kinonオーケストラ vol.1—公演の構成と参加方法

「Kinonオーケストラ vol.1」は八王子芸術祭の一環として、2025年12月7日(日)に八王子市立第八小学校 体育館(八王子市石川町2065/北八王子駅より徒歩8分)で開催されます。プログラムは二部構成で、対象年齢や内容が明確に分かれています。観覧は無料ですが事前予約が必要です。

当日のタイムラインと対象は以下の通りです。第1部はお子様向け(乳幼児も参加可)で約45分の内容、第2部は大人向け(小学校高学年以上推奨)で約90分の内容となっています。第1部では楽器に触れるなど体験要素を含め、乳幼児も参加できる配慮がされています。第2部はより深い音響表現を楽しむ構成です。

【八王子芸術祭】音響彫刻『Kinon』オーケストラ vol.1 画像 4

公演スケジュール詳細と参加申込

■ 日時:2025年12月7日(日)

【第1部】お子様向け(乳幼児も参加可) 約45分

【第2部】大人向け(小学校高学年以上推奨) 約90分

■ 会場:八王子市立第八小学校 体育館(八王子市石川町2065/北八王子駅より徒歩8分)

■ 参加申し込み:事前予約制・観覧無料(ただし要申込)

申込ページ:https://select-type.com/ev/?ev=8iYw8eZKSig

申し込みは上記URLから行う必要があります。観覧無料ではあるものの、定員管理のため事前の申込が必須です。会場へのアクセスは北八王子駅から徒歩約8分の位置にあり、体育館での開催となるため屋内での観覧が可能です。

【八王子芸術祭】音響彫刻『Kinon』オーケストラ vol.1 画像 5

演奏陣と制作スタッフ—経歴と役割

公演には監修・楽器制作・作曲を担当する永井朋生をはじめ、ストリングラフィ演奏家の鈴木モモ、ボーカリストの行川さをりが出演します。音響は福岡功訓(Flysound.Co.)が担当し、主催は八王子市及び公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団です。

出演者とスタッフはそれぞれ専門領域での実績を持ち、地域素材を使った楽器形成と演奏という本事業の趣旨に合わせた編成になっています。以下に出演者の詳細プロフィールと関連リンクを示します。

出演者プロフィール(詳細)

永井 朋生(ながい・ともお)

パーカショニスト・作曲家。東京芸術大学大学院修了。世界各地で出会った素材から音を見つけ、自ら楽器を制作する活動を続ける。ソロやバンド、TV・映画のサントラなど多岐にわたる音楽制作を手がける。

過去の仕事には公共空間の音デザイン(例:三保松原文化創造センター「オトノキ」、JRきのくに線「Sounds for 31 Stations」など)があり、2025年には『スター・ウォーズ:ビジョンズ』Volume 3(2025年)でパーカッションを担当。Kinonプロジェクトの監修、楽器制作、作曲を担当。

SNS:InstagramFacebook

鈴木 モモ(すずき・もも)

ストリングラフィ演奏家。日本発のオリジナル楽器「ストリングラフィ」を用い、音の多様性と視覚的要素を生かした空間表現を行う。音楽家・美術家・朗読とのコラボレーションやワークショップ、展示とパフォーマンスを横断する活動が特徴。

注:ストリングラフィ® は作曲家・水嶋一江が1992年に考案した絹糸と紙コップで作られたオリジナル楽器で、糸の長さで音階が調整できる特徴を持つ。鈴木モモ 公式サイト:https://stringraphylabo.com//SNS:Instagram

行川 さをり(なめかわ・さをり)

ボーカリスト。声を楽器と捉え、多言語での歌唱や即興的アプローチを行う。音階や楽器という枠を超えた音の感性を大切にする表現を行っている。2025年10月に日枝神社「月の宴」、12月にはヨハネ受難曲2025への参加が予定されている。

参加ユニット例:笙箏声(koto 今西紅雪、sho 石川高とのトリオ)、kurasika(pf AsuとのDUO)、phacoscape(pf 伊藤志宏/cl 土井徳浩とのTrio)。SNS:Facebook、kurasika:Instagram

音響:福岡功訓(Flysound.Co.)

主催:八王子市/公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団

企画運営と八王子芸術祭との関係

本公演は八王子芸術祭(2025年11月8日〜12月7日)内のプログラムの一つです。八王子芸術祭は2023年に始まり、地域の歴史・自然・文化に根ざした作品を旧工場跡や古民家、屋外施設など多様な会場で展開するフェスティバルです。美術・音楽・演劇に加えワークショップやトークなど幅広いプログラムを実施します。

2025年の開催概要は以下の通りです。開催期間は2025年11月8日(土)〜12月7日(日)、水曜日定休。会場は中野・大和田・小宮・石川および周辺複数会場。入場料は基本無料(一部有料プログラムあり)。外部運営チームにはクリエイティブディレクションやキュレーション、デザイン担当が名を連ねています。

  1. 開催期間:2025年11月8日(土)〜12月7日(日)※水曜日定休
  2. 会場:中野・大和田・小宮・石川および周辺複数会場
  3. 入場料:無料(一部有料プログラムあり)
  4. 主催:八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団

公式サイト・SNSについても案内があり、詳細なプログラムや会場情報は公式ページで確認できます。公式HP:八王子芸術祭|Hachioji Arts Journey、関連リンク:https://hachioji-arts-journey.com/(外部リンクの参照を推奨します)。

公演要点の整理と参考リンク

ここまでに示した情報を分かりやすく整理します。Kinonプロジェクトは地域素材を楽器へと転換し、演奏とともにその地の記憶を音として残す取り組みです。今回のオーケストラでは織物を主題に、絹を使用した太鼓・絹糸を張った楽器・工場の鉄を使った楽器が登場します。公演は12月7日開催、観覧無料だが要事前申込です。

以下の表では、公演の主要項目を簡潔にまとめています。問い合わせや詳細は各公式リンクで確認してください。公演ページ(Kinonオーケストラ Vol.1)や参加申込ページ、出演者の公式SNSやウェブサイトも合わせて記載しています。

項目 内容
公演名 音響彫刻『Kinon』オーケストラ vol.1
日時 2025年12月7日(日)【第1部】約45分(乳幼児参加可)/【第2部】約90分(小学校高学年以上推奨)
会場 八王子市立第八小学校 体育館(八王子市石川町2065/北八王子駅より徒歩8分)
参加形態 観覧無料(事前予約制) 申込URL:https://select-type.com/ev/?ev=8iYw8eZKSig
出演 永井 朋生(監修・楽器制作・作曲・演奏)/鈴木モモ(ストリングラフィ)/行川さをり(ボーカル)
音響 福岡功訓(Flysound.Co.)
主催 八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
関連プロジェクト 音響彫刻『Kinon』の旅(10年計画)、八王子芸術祭 2025(開催期間:2025年11月8日〜12月7日)
公式・参考リンク 八王子芸術祭 公式
Kinon プロジェクト:https://hachioji-art-festival.com/kinon/
出演者SNS・サイト(永井:Instagram/Facebook、鈴木:stringraphylabo、行川:Facebook/Instagram)

本記事は、プレスリリースに記載された情報を網羅的に整理して伝えています。開催日時・会場・参加方法・出演者・プロジェクトの趣旨・制作素材といった主要事項を確実にお伝えしました。詳細や最新の情報は上記の公式リンクを参照してください。

(発表日:2025年11月21日 23時42分/発信:公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団/写真:ⓒMakoto Ebi)

参考リンク: