100円パーツ教材「アニモーションロボ」、2026年1月導入

アニモーションロボ教材提供

開催期間:1月1日〜4月30日

アニモーションロボ教材提供
プログラミングって必要?
不要です。アニモーションロボはマイコンを使わず、赤外線センサー→トランジスタ→モータードライバの信号制御で自律停止を実現。電流や信号の流れ、機構の仕組みを手で確かめながら学べます。
導入にどれくらい費用がかかる?学校でも使える?
部品は廉価で入手可能。赤外線センサーは10個で1,000円以下、モータードライバは約150円/個。プラダン等の構造材も安価で、学校やワークショップで導入しやすい設計です。

手に入る部品だけでつくる、次世代のロボティクス教材

株式会社NEST EdLAB(本社:東京都新宿区、代表取締役:藤田大悟)は、マイコンを使わずに自律停止を実現する教育教材「アニモーションロボ(Animotion Robot)」を開発しました。発表は2025年11月23日付で行われており、同社は本教材を2026年1月から4月に開催される「NEST LAB. ロボットAIテクノロジー専攻」の体験教室で使用する予定としています。

開発の目的は、従来の高価で専用性の高い教材に替わり、誰でも入手できる廉価なパーツで構造と制御の原理を学べる教材を提供することにあります。子どもから教育機関まで幅広い学習者が、創造性と試行錯誤を通してロボティクスの基礎を体験できる設計が特徴です。

100円パーツで自律停止を実現!“アニモーションロボ”教材を新開発 画像 2

背景と狙い

従来、ロボット教材の導入には高価な専用パーツやプログラミング環境が必要なことが多く、教育現場での採用にハードルがありました。近年は100円単位で購入できる廉価版の赤外線センサーやモータードライバなどが流通しており、NEST EdLABはそれらを活用して低コストかつ教育効果の高い教材を目指しました。

開発チームは、身近な素材や汎用パーツを使うことで「作ること自体が学びになる」構成を重視しています。教材では構造(素材・組み立て)と電子制御(信号・電流)を同時に学べるよう設計されており、完成後の動作検証と改良を通して研究開発型のものづくりを体験できます。

マイコンを用いない制御設計の中身

「アニモーションロボ」は、赤外線センサーとトランジスタ、モータードライバの信号制御のみで壁前停止(障害物に接近して停止)を実現します。プログラミングは不要で、電流や信号の流れ、スイッチングの原理を直接体感できることが大きな特徴です。

設計上は、赤外線センサーが障害物を検知するとその信号をトランジスタで増幅・整形し、モータードライバへ接続された制御線を遮断または制御する仕組みです。この構成により、電子回路の基本原理と機械的な力の伝え方の両方を直感的に学ぶことができます。

使用部品と価格の目安

教材は市販の汎用パーツを中心に構成されています。部品価格の目安として、赤外線センサーは10個で1,000円以下、モータードライバは1個あたり約150円程度とされており、Amazonなどの一般的な通販で入手可能です。

また構造材にはプラダン(プラスチック段ボール)、アルミテープ、工作用紙などを採用。これらは安価かつ加工しやすく、子どもでも扱いやすい材料として選定されています。部品点数や素材を工夫することで、総費用を抑えつつ実験の幅を広げることが可能です。

  • 主要センサー:赤外線センサー(廉価版、10個で1,000円以下の目安)
  • 駆動部:汎用モータードライバ(約150円前後)
  • 回路素子:トランジスタ類(信号制御用)
  • 構造材:プラダン、アルミテープ、工作用紙など

体験教室での成果と学習内容

2025年9月に開催した体験教室では、参加した子どもたちが実際にアニモーションロボを製作しました。参加者からは「もっと作りたい」「動きがかわいくて面白い」といった好意的な声が多く寄せられ、大変高い満足度が得られたと報告されています。

この体験を通じて、子どもたちは構造設計だけでなくセンサー制御や力の伝え方、繰り返し運動の設計などを実験的に学びました。実際の授業では、単に完成させるだけでなく動作の課題を見つけ、改善案を試すプロセスを重視するカリキュラムとなっています。

体験教室で行った主な学習項目

  1. 部品の機能理解(赤外線センサー、トランジスタ、モータードライバ)
  2. 簡易回路の組み立てと動作確認
  3. 構造物の製作(プラダン・工作用紙の加工)
  4. 動作検証と改善(壁前停止の感度調整、力の伝え方の見直し)

展開計画と提供情報、問い合わせ方法

アニモーションロボは、2026年1月〜4月に実施される「NEST LAB. ロボットAIテクノロジー専攻」の体験教室で採用されます。受講者は教材を通して「力の伝え方」「繰り返しの動き」「センサー制御」を順を追って学び、研究開発型のものづくりスキルを養う構成です。

NEST EdLABは今後、教材開発の共同案件募集(企業・教育機関向け)、低コスト×高教育効果のプロトタイプ開発支援、全国での体験教室・ワークショップ展開を推進するとしています。教材の導入相談や共同開発希望の窓口が設けられており、教育現場や企業のニーズに応じた対応が可能です。

問い合わせ先
株式会社NEST EdLAB 担当:伊地知・藤田・中島
電話
03-5227-4198
メール
staff@nested.lne.st
Web
https://school.lne.st/
プレスリリース詳細
https://school.lne.st/2025/11/23/animotion/

本教材に関する素材や画像は、同社のプレスリリースページからダウンロード可能です。用途に応じた素材利用については、配布元の利用規約に従う必要があります。

開発チームのコメントとして、主任研究員の木村正樹氏は「高価な機材がなくても、工夫次第でロボットは動く。この教材を通じて、“考えること自体が開発”であることを伝えたい」と述べています。研究側の意図は教育現場での実践を重ねることで、さらに洗練された教材づくりにつなげることにあります。

関連カテゴリとキーワード

本リリースは商品サービスに関する発表として分類され、対象カテゴリは「学習塾・予備校・通信教育」「保育・幼児教育」です。教材はSTEAM教育、ロボティクス教育、科学教育、電子工作などの文脈で活用される見込みです。

関連キーワードには、アニモーションロボ、ロボティクス教育、STEAM教育、100円パーツ、自律ロボット、電子工作、科学教育、リバネス、NEST LAB.、教材開発が含まれます。教育関係者やワークショップ運営者は、これらの観点でプログラム導入を検討できます。

項目 内容
発表団体 株式会社NEST EdLAB(本社:東京都新宿区、代表:藤田大悟)
発表日 2025年11月23日 23時42分
教材名 アニモーションロボ(Animotion Robot)
特徴 マイコン不要、赤外線センサーとトランジスタ・モータードライバの信号制御で自律停止を実現
部品価格の目安 赤外線センサー:10個で1,000円以下、モータードライバ:約150円/個
構造材 プラダン、アルミテープ、工作用紙等
体験教室実施 2025年9月に体験教室を実施し高い満足度を得る。2026年1月〜4月のNEST LAB. ロボットAIテクノロジー専攻で採用予定
今後の活動 教材開発の共同案件募集、低コストプロトタイプ開発支援、全国体験教室・ワークショップ展開
問い合わせ先 株式会社NEST EdLAB(伊地知・藤田・中島) Tel:03-5227-4198 Mail:staff@nested.lne.st Web:https://school.lne.st/
関連リンク https://school.lne.st/2025/11/23/animotion/

以上が本プレスリリースに基づく「アニモーションロボ」の概要です。教材の技術的特徴、利用する部品の目安、体験教室での学習内容、今後の展開計画および問い合わせ先を整理しました。詳しい資料やプレス用の画像は同社のプレスリリースページからダウンロードできます。

参考リンク: