11/29開幕　国営まんのう公園の20年目イルミネーション

20年目のテーマ『空と海をむすぶ光』――新作メディアアートを加えた大規模イルミネーション

香川県仲多度郡まんのう町に位置する国営讃岐まんのう公園で、冬恒例のイルミネーションイベント「ウィンターファンタジー」が、2025年11月29日（土）から2026年1月12日（月祝）まで開催されます。本年は開催20年目にあたり、テーマを『空と海をむすぶ光』と定め、満濃池や空海にゆかりのあるモチーフを取り入れた演出を行います。

総面積約32,000平方メートルの園内を、合計65万球のLED電球で装飾する大規模なイルミネーションです。20周年特別企画として、新たに「AirMappingShow the Ocean」を初開催。スマートフォンを通して鑑賞する、海の生き物を音と光の粒子で表現した最先端のメディアアート作品が導入され、既存のイルミネーション演出と連動した立体的な鑑賞体験が提供されます。

20周年ならではの意匠と狙い

テーマの「空と海をむすぶ光」は、満濃池の改修および空海の名前に由来する地域性を取り込み、空と海をモチーフに表現するものです。広大な敷地全体を光の表現で統一しつつ、個別のスポットで異なる演出を展開することで、来場者に多層的な視覚体験を提供します。

また、メディアアート「AirMappingShow the Ocean」は企画制作をASATEC株式会社が担当し、音と光の粒子で海の生き物を表現する3D的な見せ方を採用しています。スマートフォンを鑑賞端末として用いる点が特徴で、イルミネーションと連携した奥行きのある演出が可能です。

主要展示と会場構成：象徴的スポットと学生参加の取り組み

ウィンターファンタジーの会場では、広さを活かしたグランドイルミネーションを中心に、複数の象徴的スポットを設置しています。過去の演出写真を踏まえつつ、新作や学生・高校生の参加作品が追加される構成です。

具体的な展示は数に富み、園内を回遊しながら各所の演出を楽しめるようになっています。点在するスポットごとにテーマや製作主体が異なり、地域の教育機関や外部企業との協働による多様な表現が見られます。

主なスポットの内容

• グランドイルミネーション：総面積約32,000平方メートルの大地を65万球のLEDで装飾
• シンボルツリー：高さ10メートルのシンボルツリーを設置
• シャンパングラスタワー：高さ5メートル、4,900個のグラスを使用
• AirMappingShow the Ocean（初実施）：スマートフォンを通じて鑑賞する光と音の3D空間ショー（企画制作：ASATEC株式会社）
• 風花の庭 グランドイルミネーション「空からの目印」：香川大学教育学部美術領域の学生がデザイン
• 光のトンネル展示：香川県立高松工芸高校デザイン科、香川県立善通寺第一高校デザイン科の学生作品
• 昇竜の滝ライトアップ：四国八十八景に選定されたスポットのライトアップ

これらの他、エントランス周辺を彩るイルミネーションや、園内の各所で展開される部分的な演出が来場動線を意識して配置されています。展示では市民や学生の参加が目立ち、地域の文化資源と教育との接続が意図されています。

開催日程・点灯時間・休園日の詳細

開催期間は2025年11月29日（土）から2026年1月12日（月祝）です。点灯開始は原則として17:00からで、天候等の理由により点灯時間が前倒しされる場合があります。最終入園は20:30です。

開園時間は開催期間中で平日と土日祝で異なりますので、来園前に確認が必要です。休園日や特別開園日についても細かな規定があります。

開園時間・休園日・入園に関する詳細

開催期間

2025年11月29日（土）〜2026年1月12日（月祝）

点灯時間

17:00〜（天候等により変更の可能性あり）

開園時間（ウィンターファンタジー期間）

平日：14:00〜21:00、土日祝・1月2日（金）：9:30〜21:00（最終入園20:30）

休園日

毎週火曜日、12月29日（月）〜1月1日（木祝）

特別開園

12月23日（火）は14:00〜21:00に特別開園

通常の公園開園時間（11月1日〜2月末）やその他の休園規定についても、例年どおり公園側の規定に従います。異常気象時（洪水、暴風等の警報発令が伴う場合）には臨時閉園となる可能性があります。

入園に関する最新情報や当日の運営状況については、公園の公式ウェブサイトおよび公式SNSで案内が出されます。

アクセス・シャトルバス・デジタルマップ・内覧会の案内

来園方法として車と公共交通機関があり、周辺道路や駐車場の混雑予測ができるデジタルマップが提供されます。イルミネーションVerのデジタルマップにより、各スポットや売店情報、混雑状況の確認が可能です。

また、ウィンターファンタジー期間中の土日祝および1月2日（金）には、有料シャトルバスを運行します。さらに、開催直前にはメディア関係者向けの内覧会が設定されており、取材希望は公園側の広報担当に連絡が必要です。

交通アクセスとシャトルの運行詳細

• 車利用：瀬戸中央自動車道・坂出I.C.から約35分（広島・岡山方面）、高松自動車道・善通寺I.C.から約25分（愛媛・高知方面）、徳島自動車道・美馬I.C.から約40分（徳島方面）
• 電車利用：JR「琴平駅」からタクシーで約15分、琴電「琴平駅」または「岡田駅」からタクシーで約15分
• 有料シャトルバス（運行日：ウィンターファンタジー期間中の土日祝日および1/2）
  • 区間：「JR琴平駅・ことでん琴平駅⇔まんのう公園」
  • 料金（片道）：大人（中学生以上）500円、 小人250円

デジタルマップはお手持ちのスマートフォンで利用可能で、イルミネーションスポットの解説や売店情報、駐車場・周辺道路の混雑状況をリアルタイムで確認できます。使用方法としては、各スポットをタップして詳細を閲覧する形式です。

内覧会と取材対応

内覧会（プレ点灯）は2025年11月27日（木）17:00〜20:00にメディア等関係者向けに実施されます。本番演出をいち早く確認できる機会として設けられており、来園の際は当日15:00までに広報担当へ連絡する必要があります。内覧会以外の取材についても個別対応が可能です。

取材申込や問い合わせは、まんのう公園管理センターへ連絡してください。詳細な連絡先は次のセクションに記載します。

実績・受賞、施設概要と問い合わせ先

ウィンターファンタジーは各種イルミネーションランキングや審査で高い評価を受けています。International Illumination Award 2025（夜景観光コンベンション・ビューロー主催）イルミネーションイベント部門で第7位を獲得し、同賞で四年連続の入賞となりました。加えて、昨年より『日本夜景遺産』のライトアップ夜景遺産にも認定・登録されています。

国営讃岐まんのう公園自体は350ヘクタールの公園面積を有する四国唯一の国営公園で、満濃池を望む丘陵地に位置します。基本テーマは『人間との語らい、自然・宇宙とのふれあい』で、昭和59年度に整備着手、平成25年4月に全面開園しています。

公園の基本情報と所在地

所在地

〒766-0023 香川県仲多度郡まんのう町吉野4243-12

公式サイト

https://sanukimannopark.jp/

公式SNS

• X（Twitter）：https://twitter.com/sanukimannopark
• Instagram：https://www.instagram.com/sanukimannopark/
• Facebook：https://www.facebook.com/sanukimannopark/

運営はまんのう公園マネジメント共同体（代表企業：一般財団法人公園財団）が行い、構成員にグリーンパークまんのう株式会社、香川県造園事業協同組合が参画しています。

問い合わせ先

まんのう公園管理センター（公園全体について）：TEL 0877-79-1700、FAX 0877-79-1705

自然生態園・さぬきの森：TEL 0877-79-1807、FAX 0877-79-1704／ホッ！とステイまんのう（キャンプ場）：TEL 0877-79-1717

イベントの要点を表でまとめ

以下に、開催期間や主要な数値、アクセス、問い合わせ先など本記事で触れた主要情報を整理して示します。来場前に必要な情報を一目で確認できる形式にまとめました。

本記事では、ウィンターファンタジーの開催概要、展示の構成、20周年の特別企画や受賞実績、開園時間や休園日、アクセスとシャトルバスの運行情報、内覧会および問い合わせ先まで、プレスリリースに基づく全情報を整理して紹介しました。来訪を検討する際は掲載の開園時間・休園日や天候情報、公式サイトの最新案内を確認することを推奨します。