invox、請求未確認を自動で解消する再送機能を提供

自動再送機能リリース

開催日:11月25日

自動再送機能リリース
これって追加料金かかるの?
かからない。invoxの自動再送設定は全ユーザーが追加費用なしで使える標準機能で、月額基本料の引き上げやメール再送の従量課金は発生しないと明記されています。
再送はどうやって止まるの?
受取側が請求書をダウンロードした時点で自動停止します。再送の待機期間・間隔・最大回数は管理画面で細かく設定でき、過剰な通知を抑える仕組みです。

請求書の「届いていない」「見ていない」を自動で解消する新機能

株式会社invoxは、2025年11月25日7時10分に、クラウド型請求書発行サービス「invox発行請求書」において、請求書が一定期間ダウンロードされない場合に自動で再送を行う「自動再送設定機能」の提供を開始したと発表しました。本稿では、本機能の概要、動作の仕組み、利用条件や料金体系、想定される効果とinvox自体の事業背景や関連情報を整理して伝えます。

この自動再送設定機能は、請求書送付後のフォローアップを自動化し、請求漏れや入金遅延を減らすことを目的としています。invox側は「全ユーザーが追加料金なしで利用できる標準機能」と明示しており、月額基本料金の値上げやメール再送に伴う従量課金は発生しません。

invox発行請求書、一定期間ダウンロードされない請求書の自動再送機能をリリース 画像 2

導入の狙いと背景

電子請求書が普及する中でも、企業間取引における「請求書を送ったのに確認されていない」「支払いが遅れた」といった課題は依然として存在します。メールの埋没、担当者不在、共有漏れなどが確認遅れの主な要因です。invoxはこうした現場課題に対応するため、請求書のダウンロード状況をトリガーにして自動再送を行う機能を開発しました。

自動再送は、請求書を確実に受け取ってもらうための仕組みであり、受取側のダウンロード状況に応じて不要な通知を停止することで、取引先に対する過剰な通知の抑制も考慮されています。

invox発行請求書、一定期間ダウンロードされない請求書の自動再送機能をリリース 画像 3

自動再送設定機能の動作詳細と設定項目

本機能は、請求書を送付してから一定期間ダウンロードされない場合に、設定された間隔と回数で自動的に再送を行います。受領側が請求書をダウンロードした時点で再送は自動的に停止します。

以下に、機能の主要仕様や動作例、設定項目を整理します。操作や設定の詳細はヘルプページ「請求作成・送付設定ー請求書の送付設定」を参照する旨が案内されています。

invox発行請求書、一定期間ダウンロードされない請求書の自動再送機能をリリース 画像 4

主要な設定要素

  • 再送の開始までの待機期間:請求書送付後、ダウンロードが確認できない場合に再送を開始するまでの期間を設定可能。
  • 再送の間隔と回数:再送の間隔(例:何日毎に)および最大再送回数を設定。
  • 自動停止条件:受領側が請求書をダウンロードした時点で再送を自動停止。

これらの設定により、再送の頻度やタイミングを取引先の事情や自社の方針に合わせて調整できます。再送は請求書の見逃しを防ぎ、支払処理をスムーズにすることが期待されます。

想定される利用シーンと導入効果

invoxは本機能を特に次のような企業に推奨しています。請求の大量送信や定期請求が多く、フォロー工数を削減したい組織にとって有効な機能です。

推奨される利用者像と得られる効果を整理します。

想定利用者と主な効果

月末に大量の請求書を送信する企業
請求漏れや入金遅延を防ぎ、経理担当の手動フォローを削減する。
定期請求を行うSaaS・保守サービス企業
取引先の確認漏れを減らし、定期的な収益の安定化に寄与する。
少人数で請求業務を行う中小企業
再送や催促にかかる工数を軽減し、本来の業務に注力できる時間を確保する。

再送が不要になった場合は自動で停止するため、取引先の体験を損なわずにフォローを強化できます。これにより、取引の停滞防止と入金回収の効率化が期待されます。

invoxの製品概要、これまでの機能拡張と企業情報

invox発行請求書は、請求書の作成から送付・入金管理までを自動化するクラウド型請求書発行システムです。公式サービスページはhttps://invox.jp/send/にあります。個人事業主から上場企業まで幅広い事業者が利用可能で、経理・営業部門の請求業務を効率化することを目的としています。

ここでは、製品の主な特長とinvoxがこれまでに実装してきた機能、会社概要や取得認証などを紹介します。

製品の主な特長

  • 請求書や納品書などを自由なレイアウトで作成可能。
  • 販売管理システム等で作成したPDFの取り込みで転記・入力作業を自動化。
  • 郵送・メール・FAX・SMSなど、取引先に合わせた送付方法を選択可能。
  • オンラインバンク連携による入金の自動消込や督促メールの送信に対応。
  • 電子帳簿保存法・インボイス制度に標準対応。

直近の機能拡張としては、2025年8月19日に取引先がID・パスワード不要で過去請求書を閲覧できる取引先専用ページをリリースし、2025年9月18日には請求書を電話番号で送れるSMS送信機能を追加しています。今回の自動再送機能はこれらの考え方を受け継ぎ、受取側の確認遅れを自動で解消する仕組みとして位置づけられます。

株式会社invoxの概要と方針

株式会社invox(invox Inc.)は2019年2月1日に設立され、本社は東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル49F +OURSにあります。代表取締役は横井朗氏で、資本金は1億円(2021年11月時点)、従業員数は80名(2025年11月時点)です。invoxスキャンセンターは静岡県静岡市葵区紺屋町11-17に位置しています。

invoxは「事業を通じて子どもたちが生きる未来を明るくする」をミッションに掲げ、価格を抑えて誰もが気軽に利用できるソリューションを提供することで生産性向上と持続可能な社会の実現を目指しています。請求書1件につき1円を子どもに関する課題解決に取り組むNPOへ寄付する取り組みも行っています。

取得認証・外部連携等

  • 電子決済等代行業 関東財務局 第79号
  • 電子インボイス推進協議会 正会員
  • ISMS(ISO27001)認証
  • 令和3年改正法令基準 JIIMA認証

また、サービスURLはhttps://invox.co.jpで、invox発行請求書の提供ページはhttps://invox.jp/send/です。

要点の整理

ここまで述べた内容を表形式で整理します。本機能は全ユーザーが追加費用なしで利用でき、受取側のダウンロードをトリガーとして再送を停止する点が特徴です。設定可能な項目は待機期間、再送間隔、再送回数などで、特に請求量が多い企業や定期請求を行う事業者、少人数で経理を回す中小企業に有益とされています。

項目 内容
発表日 2025年11月25日 07:10
機能名 自動再送設定機能(請求書が一定期間ダウンロードされない場合の自動再送)
提供条件 invox発行請求書を利用する全ユーザーへ追加料金なしで提供(標準機能)
課金 月額基本料金の引き上げなし、メール再送の従量課金なし
主な設定項目 再送開始までの待機期間、再送間隔、再送回数、自動停止(ダウンロード時)
推奨ユーザー 月末に大量請求を送る企業、SaaS・保守の定期請求企業、少人数で請求を行う中小企業
関連機能 ID・パスワード不要で過去請求書閲覧(2025/08/19)、SMS送信機能(2025/09/18)
製品URL https://invox.jp/send/
企業名・代表 株式会社invox(代表取締役 横井朗)
設立・所在地 設立:2019年2月1日/本社:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル49F +OURS
資本金・従業員数 資本金:1億円(2021年11月時点)/従業員数:80名(2025年11月時点)
取得認証等 電子決済等代行業(関東財務局 第79号)、電子インボイス推進協議会 正会員、ISMS(ISO27001)、JIIMA認証

本稿は、株式会社invoxが発表したプレスリリースの内容を基に、機能の目的・設計・利用対象・企業情報までを整理して伝えました。機能の操作や具体的な設定方法は、サービスのヘルプページ「請求作成・送付設定ー請求書の送付設定」を確認することで詳細を把握できます。

参考リンク: