リーガルスケープが社労士向け特別パックを提供
ベストカレンダー編集部
2025年11月26日 14:04
社労士特別パック開始
開催期間:11月26日〜12月31日
社労士業界との連携を一段と深化させるリーガルスケープの新施策
2025年11月26日午前8時30分、株式会社Legalscape(本社:東京都文京区、代表取締役社長・最高経営責任者 八木田 樹)は、社会保険労務士(以下「社労士」)業界との協業体制を強化する一連の取り組みを発表しました。今回の発表は、販売提携、協賛、限定プランの提供といった複数のチャネルを通じて、労務・社会保険領域におけるAI活用を本格化することを目的としています。
具体的には、PSRネットワーク(株式会社ブレインコンサルティングオフィス)との販売提携、一般社団法人労務コンプライアンス協会への協賛、東京社会保険労務士協同組合(以下「東京社労士協同組合」)を対象とした限定プランの提供を行います。これらの取り組みにより、社労士の業務における情報検索・法令確認・実務判断の支援をAI技術で提供し、業務効率化と品質向上を図る狙いです。
PSRネットワークとの販売提携の内容
PSRネットワークは株式会社ブレインコンサルティングオフィスが運営する全国規模の社労士ネットワークで、加盟する専門職は7,000名を超えます。リーガルスケープはこのネットワークを通じて、AIを活用した労務リサーチの導入支援および定着支援を進める予定です。
提携により提供される具体的な活動としては、セミナーや会員向けコンテンツの配信を通して、AIがもたらす労務業務の効率化や品質向上の事例紹介と実践的な活用法の提供が挙げられます。全国規模での導入促進を視野に入れた販売・教育支援が柱です。
労務コンプライアンス協会への協賛と協働の視点
リーガルスケープは、一般社団法人労務コンプライアンス協会が掲げる「労務DD(デューデリジェンス)や改善コンサルティングの高度化、調査システムやRPA導入による企業の労務コンプライアンス体制の発展」という目的に賛同し、協賛を行います。
協賛を通じて提供される支援は、リーガルスケープの法情報プラットフォームとAI技術を用いた実務効率化やデータ分析の高度化が中心です。企業の労務コンプライアンス強化に向けた技術的なサポートを期待できる取り組みです。
東京社労士協同組合限定プランの提供
東京社労士協同組合の斡旋を受け、同協同組合の組合会員向けに限定プランが提供されます。組合のネットワークを通じ、地域密着の社労士事務所にも利用しやすい条件で導入支援が行われます。
限定プランの提供により、組合会員は通常プランに加え特定の書籍閲覧やAI機能の活用機会を得られるため、日常の労務相談や法令確認の効率化が期待されます。
AIの実力と『労働法 第13版』を組み合わせた社労士特別パック
リーガルスケープは、2024年度の社労士試験において同社のAIが択一式・選択式のいずれでも合格基準点を上回る結果を記録したと発表しました。とくに労働法・社会保険関連法分野で実務レベルの精度が確認されたことを受け、社労士向けに特別な提供を行うことになりました。
その一環として、定評ある基本書『労働法 第13版』(著:菅野和夫・山川隆一)を電子版で閲覧できる「社労士特別パック」を期間限定で提供します。今回の特別パックは、AIリサーチ機能と信頼性の高い基本書を併用することで、実務対応の正確性とスピードの両立を図る狙いがあります。
『労働法 第13版』の位置づけと閲覧権の独占性
『労働法 第13版』は新たな共著者を迎えて全面的に見直された改訂版で、多数の法改正・新法に対応し、重要な裁判例や実務の現状にも配慮した基本書です。労働法の体系化と個々の解釈問題の相互関連を重視しており、実務家向けの標準的な参考書と位置づけられます(引用元:https://www.koubundou.co.jp/book/b10045381.html)。
リーガルスケープによれば、電子版で本書を読めるのは現在「Legalscape(リーガルスケープ)」のみとなっており、今回の社労士特別パックにおける閲覧提供は短期間の独占的な付加価値とされています。
社労士特別パックの条件と申込方法
特別パックの内容は、基本プランに『労働法 第13版』の閲覧権を追加したパッケージです。対象は社労士または社労士事務所に所属する方に限定されます。
申込条件としては、以下のURLから2025年12月末までに本利用を申し込んだ方が対象になります。なお、上記URL以外からの申し込みはキャンペーン適用外となる点に注意が必要です。
申込URL:https://www.legalscape.jp/sharosi/trial-inquiry
Legalscapeの技術基盤と企業情報:背景にある実績と規模
「Legalscape(リーガルスケープ)」は、2021年6月に提供を開始したリーガルリサーチプラットフォームです。法情報を瞬時に要約し、必要な情報へ最速でアクセスする機能を核に据え、書籍・法令・ガイドラインなどを一元的に検索できる点が特徴です。
同サービスは2023年9月に、生成AIと同社独自の自然言語処理技術を組み合わせたAIリサーチ機能を日本で初めて導入しました。業界最大級のコンテンツ量(4,000冊以上の書籍を含む計40,000件超)を備え、五大法律事務所や大手企業法務部、地域密着の法律事務所などに利用されています。
技術と実績の要点
- サービス開始:2021年6月
- AIリサーチ機能導入:2023年9月(生成AI+独自NLP)
- コンテンツ量:4,000冊以上の書籍を含む計40,000件超
- 主な利用者層:五大法律事務所、大手企業法務部、地域密着の法律事務所など
- 関連リンク:サービスサイト、資料ダウンロード
加えて、リーガルスケープは2025年に生成AIを活用した独自AIが司法試験の選択式全科目で満点水準を達成したと報告しており、技術力の高さを示すデータが提供されています。
会社概要と拠点
株式会社Legalscapeは2017年9月14日に設立されたリーガルテック企業で、「すべての法情報を見渡す景色を描き出す」というミッションを掲げています。法律情報データベースと独自AIを活用し、法務実務の効率化と高度化を目指しています。
所在地や代表などの基本情報は以下の通りです。
- 社名
- 株式会社Legalscape(リーガルスケープ)
- 本社(東大前オフィス)
- 〒113-0023 東京都文京区向丘二丁目3番10号 東大前HiRAKU GATE 8階
- 虎ノ門オフィス
- 〒105-0001 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー6階 グロース虎ノ門 Room 6
- 設立
- 2017年9月14日
- 代表
- 代表取締役社長・最高経営責任者 八木田 樹
- URL
- https://www.legalscape.jp/corp
要点まとめ
ここまでの記事内容を整理すると、リーガルスケープは社労士領域へのAI導入を加速するために複数の施策を同時に展開しています。販売提携、協賛、限定プランの提供という三つのチャネルを通じて、業界内での実務支援を目指すものです。また、AIの試験実績と基本書の提供を組み合わせた特別パックにより、実務で使える情報基盤の提供を企図しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月26日 08:30 |
| 主な取り組み | PSRネットワークとの販売提携、労務コンプライアンス協会への協賛、東京社労士協同組合限定プランの提供 |
| AIの試験実績 | 2024年度社労士試験(択一式・選択式)で合格基準点を上回る成績を記録 |
| 社労士特別パック | 基本プラン+『労働法 第13版』閲覧(対象:社労士・社労士事務所所属者、申込期限:2025年12月末、申込URL:https://www.legalscape.jp/sharosi/trial-inquiry) |
| サービス開始 | Legalscape:2021年6月提供開始、AIリサーチ機能導入:2023年9月 |
| コンテンツ量 | 4,000冊以上の書籍を含む計40,000件超 |
| 会社情報 | 株式会社Legalscape(設立:2017年9月14日、代表:八木田 樹、URL:https://www.legalscape.jp/corp) |
上記の通り、リーガルスケープは技術力と豊富な法情報データベースを基盤にして、社労士業務の効率化・高度化を図る施策を複合的に展開しています。特別パックの申込は指定URLから行う必要がある点や、電子版『労働法 第13版』の提供がLegalscape限定であることなど、利用にあたっての条件も明示されています。これらの点を踏まえ、社労士の業務支援ツールとしての位置づけが具体化していることがうかがえます。