11/29〜12/7週末限定　札幌地下鉄タッチ決済520円

土日4日間限定で「タッチ決済」がドニチカキップと同額に適用される仕組み

札幌市は、札幌市営地下鉄においてクレジットカード等のタッチ決済を用いた乗車について、令和7年（2025年）11月29日（土）、11月30日（日）、12月6日（土）、12月7日（日）の4日間限定で、1日の乗車料金が自動的に520円に抑えられる上限運賃キャンペーンを実施すると発表しました。発表日時は2025年11月26日16時26分、発表主体は札幌市です。

このキャンペーンでは、ICカードや回数券などではなく、タッチ決済対応のカード（クレジット・デビット・プリペイド）や、これらのカードが設定されたスマートフォン、スマートウォッチ等のデバイスでの決済が対象になります。累積した当日の乗車料金が520円を超えた場合に、請求額が自動的に520円（ドニチカキップ相当額）に調整されます。事前登録は不要であり、対象日当日に対象の媒体で決済すれば自動適用されます。

対象範囲と利用条件の詳細

キャンペーンの対象は札幌市営地下鉄のみで、他の交通機関（バスや他社の鉄道など）での利用は対象外です。地下鉄区間でのタッチ決済で累積された乗車料金が対象となり、当該日内における合計が520円を上回る場合に上限が適用されます。

対象となる「クレジットカード等」は、タッチ決済対応のカードや、それが設定されたスマートフォン・スマートウォッチ・リング型デバイスなどを含みます。具体的には、決済端末に接触または近接して支払うことで認証される非接触型決済（NFC等）を利用する媒体が該当します。

• 対象媒体：タッチ決済対応のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード。
• 対象デバイス：スマートフォン、スマートウォッチ、リング型デバイス等、当該カードが設定された媒体。

自動適用と事前登録の不要性

キャンペーンは自動的に適用され、利用者による事前登録や申請は不要です。対象日当日にタッチ決済で地下鉄に乗車すれば、カード会社からの請求時に1日の合計が上限の520円に調整されます。

そのため、利用者側で特別な操作を行う必要はありません。ただし、後述する媒体の扱いに関する注意点を踏まえたうえで利用する必要があります。

注意点と利用上の留意事項

キャンペーンには厳密な適用条件と注意点があります。まず、札幌市営地下鉄以外での利用は本キャンペーンの対象外である点を明確にしておく必要があります。地下鉄以外の区間での乗車や他事業者線の乗車分は合算されません。

また、カード番号が同一でも、利用する媒体が異なると1日の乗車料金は合算されない点が重要です。たとえば、同じクレジットカードのプラスチック製カードで朝に乗車し、同じカード番号を登録したスマートフォンで昼に乗車した場合でも、各媒体が別扱いとなり合算されない可能性があります。したがって、上限を適用させたい場合は、同一の媒体で支払うことが推奨されます。

合算されないケース

プラスチック製カード、スマートフォン、スマートウォッチ、リング型デバイス等、媒体が異なる場合は同一カード番号でも1日の乗車料金として合算されない。

対象外となる利用

札幌市営地下鉄以外の交通機関でのタッチ決済利用はキャンペーン対象外。

運用面の補足

今回のキャンペーンでは、乗車記録や決済情報の集計・判定は決済事業者や交通局のシステムで行われます。利用者は自分で集計を行う必要はありませんが、請求の内訳や明細についてはカード会社や決済サービスの明細で確認することができます。

キャンペーンの告知としてポスターが掲出される予定であり、詳細や細かな注意点については札幌市交通局のホームページで案内されます。利用にあたって不明点がある場合は、該当の案内ページを参照してください。

日程・告知先・発表情報の整理

実施日程は次の4日間です。いずれも土日であるため、週末の利用が対象となります。実施日は明確に定められており、該当日以外は本キャンペーンの対象外です。

キャンペーンに関する公式情報やより詳細な注意事項は札幌市交通局の公式ウェブページにて公開される予定です。以下に公式サイトのリンクを示します。

• 実施日：令和7年11月29日（土）、11月30日（日）、12月6日（土）、12月7日（日）
• 発表：札幌市（発表日時：2025年11月26日16時26分）
• 公式情報：札幌市交通局ホームページ

要点の整理とまとめ

ここまでの内容を表形式で整理します。以下の表は、今回のキャンペーンの主要ポイントをわかりやすく示したものです。表の後に簡潔なまとめの文章を付しています。

以上が札幌市が発表した、タッチ決済に関する上限運賃キャンペーンの全体像と具体的な条件、実施日程の整理です。対象は札幌市営地下鉄に限られており、事前登録不要で自動的に1日の乗車料金の上限が520円に調整されますが、媒体の違いによる合算不可や対象外となる交通機関がある点には注意が必要です。詳細は札幌市交通局の案内ページで確認してください。