都内初Skip Cart導入、トライアル西友花小金井店開業

トライアル西友花小金井店開店

開催日:11月28日

トライアル西友花小金井店開店
Skip Cartって本当にレジ待ちゼロになるの?
専用プリペイドカードを登録し、カートで自分でバーコードを読み取って専用ゲートを通過すれば会計完了。レジ待ちはほぼ解消され、スキャン忘れ通知やAIレコメンドも搭載されています。
何が買えるの?PBや九州の商品は多いの?
約25,000品を展開し約2割がPB。カスタード&ホイップシューやプルコギ、みなさまのお墨付きのカレー、ブラックモンブランなど九州色ある商品や酒類、衣料まで幅広く揃います。

トライアルと西友が描く都市型スーパーの新たなかたち

株式会社トライアルホールディングス傘下の株式会社STリテールは、トライアルと西友の強みを融合した新業態「トライアル西友」の第1号店として、東京都小平市の「トライアル西友 花小金井店」を2025年11月28日(金)にグランドオープンしました。発表は同日午前9時に行われています。

「トライアル西友」は、トライアルのITやデータ活用による効率的な運営、西友の都市立地や品揃えのノウハウ、両社の“おいしい食”へのこだわりを組み合わせた都市型新フォーマットです。ロゴは青と赤を用いて両社の融合を表現し、「GMS再生」を志向するモデルづくりを目指します。

  • 開業日:2025年11月28日(金)
  • 運営会社:株式会社STリテール(株式会社トライアルホールディングス傘下)
  • 目的:トライアルのテクノロジーと西友の都市型ノウハウを融合したスマートストアの展開
トライアルと西友の強みを融合した新フォーマットの第1号店「トライアル西友 花小金井店」11月28日(金)グランドオープン 画像 2

企業概要と関係性

代表や本社所在地などの会社概要も公開されています。トライアルホールディングス代表は永田洋幸、本社は福岡市。グループ連結売上高は8,038億円(2025年6月期)です。新設の株式会社STリテール代表は出口直樹で、設立は2025年7月となっています。

企業情報の詳細はトライアルホールディングスの公開情報に準じますが、今回の出店は両社の資源を組み合わせる初の実践例として位置づけられます。

トライアルと西友の強みを融合した新フォーマットの第1号店「トライアル西友 花小金井店」11月28日(金)グランドオープン 画像 3

花小金井店の構成と来店者に向けた具体的な利便性

花小金井店は西武新宿線・花小金井駅から徒歩約3分の好立地にあり、24時間営業で年中無休の店舗です。店舗面積は約1,080坪、駐車台数は144台と地域ニーズを意識した余裕ある設計となっています。

1階は生鮮食品や惣菜、加工食品を中心に、2階は酒類・日用品・衣料品・家電などを取り扱います。酒売場は1階から2階へ移動し、以前の約3倍の品揃えを実現しています。九州産の焼酎も多数揃え、トライアル発祥の“九州愛”を反映した商品展開を行います。

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売場の主な特徴

1階
生鮮(鮮魚の生使用寿司を新導入)、惣菜(職人監修)、加工食品
2階
酒類(移動により品揃え増強)、日用品、化粧品、家電、オリジナルアパレル

精肉部門は店内加工へ切替え、生産から店頭までの時間短縮により鮮度と価格の両立を図ります。一頭買いにより希少部位の販売も行います。

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導入技術が変える買い物体験──Skip Cartとインストアサイネージ

花小金井店は「スマートストア」として、トライアル独自開発のIoT・AI技術を導入しています。代表的な機器がセルフレジ機能付き買い物カートSkip Cart®と、売場に合わせたコンテンツ配信を行うインストアサイネージTMです。

これらの技術は顧客利便性の向上に加え、レジ待ち時間の解消、運営コストの削減、非計画購買促進による売上向上を同時に実現することを目指します。

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Skip Cart®の機能と導入規模

Skip Cart®は専用プリペイドカードをカートに登録し、付属スキャナーで商品バーコードを読み取ることで、従来のレジでの会計手続きを省く仕組みです。専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計が完了し、レジ待ちが発生しません。

機能面では「軽い」「画面が見やすい」「商品が入れやすい」設計を採用し、スキャン忘れ通知や顧客属性・購買履歴を活かしたAIレコメンド機能も搭載しています。花小金井店では都内初導入として80台を配備し、今回の導入でSkip Cart®の稼働台数は約22,000台となり、同社調べで世界一の稼働数になります。全国導入店数は265店舗目(2025年11月28日時点)です。

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インストアサイネージTMの役割と実績

インストアサイネージTMは売り場に合わせた映像・写真コンテンツを配信し、音声付きで店内放送と連動することが可能です。季節や催事に合わせた訴求、出来立て惣菜の案内などを行い、購買行動に効果を与えます。

同技術の導入効果として、焼き芋の出来立て映像を配信した店舗では、未導入店舗に比べて売上が114%アップした事例があります。花小金井店には41台が導入され、トライアル全体での稼働台数は約3,200台となります。国内での本格導入は169店舗目となる旨が示されています(2025年11月28日時点)。

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商品構成と注目ラインナップ──約25,000品目の品揃え

トライアル西友 花小金井店の総品目数は約25,000品目で、そのうち約2割がプライベートブランド(PB)商品です。トライアル・西友双方の人気PBを多く取り揃え、日常使いから特別な1品まで幅広くカバーします。

具体的なおすすめ商品や価格も明示されています。代表的な商品、価格、特徴は以下の通りです。

  • トライアルPB「おいしくなれ!」 カスタード&ホイップシュー:213円(税込)。クッキー生地に2種の砂糖をトッピングしたザクザク食感、2層のクリームがたっぷり。
  • トライアルPB プルコギ:178円(税込)/100g。職人が理想を追求した本格プルコギ。年間販売数は精肉・惣菜合計で約360万パック。
  • 西友PB「みなさまのお墨付き」 カシューナッツ香るマッサマンカレー:203円(税込)。ココナッツミルクとカシューナッツをベースにしたマイルドな辛さ。
  • 西友PB On theごはん シュクメルリ:278円(税込)。鶏肉や平茸をクリームソースとにんにくで仕上げたジョージア料理。

また、トライアルの出自である九州の“ソウルフード”を重視した品揃えとして、竹下製菓のアイスバー「ブラックモンブラン」をはじめとする九州商品を多数導入します。オープン日から3日間は店舗にてポップアップスペースを設け、子ども向けに500本/日を無料配布します(数量限定)。

2階売場では衣料のオリジナルブランドも充実しており、発熱・保温・保湿機能を持つインナー「ONFEEL」は累計販売数600万枚(2025年3月時点)を突破しています。代表的な商品の一つ「シルキーフリース」は保温性約60.1%(JIS L 1096 A法)を実現しています。

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店舗情報と問い合わせ先の整理

以下に、記事内で触れた花小金井店の主要データと企業情報を表で整理します。表の後に短いまとめの段落を置き、本記事の内容の要点を整理します。

項目 内容
店舗名 トライアル西友 花小金井店
所在地 東京都 小平市 花小金井一丁目2-23
開店日 2025年11月28日(金)
営業時間 24時間 年中無休
店舗面積 約1,080坪
駐車台数 144台
総品目数 約25,000品目(約2割がPB)
Skip Cart導入台数(花小金井店) 80台(全国265店舗目、稼働台数合計約22,000台)
インストアサイネージ導入台数(花小金井店) 41台(トライアル全体稼働台数約3,200台、本格導入169店舗目)
代表的PB商品例と価格 カスタード&ホイップシュー 213円、プルコギ 178円/100g、マッサマンカレー 203円、シュクメルリ 278円
特別施策 オープンから3日間、ブラックモンブラン500本/日を無料配布(子ども向け、数量限定)
運営会社 株式会社STリテール(代表:出口直樹)、親会社:株式会社トライアルホールディングス(代表:永田洋幸)
グループ売上高 8,038億円(2025年6月期、グループ連結)
一般問い合わせ先 店舗に関するお客様相談室 0120-033-559(受付 9時〜22時)

本記事は、トライアルと西友が共同で打ち出す新フォーマットの第1号店「トライアル西友 花小金井店」に関するプレスリリースの全文を基に、導入技術、売場構成、主な商品・価格、各種数値と企業情報を体系的にまとめたものです。スマートストアの導入やPBの強化、九州色を活かした地域商品展開など、具体的な施策と数値を通じて新業態の特徴を伝えています。