ホテラバSHIBUYA109店にブラウザ完結のモバイルオーダー導入
ベストカレンダー編集部
2025年11月28日 14:15
ホテラバSHIBUYA109導入
開催日:11月28日
SHIBUYA109の新店舗で“探しやすさ”を再設計したカラコン体験
2025年11月28日付の発表によると、株式会社Everforth(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森下将憲)は、国内最大級のカラコン通販サイト「HOTEL LOVERS(通称:ホテラバ)」がオープンしたSHIBUYA109新店舗向けに、業界としては初となるモバイルオーダーシステムを開発・導入しました。発表日時は2025年11月28日 09時30分です。
カラコンは色、デザイン、サイズ、度数などの選択肢が多く、従来の店頭では「どれを選べばよいかわからない」「目当ての商品が見つけにくい」といった課題が常態化していました。ホテラバSHIBUYA109店では、売り場の陳列・導線設計と合わせてデジタルツールを導入することで、消費者が希望の商品をスムーズに発見できることに重点を置いています。
売り場設計とデジタル導線の併用
店頭では商品棚に設置されたPOPのQRコードをスマートフォンのブラウザで読み取るだけで、その商品のラインナップ検索、在庫確認、受け取り手続きまでをワンストップで行えます。これにより、実店舗でありながらECのような検索性・利便性を実現しています。
導線設計は「探す→選ぶ→受け取る」をシームレスにつなげることを目指しており、来店から購入までのストレスを削減するための細かな工夫が施されています。
ブラウザベースで導入できるモバイルオーダーの技術仕様と運用設計
Everforthが開発したモバイルオーダーシステムは、専用端末やネイティブアプリを必要とせず、ブラウザ上で動作する点が大きな特徴です。これにより短期間での導入が可能になり、運用開始までのハードルを低くしています。
さらに、カラコンは高度管理医療機器に該当するため、販売履歴やLOT番号の管理が厳格に求められます。本システムは顧客情報と購入履歴を安全に紐づけて一元管理し、法令順守と運用効率の両立を目指しています。
LOT番号管理と販売記録の一元化
医療機器としてのトレーサビリティ確保が必要なカラコンに対して、システムは以下の機能を備えています。
- 購入ごとのLOT番号の記録と顧客情報の紐付け
- 販売記録の検索機能および履歴出力
- セキュリティとプライバシーを保ったデータ管理
これらにより、万が一の事象発生時に迅速な対応が可能となるほか、日常のオペレーションにおけるスタッフの負担を軽減します。
ピッキング効率と現場オペレーション
商品点数が多いカラコン店舗特有のピッキング作業に配慮し、ピッキングスタッフの作業負荷を下げる設計がなされています。具体的には、ブラウザベースの画面でピッキング順や棚位置を示すガイドを提供し、誤ピッキングを低減するとともに出荷速度を向上させる仕組みが導入されています。
運用面では、スタッフ教育や現場での運用フローを最小限の工数で定着させられるよう、直感的なUIと必要な情報の集約を重視した設計が採用されています。
LINE連携を軸にした顧客とのコミュニケーション設計とCRM
今回導入したシステムはLINEアカウントを軸に設計されており、モバイルオーダーや試着オーダーの情報をお客様のLINEアカウントと自動で結びつけて管理します。これにより、お客様はLINE上でいつでも購入履歴を確認でき、店舗側はクーポン配信や再購入リマインドなどをシームレスに行えます。
LINEを中心とする設計は、新たなツール導入や複雑な管理を必要とせず、既存のコミュニケーションチャネルを活かしてOne to OneのCRMを実装できる点が利点です。
CRM運用の具体的効果
- 顧客利便性
- LINEで購入履歴や受け取り状況、クーポン情報を確認できるため、来店・受取の流れが明確になります。
- 運営側の効率化
- クーポン配信や再購入リマインドが自動化でき、販促の効果測定も容易になります。
これらは顧客体験の向上と同時に、店舗オペレーションの効率化をもたらします。
プロジェクト関係者のコメントと今後の方向性、重要データの整理
ホテラバ代表の岡田英幸氏は、今回の導入について次のように述べています。「カラコンは色味やデザインの種類が非常に多く、ユーザーが“自分に合う”レンズを見つけるのが難しい商材です。SHIBUYA109店では、リアル店舗でありながらもECサイトのように『探しやすく・試しやすい』体験を実現したいと考えました。」
岡田氏はさらに、カラーコンタクトが高度管理医療機器に該当するため顧客情報と販売した商品のLOT番号の紐付けが必要で、これまでは大きなオペレーションコストが課題であったこと、今回のシステム導入によりスマートフォンのブラウザで完結する一気通貫の仕組みが実現し、オペレーションの大幅な効率化につながったと説明しています。
Everforthの今後の取り組み方針
Everforthは今後もリアルとデジタルを融合した購買体験の創出に取り組む方針です。AIなどの最新技術を活用した“心地よい体験設計”を実装し、業種や業態を問わず店舗ビジネスの革新を目指すパートナー企業との共創を推進していく意向を示しています。
なお、業界初の表現については注記があり、「※:株式会社ホテラバ調べ、2025年10月1日時点、『日本国内のカラーコンタクトレンズ専門店』において」とのことです。
関連情報とお問い合わせ先
ホテラバの企業情報および運営サイトは以下の通り提示されています。
- 会社名:株式会社ホテラバ
- 所在地:東京都渋谷区渋谷3-27-11 祐真ビル新館4,5F
- 代表者:代表取締役 岡田 英幸
- ホームページ:https://hotelovers.co.jp/
- ECサイト:https://hotellovers.jp/?wchat=true
Everforthの問い合わせ先は以下です。
- 会社名
- 株式会社Everforth
- 所在地
- 〒150-0047 東京都渋谷区神山町25-2 松濤グランドヒルズ1F
- 担当者
- 沖津
- メール
- info@everforth.co.jp
- お問い合わせフォーム
- https://everforth.co.jp/contact/
この記事の主要点を表形式で整理
以下は本記事で触れた主要な情報を表にまとめたものです。導入企業、対象店舗、システムの特徴、連携先、コンタクト情報などを一覧化しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月28日 09:30 |
| 導入企業(開発・提供) | 株式会社Everforth(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森下将憲) |
| 導入先(クライアント) | HOTEL LOVERS(ホテラバ) SHIBUYA109新店舗 |
| システムの主な特徴 | ブラウザベースのモバイルオーダー、QR読み取りでラインナップ検索・在庫確認・受取手続き、LOT番号と顧客情報の一元管理、ピッキング支援 |
| コミュニケーション連携 | LINEアカウントと自動紐付け(購入履歴確認、クーポン配信、再購入リマインド、One to One CRM) |
| 業界初の表記 | ※:株式会社ホテラバ調べ(2025年10月1日時点)「日本国内のカラーコンタクトレンズ専門店」において |
| ホテラバ 会社情報 | 所在地:東京都渋谷区渋谷3-27-11 祐真ビル新館4,5F/代表:岡田英幸/EC:https://hotellovers.jp/?wchat=true |
| Everforth お問い合わせ | 住所:〒150-0047 東京都渋谷区神山町25-2 松濤グランドヒルズ1F/担当:沖津/メール:info@everforth.co.jp/フォーム:https://everforth.co.jp/contact/ |
| カテゴリ・キーワード | カテゴリ:システム・Webサイト・アプリ開発、スマートフォンアプリ/キーワード:DX、店舗、小売DX、アプリ、ファッション、IT |
| ダウンロード情報 | プレスリリース内で使用されている画像ファイルのダウンロードが可能と明記 |
以上が、EverforthによるホテラバSHIBUYA109店向けモバイルオーダー導入に関する要点の整理です。本件はカラコンという選択肢の多い商材の“不明瞭さ”をテクノロジーで解消し、現場の運用負荷を低減する点に重点が置かれています。ブラウザ完結の設計、LOT番号を含む販売記録の一元管理、LINE連携によるCRMの実装といった要素は、リアルとデジタルをつなぐ店舗の設計を進めるうえで参考となる示唆を含んでいます。