fincode、売上活用のビジネスカードと請求書カード払いを開始

請求書カード払い開始

開催日:11月27日

請求書カード払い開始
fincode請求書カード払いって誰が使えるの?
基本は法人向けで、fincodeバイヤーアカウントを保有しGMOイプシロンの審査で承認された事業者だけが利用できます。ビジネスカードは企業・個人事業主も対象です。
これを導入すると何が変わるの?
売上入金を待たずバーチャルカードで支払いができ、請求書はカード決済で支払期日を実質的に延長可能。資金繰りの柔軟化と経理業務の効率化が期待できます。

キャッシュフローを自在に設計する2つの新機能、提供開始の背景と日時

GMOイプシロン株式会社は、オンライン決済インフラ「fincode byGMO」のオプション機能として、2025年9月より提供中の「fincodeビジネスカード」に加え、2025年11月27日(木)より「fincode請求書カード払い」の提供を開始しました。プレスリリースはGMOインターネットグループより2025年11月28日16時00分に発表されています。

今回の機能追加は、入出金のタイミングを事業者側で設計できる環境を整えることを目的としています。スタートアップや中小事業者が迅速に事業判断を行い、機動的に投資や支払いを行えるようにするため、売上の未入金状態でも支払いに活用できる仕組みと、請求書支払いの期間をクレジットカードで延長できる仕組みを提供します。

オンライン決済インフラ「fincode byGMO」、キャッシュフローを柔軟に設計できる2つのオプション機能を追加【GMOイプシロン】 画像 2

導入の背景と狙い

国内の多くのスタートアップは、限られた人員と短いリードタイムで事業成長を目指しています。そのため決済機能には、導入の容易性、実装負担の軽さ、明快な料金体系が強く求められます。

GMOイプシロンはGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)の連結会社として培ってきた決済に関するナレッジと開発力を活かし、2022年5月から「fincode byGMO」を提供してきました。今回のオプション追加により、導入事業者が資金の滞留を減らし、成長機会に即応できるようにすることを目指します。

  • プレス発表日:2025年11月28日 16:00
  • 新機能提供開始日:2025年11月27日(木)
  • 既存機能:「fincodeビジネスカード」(提供開始:2025年9月)

fincodeビジネスカード:売上連動で使えるバーチャルVisaカードの詳細

「fincodeビジネスカード」は、売上金額に応じて利用枠が自動的に更新される売上連動型のVisaブランド対応バーチャルカードです。売上の入金日を待たずにカード決済に活用できる仕様となっており、年会費・発行手数料・月額費用はすべて無料です。

管理画面からカードの発行・停止・利用履歴確認を即時で行え、複数枚のバーチャルカードを発行して用途ごとに管理することが可能です。さらに、カード利用額の0.5%がキャッシュバックされる特典も用意されています。

利用開始までの流れと運用上のポイント

サービス利用申請時に審査があり、最短2営業日で審査が完了するとカード発行が可能になります。発行されるのはバーチャルカードのみで、物理カードの提供はありません。

支払方法としては「fincode byGMO」の売上金からの相殺方式を採用しています。売上金が不足する場合は別途請求となる可能性がある点に留意が必要です。対象は事業者(企業・個人事業主)です。

項目 内容
カード種別 売上連動型バーチャルVisaカード(物理カードなし)
利用開始審査 サービス利用申請時に審査、最短2営業日で完了
料金 年会費・発行手数料・月額費用:無料、利用額の0.5%をキャッシュバック
管理 管理画面で発行・停止・利用履歴確認、複数枚発行可
支払方法 fincodeの売上金からの相殺方式(売上不足時は別途請求の可能性あり)
(※1)バーチャルカードについて
物理カードを発行せずカード番号等をデジタルで提供する方式で、主にオンライン決済に利用。
(※2)カード発行の審査
サービス利用申請時に審査を行い、最短2営業日で審査完了後にカード発行。
(※3)発行形態
本カードはバーチャルカードのみ。物理カードは提供しない。
(※4)売上金相殺の注意
売上金が不足する場合は別途請求の可能性あり。
(※5)利用対象
利用対象は事業者(企業・個人事業主)。

fincode請求書カード払い:請求書支払いをカードで処理し支払期日を調整

新機能「fincode請求書カード払い」は、請求書の支払いをVisa・Mastercardブランドのクレジットカード(クレジットカードの他、デビッドカードも可)で行える仕組みです。カード決済を選ぶことで、支払いからカード引き落としまでの期間に余裕が生まれ、キャッシュフローを柔軟に運用できます。

利用対象は法人で、fincodeバイヤーアカウントを保有し、GMOイプシロン所定の審査を経て承認された事業者です。申請手順は請求書をアップロードしクレジットカード情報を入力して申請、申請からおよそ2営業日で審査が行われ、審査通過後に取引先の口座へ振込手続きが行われます。

利用手順と利用上の留意点

基本的な手順は以下のとおりです。事務処理の流れが明確になるため、日々の経理業務の効率化にもつながります。

  1. 請求書をfincodeの管理画面へアップロード
  2. 支払に使用するクレジットカード情報を入力して申請
  3. 申請後、約2営業日で審査
  4. 審査通過後、取引先の口座へ振込処理

クレジットカードの利用限度額に準じて利用可能枠が決まる点や、利用対象が法人である点に注意が必要です。また、振込までの期間や審査結果により利用可否やタイミングが変動する可能性があります。

リリース記念キャンペーン(2025年11月27日~12月23日)

提供開始日の2025年11月27日(木)から2025年12月23日(火)まで、リリースキャンペーンが実施されます。対象はfincodeバイヤーアカウントを保有し、GMOイプシロンの審査で承認された事業者です。

キャンペーン期間 対象 手数料(キャンペーン) 通常手数料 最低手数料
2025/11/27(木)〜2025/12/23(火) fincodeバイヤーアカウント保有で審査承認済の事業者(法人) 2%(取引ごと) 3%(取引ごと) 1,000円(非課税)

キャンペーンは予告なく内容が変更または終了する場合があり、終了後は通常手数料の3%が適用されます。取引あたりの最低手数料は1,000円(非課税)である点も明記されています。

(※6)カードブランドについて
Visa・Mastercardに加え、クレジットカードの他にデビッドカードも利用可能。利用限度額は各カードの枠に準じる。
(※7)利用対象について
fincode請求書カード払いの利用対象は法人。
(※8)手数料について
通常手数料は3%。キャンペーン期間中は2%に引き下げ。最低手数料は1,000円(非課税)。

fincode byGMOの機能、グループ体制と問い合わせ先

「fincode byGMO」はスタートアップ向けに設計されたオンライン決済インフラで、テスト環境の即時提供、迅速なWeb審査、開発工数を削減するSDKやUIコンポーネントなどを提供し、短いリードタイムで決済システムを実装できる点が特徴です。2022年5月のサービス提供開始以降、導入事業者のフェーズに応じた拡張機能を揃えています。

2025年6月には国内PSPとして初めて「MCP(Model Context Protocol)」に対応しており、AIエージェントとの連携による新たなユーザー体験にも対応している点が特長です。また、REST APIを通じて独自決済フローやサブスクリプション機能の拡張が可能です。

提供体制とセキュリティ

GMOイプシロンはGMOペイメントゲートウェイの連結会社であり、プライバシーマークやPCI DSS、ISMS準拠といったセキュリティ基準に準拠した環境を提供しています。グループ内で決済や金融関連サービスに関するノウハウを共有し、事業者の成長支援を行っています。

「Epsilon byGMO」や売上連動型ビジネスカード「Cycle byGMO」、レンディングや送金サービスと連携し、事業者のキャッシュフロー改善と事業拡大を支援するサービス群が整備されています。

問い合わせ先と関連URL

サービスに関する問い合わせは、GMOイプシロン「fincode byGMO」サポートチームの問い合わせフォームから受け付けています。フォームURLは以下の通りです。

以下は各社の基本情報です。プレスリリースに記載された情報をもとに整理しています。

会社名 所在地 代表者 事業内容 資本金
GMOイプシロン株式会社 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 ヒューマックス渋谷ビル 代表取締役社長 村上 知行 オンライン販売の決済代行、代金回収代行及び付帯業務 1億5百万円
GMOペイメントゲートウェイ株式会社 東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス 代表取締役社長 相浦 一成 総合的な決済関連サービス及び金融関連サービス 133億23百万円
GMOインターネットグループ株式会社 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿 持株会社(グループ経営機能)、各種インターネット事業 50億円

要点の整理(機能、利用対象、開始日、料金・キャンペーン)

以下の表は本記事で取り上げた内容を項目別に整理したものです。各機能の提供開始日、利用対象、料金体系、注意点などを一覧化しています。

項目 fincodeビジネスカード fincode請求書カード払い
提供開始日 2025年9月(提供中) 2025年11月27日(木)〜 提供開始
主な機能 売上連動型バーチャルVisaカード、管理画面で発行・停止・履歴確認、複数枚発行可、0.5%キャッシュバック 請求書支払いをVisa/Mastercard等のカードで実行、カード決済による支払期日の延長
利用対象 事業者(企業・個人事業主) 法人(fincodeバイヤーアカウント保有かつ審査承認が必要)
審査完了目安 最短2営業日で利用申請の審査完了後にカード発行 申請からおよそ2営業日で審査、審査通過後に振込手続き
料金 年会費・発行手数料・月額費用:無料・0.5%キャッシュバック 通常手数料:3%(1取引あたり最低手数料1,000円(非課税)) キャンペーン中は2%
注意点 物理カードは提供なし。売上金が不足する場合は別途請求の可能性あり。 キャンペーンは予告なく変更・終了する場合あり。利用限度額はカードの枠に準じる。

本記事はGMOイプシロンからのプレスリリースをもとに、提供開始日、機能の詳細、利用条件、キャンペーン情報、会社情報、問い合わせ先までの情報を網羅的に整理しました。導入を検討する事業者は、審査基準や運用ルール、各種手数料の取扱いについて、公式問い合わせ窓口やサービスページでの確認を推奨します。

参考リンク: