ALL-UPが正式リリース、AIで会計業務を自動化

ALL-UP正式リリース

開催日:11月30日

ALL-UP正式リリース
ALL-UPって何ができるの?
ALL-UPはメタアルケミストのブラウザ型AI会計プラットフォーム。レシートOCRや自動仕訳、書類分類、Google Drive連携で入力から財務諸表作成まで一貫して自動化します。監査ログや暗号化など運用面の機能も備えています。
中小企業やフリーランスでも使えるの?
使えます。個人事業主から中小企業、会計事務所まで想定。複式簿記対応や決算書自動生成、移行サポート、研修、チャットサポートがあり複数拠点の統合管理や監査対応にも対応しています。

発表の要点:AI会計サービス「ALL-UP」正式リリース

株式会社メタアルケミストは、2025年11月30日11時50分に、AI会計サービス「ALL-UP」を正式リリースしました。ALL-UPはブラウザだけで入力・管理・レポート作成が完結する包括型の財務・会計管理プラットフォームであり、個人事業主から中小企業、会計事務所まで幅広い利用を想定しています。

本リリースに関する公式情報や製品紹介ページは以下で公開されています。サービスの詳細確認や問い合わせは公式サイトを参照してください。

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リリースの背景と目的

ALL-UPの開発目的は、会計業務における手作業の負荷を軽減し、デジタル化とAIを活用して業務効率と監査対応力を高めることにあります。従来のレシート管理や帳簿作成の煩雑さ、複数拠点でのデータ統合の課題などを解消することを企図しています。

発表資料では「Before/After」の比較を明示し、導入前の課題(レシート紛失、手作業の帳簿作成、決算準備の負担、複数拠点の煩雑なデータ管理)に対して、導入後に期待される改善(デジタル化による紛失防止、AIによる入力作業の削減、リアルタイムな財務把握、一元管理による業務効率向上)を示しています。

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主要機能と技術的特徴:日常業務から決算・監査まで対応

ALL-UPは単なるレシート管理ツールではなく、会計基盤として必要な機能群を備えています。モバイル対応や直感的なUIに加え、AIを活用したOCRと自動仕訳機能、Google Driveなどクラウドストレージとの連携、複式簿記や財務諸表の自動生成といった会計実務を支える構成です。

以下に主要な技術・機能をカテゴリ別に整理します。各機能は日本の会計基準に準拠するよう設計されており、監査対応のための証跡管理や詳細な操作ログ保存も実装されています。

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操作性とリアルタイム性

操作面では、会計の専門知識がなくても利用できる直感的なインターフェースを目指しています。スマートフォンからのレシート登録にも対応しており、入力と同時に財務諸表が自動更新されるため、リアルタイムで財務状況を把握できます。

  • 直感的な操作:会計未経験者でも利用可能なUI設計
  • モバイル対応:スマートフォンでのレシート撮影・登録
  • リアルタイム更新:入力と同時に貸借対照表・損益計算書が反映
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AI・自動化(OCR・自動仕訳・分類)

AI機能の要点は、領収書や請求書の自動データ化と自動仕訳の提案、書類の自動分類にあります。撮影したレシートをOCRで読み取り、AIが適切な勘定科目を提案することで手作業を大幅に削減します。また、Google Driveと連携してクラウドストレージと自動同期する機能も備えています。

OCR機能
レシート撮影で自動データ化。文字認識精度向上のための学習モデルを活用。
自動仕訳
AIが取引内容から勘定科目を提案し、ユーザー確認後に仕訳を確定。
書類分類
領収書・請求書・契約書などを自動で分類し、検索性を向上。
クラウド連携
Google Driveとの自動同期で外部保存と共有が容易。
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会計処理と監査対応

ALL-UPは複式簿記に対応し、貸借対照表や損益計算書を自動生成するため、月次・年次の決算書作成や会計監査に耐えうる機能を備えています。監査対応として、詳細な取引履歴と操作証跡(監査ログ)が保存され、会計基準に準拠した報告が可能です。

  • 複式簿記対応:正確な会計処理を担保
  • 財務諸表自動生成:貸借対照表、損益計算書を自動作成
  • 監査ログと証跡保管:監査時の証拠資料として保存可能

導入対象と期待される効果、サポート体制

ALL-UPの想定ユーザーは個人事業主・フリーランス、確定申告を行う事業者、中小企業やスタートアップ、複数クライアントを扱う会計事務所・税理士事務所など多岐にわたります。用途別に必要な機能が提供され、導入によって作業時間削減やデータ整備の効率化が期待されます。

導入後の効果としては、デジタル化によるレシート紛失の防止、AIによる入力負荷の軽減、リアルタイムでの財務状況把握、一元管理による業務効率化などが挙げられます。複数拠点のデータ統合や標準化された報告書作成にも対応する点が中小企業やスタートアップにとっての利点です。

具体的な導入対象

  1. 個人事業主・フリーランス(確定申告用帳簿作成、レシート管理)
  2. 中小企業・スタートアップ(月次・年次決算作成、複数拠点の会計統合)
  3. 会計事務所・税理士事務所(複数クライアントの会計データ管理、監査証跡の保管)

サポート体制と導入支援

サポート体制としては24時間アクセス可能なオンラインヘルプに加え、営業時間内のチャットサポート、初期設定を支援するセットアップ支援が用意されています。さらに、無料デモ、他システムからの移行サポート、チーム向け研修プログラムも提供されます。

  • オンラインヘルプ:24時間閲覧可能な詳細マニュアル
  • チャットサポート:営業時間内のリアルタイム対応
  • セットアップ支援:初期設定のサポート
  • 無料デモ:実際の画面を見ながらの機能説明
  • 移行サポート・研修プログラム:他システムからのデータ移行とチーム研修

また、税申告など個別の専門的な相談については、提携する税理士事務所への相談(別料金)が可能とされています。料金は提携税理士事務所の規定に従います。

セキュリティと運用面の配慮

会計データを扱うサービスにとってセキュリティは重要な要素です。ALL-UPはデータ暗号化や自動バックアップ、ユーザーごとの細かなアクセス制御により、機密性・可用性の確保を図っています。加えて全操作の監査ログを保存しており、内部統制や監査対応に配慮した設計です。

定期アップデートについても明記されており、新法や税制の変更に随時対応し、ユーザーの意見や要望を集約してアップデートロードマップを提示する方針が示されています。これにより継続的な改善と法令順守が見込まれます。

セキュリティ項目 内容
データ暗号化 すべてのデータを暗号化して保護
バックアップ 自動バックアップでデータ消失を防止
アクセス制御 ユーザーごとの細かな権限設定
監査ログ すべての操作履歴を記録

運用面では、Google Drive連携や柔軟な勘定科目設定、決算書や業績分析のサンプル提供など、実務に直結する機能が整備されています。これにより会計担当者は既存ワークフローとの接続やカスタマイズを行いやすくなります。

まとめ:ALL-UPの要点整理

以下に、この記事で紹介したALL-UPの主要情報を表形式で整理します。製品の提供元、リリース日、主要機能、対象ユーザー、サポート方法、セキュリティ対策などを網羅しています。最後の段落では、サービスを理解するための要点を簡潔にまとめます。

項目 内容
サービス名 ALL-UP
提供会社 株式会社メタアルケミスト
リリース日 2025年11月30日 11時50分
公式URL https://all-up.meta-alchemist.co.jp/
主な対象 個人事業主・フリーランス、中小企業・スタートアップ、会計事務所・税理士事務所
主要機能 OCR・自動仕訳・書類分類・複式簿記対応・財務諸表自動生成・Google Drive連携
監査対応 監査ログ、詳細な取引履歴と証跡の保管
セキュリティ データ暗号化、自動バックアップ、アクセス制御、監査ログ保存
サポート 24時間オンラインヘルプ、営業時間内チャット、セットアップ支援、無料デモ、移行サポート、研修
税理士相談 提携税理士事務所への相談(別料金、料金は事務所規定)
定期アップデート 税制・法改正への対応、ユーザー要望に基づく機能改善
決算書・業績サンプル 決算書サンプル、業績分析サンプル、GoogleDrive連携サンプル、柔軟な勘定科目設定

ALL-UPはブラウザベースで完結する会計プラットフォームとして、日常のレシートや請求書処理から決算・監査までを一貫してサポートする設計です。AIによる自動化機能と詳細な監査証跡、暗号化やバックアップなどの運用面での配慮により、実務での導入検討に使える情報が網羅されています。導入を検討する場合は、公式サイトで製品紹介やデモの確認、移行支援や税理士相談の条件を確認することが推奨されます。

参考リンク: