銚子発『HUB & FLAG』地域商社で魅力を循環
ベストカレンダー編集部
2025年11月30日 14:55
銚子地域商社設立
開催日:11月30日
銚子から始まる地域の循環 — 地域商社『HUB & FLAG』の狙い
千葉県銚子市を拠点に活動するAREYOUGOING株式会社(代表 坂尾英彦)は、地域のヒト・モノ・コトをつなぎ、地域ブランド創出・販路開拓・外部連携を担う地域商社として、クラウドファンディング『地域商社設立 銚子の未来に旗を立てるプロジェクト』をCAMPFIREにて公開しました。公開日時は2025年11月30日 12時00分です。
このプロジェクトは銚子の分散した資源や取り組み、情報をハブとして束ねることで、地域の魅力を整理・循環させ、外部へ発信していくことを目的としています。代表の坂尾氏は、地域当事者によるスピード感ある収益化を伴う地方創生の必要性を強調しています。
立ち上げの基本コンセプト
プロジェクトの名称は『HUB & FLAG』。HUBは地域内部の情報と人をつなぐ役割、MAKEは銚子ならではの体験や商品を作る役割、FLAGは銚子のポテンシャルを全国・世界へ発信する役割を担います。これら三つのアクションを通じ、地域資源を循環する仕組みづくりを目指します。
公開されたクラウドファンディングのページは以下のリンクで確認できます。支援や詳細はCAMPFIRE のプロジェクトページに掲載されています。
- クラウドファンディングページ https://camp-fire.jp/projects/877196/view?list=watched
HUB・MAKE・FLAG — 三つの軸で進める具体的施策
プロジェクトは三つの行動軸で銚子の魅力を循環へと変換します。それぞれの軸では具体的な取り組みが示されており、一次産業の価値化や体験プログラム、販路拡大まで一貫して設計されています。
以下に示す各軸の詳細は、地域内の事業者、企業、行政、教育機関との連携によって実装されることが想定されています。事業化を念頭に置いたプログラム設計が特徴です。
① HUB — 地域の情報と人をつなぐ
HUBの役割は、銚子に点在する多様な活動を可視化し、関係者間のつながりを作り出すことです。漁業、農業、醸造、観光、文化といった領域の情報整理と共有を進めます。
具体的な施策として、事業者・企業・行政・教育機関をつなぎ、課題解決を促進させるネットワーキング、地域全体で成果が生まれる仕組みの構築が挙げられます。
- 地域資源の可視化(データ整理、マッピング)
- 関係者間の協働プラットフォーム運用
- 課題解決型のワークショップや情報共有会の実施
② MAKE — 体験・商品・コンテンツの開発
MAKEでは“生産→出荷”に留まらず、ストーリーと体験を届ける商品やプログラムをつくります。一次産業体験を中心に、教育旅行や企業研修向けの地域プログラム、地元食材を用いた商品開発に注力します。
銚子の本質的な魅力は「人の物語」にあるとする考え方に基づき、観光客の滞在満足度を高める受入体制や食体験の設計も進めます。
- 農業・漁業・醸造の一次産業体験プログラムの開発
- 食育・地域プログラムを組み込んだ社内研修・教育旅行の設計
- 地元食材を活用した商品・食体験の企画と試作
③ FLAG — 銚子のポテンシャルを全国・世界へ発信
FLAGの取り組みは、開発した商品や体験を外部に届ける販路開拓とプロモーションです。全国での銚子フェアや販促イベントの企画、企業との連携による社内販売や産品販売を行います。
発信は単発のイベントだけでなく、継続的な販路設計と外部パートナーとの協業によって、銚子の知名度と経済性を高めることを目指します。
- 銚子フェア、販促イベントの企画運営
- 企業向け販売チャネルの活用と共同プロモーション
- 国内・海外へのPRと販路開拓
立ち上げ背景と関係者の声 — なぜ今、銚子で地域商社なのか
銚子市は海産物、農産物、醤油文化、灯台や海風を感じる町並みなど、唯一無二の地域資源を抱えています。しかし情報や取り組みが点在しており、適切に整理・発信されていない課題が指摘されています。
人口動態も課題で、ピーク時の約10万人から減少を続け、2025年時点で約53,000人。2030年には約4万人へ減少すると予測され、若年層の流出と一次産業の担い手不足が深刻化しています。外部依存ではなく当事者による自走的な地域づくりが求められている点が立ち上げの動機です。
代表およびメンバーからのコメント
AREYOUGOING代表 坂尾英彦は、これまで農業の魅力発信に取り組んできた経験を背景に、銚子の未来に向けて地域価値の最大化を目指す覚悟を示しています。チョウシ・チアーズ株式会社代表 佐久間快枝は、銚子ビールや銚子灯台コーラなどの経験を活かし、新たな挑戦として地域商社を位置づけています。
リトルリンク株式会社 代表 望月瑛司は、地域おこし協力隊時代の経験を踏まえ、「銚子を全国に、全国から銚子へ」という想いでプロジェクトに参加しています。メンバーは銚子現地の経験と事業構築のノウハウを組み合わせる体制を整えています。
行政・企業からの応援コメント
銚子市長 越川信一は一次産業体験を主軸とした地域商社の立ち上げを応援すると述べ、地域資源を掘り起こしつなげる重要性を指摘しています。銚子電気鉄道 代表 竹本勝紀、三菱商事 銚子支店長 小野航、銚子市事業承継・創業支援ラボ会長 伊藤剛康などからも支援と期待のコメントが寄せられています。
これらの支援は、地域内の関係人口や創業予備軍を呼び込み、働く場づくりにつなげるというラボの目的とも整合しています。事業承継や創業支援と連携しながら実証を進める計画です。
今後の予定・支援方法・会社情報
本プロジェクトの今後の予定には、クラウドファンディングを通じた仲間・スポンサーの募集、地域資源の調査・ネットワーク整理、企業向け体験/研修プログラムの開発、市内での観光・体験コンテンツの実装、市外/国内/海外へのPR・販路開拓が含まれます。
支援や詳細はCAMPFIRE の該当ページで確認できます。プロジェクトは資金調達だけでなく、地域内外の協働パートナーを募る意図も掲げています。
- クラウドファンディング
- https://camp-fire.jp/projects/877196/view?list=watched
- 会社名
- AREYOUGOING株式会社
- 代表者
- 坂尾英彦
- 事業内容
- 地域活性事業/観光事業/クリエイティブ事業 ほか
- 問い合わせ
- 担当:坂尾英彦 Mail:ayg@choshicheers.com
プレスリリース内の画像素材はダウンロード可能と記載されています。ビジネスカテゴリは農林・水産、広告・宣伝・PR、キーワードは銚子市、農業、水産、クラウドファンディング、地方創生、町おこし、地域商社、地域おこし協力隊などが挙げられています。
本文の要点整理
以下は本記事で触れた主要情報を表形式で整理したものです。プロジェクトの核となる事項、連絡先、支援窓口、主な関係者と今後の予定を明確に記載しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | 地域商社設立 銚子の未来に旗を立てるプロジェクト(HUB & FLAG) |
| 公開日時 | 2025年11月30日 12時00分 |
| 主催 | AREYOUGOING株式会社(代表 坂尾英彦) |
| 目的 | 地域資源の可視化・体験商品化・販路開拓による持続可能な地域循環の構築 |
| 三つの柱 | HUB(情報と人の連携)/MAKE(体験・商品開発)/FLAG(発信・販路開拓) |
| 主な支援・連携者 | チョウシ・チアーズ株式会社 佐久間快枝、リトルリンク株式会社 望月瑛司、銚子市長 越川信一、銚子電気鉄道 竹本勝紀、三菱商事 小野航、銚子市事業承継・創業支援ラボ 伊藤剛康 |
| 今後の予定 | 仲間・スポンサー募集、地域資源調査、研修プログラム開発、観光・体験コンテンツ実装、PR・販路開拓 |
| 支援ページ | https://camp-fire.jp/projects/877196/view?list=watched |
| 問い合わせ先 | AREYOUGOING株式会社 担当:坂尾英彦 Mail:ayg@choshicheers.com |
本記事では、銚子における地域商社設立の背景、目的、具体的施策、関係者のコメント、今後のスケジュールや支援方法までを網羅して記載しました。地域資源の循環と外部への発信を両輪として進めるHUB & FLAG の動きが今後どのように具体化していくかが注目されます。
参考リンク: