岡山大学で女性活躍シンポ、那須学長が制度改革を提案
ベストカレンダー編集部
2025年12月1日 05:45
岡山たいようシンポジウム
開催日:11月25日
岡山で開かれた「岡山たいようプロジェクト × WePRO シンポジウム」の狙いと開催概要
2025年11月25日、岡山大学鹿田キャンパス内のJunko Fukutake Hall(Jホール)を会場に「岡山たいようプロジェクト × WePRO シンポジウム」が開催されました。主催は山陽新聞社、共催は岡山大学で、岡山を「住みたい・働きたい地域」にするための議論を深めることを目的とした地域連携型のシンポジウムです。
本シンポジウムは、女性のキャリア形成や多様な働き方を軸に、地域における女性活躍と多様性の向上をめざす取り組みの一環として実施され、大学や地域の関係者、一般参加者らが意見を交換しました。岡山大学側からは那須保友学長がトークセッションに登壇し、三村由香里理事(企画・評価・総務担当)もグループ対話に参加しました。
開催日時・場所・主催
開催日時は2025年11月25日、開催場所は岡山大学鹿田キャンパス Junko Fukutake Hall(Jホール)です。主催は山陽新聞社、共催は岡山大学となっています。
本件の公式公開は岡山大学側のプレスリリースとして2025年12月1日 02時31分に行われており、岡山大学の公式サイトに詳細が掲載されています。
- 開催日:2025年11月25日
- 会場:岡山大学鹿田キャンパス Junko Fukutake Hall(Jホール)
- 主催:山陽新聞社
- 共催:岡山大学
那須保友学長のトークセッション内容と大学の取り組み
那須保友学長は「“女性が輝く”を地域の力に~好循環を生み出すカギとは?」をテーマにしたトークセッションで発言しました。学長は大学としての具体的な制度や教育・組織改革の取り組みを紹介し、女性活躍の促進に向けた実行上の視点を示しました。
発言の中では、テニュア・トラック制度やリーダー育成プログラムといった制度的支援、並びに大学職員の高度化を目指す制度改革の必要性が強調されました。これらは性別を問わず個々の能力を引き上げ、組織全体の人材資源を強化することを目的としています。
若年層へのキャリア情報と組織変革の示唆
学長はまた、若い世代に対して大学院というキャリアパスの存在を入学前から伝える重要性にも触れ、進路選択の段階で多様な道があることを周知することが人材の定着や高度人材の育成に直結すると述べました。
組織変革については、トップの意識が不可欠であるとしながらも、変化を強制するのではなく自然な気付きや好循環を生むアプローチが必要であると説明しました。ここで示された例えとして「北風と太陽」の寓話が引かれ、強制ではなく気付きを促す柔らかなリーダーシップの重要性が語られました。
- 紹介された大学の主な取り組み
- ・テニュア・トラック制度による研究者キャリアの多様化支援
- ・リーダー育成プログラムによる女性の管理職登用促進
- ・大学職員の高度化に向けた制度改革(性別不問の能力向上支援)
グループ対話と会場の議論:阻害要因と解決策を探る
トークセッション後に行われたグループ対話には、三村由香里理事(企画・評価・総務担当)が参加し、参加者との意見交換を行いました。対話の主題は女性の活躍を阻害する要因と具体的な解決策であり、大学・地域・企業が連携して取り組むべき課題が提示されました。
議論では制度面だけでなく、職場の文化や働き方の柔軟性、育児・介護と仕事の両立支援、キャリア形成の情報発信のあり方といった多角的な視点が挙がり、参加者同士で解決案や実践例が共有されました。
- 障壁として挙げられた事項:意識の固定化、情報不足、制度活用のハードル
- 提示された解決策:早期のキャリア情報発信、ロールモデルの可視化、制度の柔軟かつ分かりやすい運用
グループ対話は単なる意見交換にとどまらず、地域内の関係機関や大学が協働で行える施策につながる具体的な方策を確認する場ともなりました。
会場の資料と写真について
プレスリリースにはトークセッションやグループ対話の様子を示す写真が含まれており、那須学長の意見表明の場面、三村理事が中央にいる集合写真、会場全景(Junko Fukutake Hall)やポスターの写真が公開されています。これらはイベントの雰囲気や出席者の構成を視覚的に伝えるための資料です。
写真や素材はプレスリリース素材としてダウンロード可能とされています。使用や参照の際は提供元の案内に従うことが必要です。
参照資料・連絡先一覧と記事の要点整理
本シンポジウムに関する詳細情報や関連する岡山大学の取り組みは、以下のリンクや問い合わせ先で確認できます。岡山大学はSDGsの支援や地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)への採択、さらには政府の「ジャパンSDGsアワード」特別賞の受賞実績も紹介しています。
以下は連絡先や関連リンク、問い合わせ先の一覧です。学内外の連携、病院との連携、産学官連携など分野別に窓口が設けられている点に留意してください。
- 岡山大学プレスリリース(本件):https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14863.html
- 岡山たいようプロジェクト × WePRO シンポジウム(主催側):https://www.sanyonews.jp/taiyou/
- 岡山大学ダイバーシティ推進本部:https://okayama-u-diversity.jp/
- 岡山大学関連メディア/資料:
- OTD(アプリ): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
- OTD(ウェブ): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
- 統合報告書2024: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html
- SDGsページ: https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
- Image Movie(YouTube): https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
問い合わせ先は役割に応じて複数設けられています。メールアドレスに記載されている「◎」は実際には「@」に置き換えて利用してください。
- 岡山大学 総務部 ダイバーシティ推進課
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス
TEL:086-251-7303・7011 - 岡山大学病院 新医療研究開発センター(製薬・医療機器企業関係)
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
問合せURL: http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/ - 岡山大学病院 研究推進課(医療関係者・研究者向け)
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換え) - 岡山大学 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換え) - 研究機器共用に関するチーム共用(タスクフォース)
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 本部棟1階
TEL:086-251-8705 / FAX:086-251-7114
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換え) - スタートアップ・ベンチャー関連(研究・イノベーション共創機構)
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換え)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 岡山たいようプロジェクト × WePRO シンポジウム |
| 開催日 | 2025年11月25日 |
| 会場 | 岡山大学鹿田キャンパス Junko Fukutake Hall(Jホール) |
| 主催・共催 | 主催:山陽新聞社 / 共催:岡山大学 |
| 主な登壇者 | 那須保友学長(トークセッション)、三村由香里理事(グループ対話参加) |
| テーマ | “女性が輝く”を地域の力に~好循環を生み出すカギとは? |
| 紹介された取り組み | テニュア・トラック制度、リーダー育成プログラム、大学職員の高度化に向けた制度改革 ほか |
| 参加者の議論の焦点 | 女性活躍の阻害要因の解消、早期キャリア情報発信、制度の柔軟運用、ロールモデルの可視化 |
| 公式情報・参照先 | https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14863.html / https://www.sanyonews.jp/taiyou/ ほか |
本稿では、当該シンポジウムの開催目的・学長や理事による主要発言・グループ対話の主な論点・関連資料・問い合わせ先を整理しました。岡山大学は地域社会と双方向に連携しつつ、制度面と意識面の両方から女性活躍や多様な人材育成に取り組んでいることが確認できます。
参考リンク: