Fafuri創業2周年、和歌山製エコファーがeBay・Shopeeへ
ベストカレンダー編集部
2025年12月1日 06:21
創業2周年と越境展開
開催日:12月1日
創業2周年──振袖発の「命にやさしい」選択が越境ECで広がる一年
株式会社Fafuri(本社:東京都新宿区、代表取締役:丸山恭子)は、2025年11月に創業2周年を迎えました。プレスリリースは2025年12月1日 00時00分に発表され、同社がこの一年で達成した越境ECへの展開とブランドの理念が報告されています。
本年、Fafuriは東京都の「越境EC出品支援事業」に採択され、Tokyo Mallを通じて海外主要ECプラットフォームへ出品を開始しました。具体的にはeBay(米国)およびShopee(台湾)への掲載が進められ、日本発のファーフリー文化が国境を越えて発信される体制が整いました。
越境展開の仕組みと対象市場
越境出品はTokyo Mallの支援により実現しており、出品開始により米国市場のeBay、台湾市場のShopeeといったチャネルで商品が販売可能となっています。各プラットフォーム上の販売ページは、ブランドの背景や製品仕様を海外顧客に伝える役割を果たします。
出品先リンクは以下の通りです。Fafuri公式オンラインストアのほか、eBayとShopeeの個別商品ページが公開されています。これにより国内外の顧客が直接製品を確認、購入できる流れが確立されました。
- Fafuri公式オンラインストア: https://www.fafuri.com/
- eBay(米国)商品ページ: https://www.ebay.com/itm/257034138281
- Shopee(台湾)商品ページ: https://shopee.tw/product/783656669/42417073954/
ブランドの原点と理念:振袖の違和感から始まった問い
Fafuriの出発点は創業者の個人的な経験にあります。創業者の娘が成人式の振袖の準備をする過程で、華やかな装いに用いられるショールが動物の命と引き換えに作られている事実を知り、喜びの場で感じた“心の痛み”が始まりでした。
この体験を受けて「動物を傷つけない選択肢を届けたい」という思いが芽生え、2023年にFafuriを創業。以降、振袖文化における選択肢の再定義と、次世代へつなぐ価値観の提示をブランドの中核に据えています。
理念と社会的な位置づけ
Fafuriは、動物福祉に配慮した「ファーフリー(Fur Free)」という選択肢を、晴れの日の装いから普及させることを目指しています。ブランドはSDGsの「つくる責任・つかう責任」「陸の豊かさも守ろう」といった目標に通じる価値観を掲げています。
国際的には、FafuriがFur Free Alliance(FFA)による「FUR FREE認証」を取得している点が強調されています。認証取得はブランドの信頼性を高め、消費者や関係者に対して動物福祉に配慮した製品であることを示す明確な指標となっています。
製品の技術・仕様と社会的仕組み
Fafuriが提供する主力製品は「Fafuri ジャパンエコファーショール(Fafuri Japan Ecofur Shawl)」です。和歌山県高野口に伝わる技術を活かした日本製エコファー「JAPAN ECOFUR®」を採用し、国内縫製による丁寧な仕立てが特徴です。
製品は伝統美と現代デザインを融合させ、成人式の振袖に映える品格あるフォルムを持ちながら、日常やパーティーシーンでも使える設計になっています。素材、カラー、サイズ、価格などの仕様は下段の表でも整理しますが、ここでは主要なポイントを説明します。
エコファーの技術と3つの価値
Fafuriが掲げるエコファーショールの価値は大きく三つに分けられます。第一に動物福祉への配慮として、リアルファーの代替となるエコファーを使用している点です。晴れの日の装いを通じて命を尊重する文化を促進します。
第二に、和歌山・高野口のパイル技術から生まれた「JAPAN ECOFUR®」の繊維密度、毛並みの均一性、光の角度で変わる艶など、素材としての質の高さが挙げられます。第三に、伝統的な振袖の華やかさを引き立てるデザインで、世代を超えて長く使える汎用性も備えています。
- 動物福祉への配慮: リアルファーに代わるエコファーの採用。
- 日本の織物技術: 高野口パイルによるJAPAN ECOFUR®。
- 伝統と現代デザインの融合: 振袖から日常まで使えるデザイン。
製品仕様(詳細)
商品名は「Fafuri ジャパンエコファーショール(Fafuri Japan Ecofur Shawl)」。下記に素材・縫製・カラー・価格・サイズ・販売先を明記します。製造は国内の工場で行われ、品質管理の一貫性が保たれています。
素材の詳細や価格はシリーズやデザインによって若干の差異がありますが、基本的な仕様は以下の通りです。購入や詳細確認は公式オンラインストアおよび各海外プラットフォームの販売ページで確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Fafuri ジャパンエコファーショール(Fafuri Japan Ecofur Shawl) |
| 生地 | 日本製エコファー「JAPAN ECOFUR®」(高野口パイル) |
| 表地 | アクリル100% |
| 裏地 | アクリル55%・ポリエステル45% |
| 中綿 | ポリエステル100% |
| 縫製 | 日本国内工場 |
| カラー | 白/サーモンピンク/グレージュ/ダークグレー |
| 価格(税税込) | 23,100円〜24,200円(シリーズ・デザインにより異なる) |
| サイズ | 約19cm × 115cm |
| 販売チャネル | Fafuri公式オンラインストア、eBay(米国)、Shopee(台湾) |
社会的貢献の仕組みと伝達の方法
Fafuriは単に製品を販売するだけでなく、売上の一部を動物福祉団体へ寄付する仕組みを導入しています。この仕組みにより、製造側と購入側がともに社会課題に関与できる“共創型のブランド”を目指しています。
また、Fafuriは国際動物保護団体Fur Free Alliance(FFA)によるFUR FREE認証を取得しており、認証の取得によってブランドとしての透明性と信頼を高めています。ブランドはFur Free Retailerとしての位置づけも明記しています。
寄付の仕組みとブランドの伝え方
購入による社会貢献の流れは明確です。商品の販売収益の一部を動物福祉団体へ寄付することで、消費行動が直接的に支援につながる設計となっています。これにより購入者は単に製品を入手するだけでなく、社会的な参加が可能になります。
ブランドメッセージは「振袖文化を未来へつなぐ」という軸に集約され、若い世代が共感と行動を結びつけられるようなプロダクト設計と情報発信が行われています。海外出品によりこのメッセージは国際的な文脈でも伝播されます。
要点の整理
ここまでの内容を一覧表に整理します。表は、Fafuriの創業情報、越境展開、製品仕様、認証・寄付の仕組み、販売チャネルなど、本リリースで示された主要な情報をまとめたものです。
下表は記事内で触れた全ての主要データを網羅的に示しており、製品購入や企業理解のための参照として利用できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年12月1日 00時00分(プレスリリース) |
| 企業名/代表 | 株式会社Fafuri/代表取締役 丸山 恭子 |
| 本社所在地 | 東京都新宿区 |
| 創業 | 2023年(創業背景は創業者の娘の成人式準備からの気づき) |
| 越境支援 | 東京都「越境EC出品支援事業」採択、Tokyo Mall経由で出品 |
| 出品先(海外) | eBay(米国)、Shopee(台湾) |
| 主力商品 | Fafuri ジャパンエコファーショール(JAPAN ECOFUR®) |
| 素材 | 表地:アクリル100%/裏地:アクリル55%・ポリエステル45%/中綿:ポリエステル100% |
| 製造 | 日本国内工場、和歌山・高野口の技術を活用 |
| 価格 | 23,100円〜24,200円(税込) |
| サイズ | 約19cm × 115cm |
| カラー | 白/サーモンピンク/グレージュ/ダークグレー |
| 認証 | FUR FREE認証(Fur Free Alliance)/Fur Free Retailer |
| 社会貢献 | 売上の一部を動物福祉団体へ寄付する仕組み |
| 販売リンク(参考) |
以上がプレスリリースの主要点の整理です。Fafuriは創業から2年を経て、国内で受け継がれる技術と動物福祉に配慮した理念を軸に、国内生産の高品質なエコファーショールを国内外の市場に届ける活動を続けています。
参考リンク: