povoが初の総合1位に、通信速度で2年連続1位獲得

LINEMOは継続的な強みを維持、ahamoは付帯サービスで高評価

総合2位にはLINEMOがランクインしました。これまでLINEMOは3年連続で総合1位を維持してきましたが、今回はpovoに0.5ポイントの差で2位となっています。評価項目別では「キャンペーン」と「カスタマーサポート」で1位を獲得しました。

「キャンペーン」については入会特典や利用特典を評価する項目で3年連続1位となっており、また「カスタマーサポート」は問い合わせ手段の豊富さなどを評価して4年連続1位となるなど、継続的に高い満足度を示しています。

LINEMOの評価ポイント

LINEMOはキャンペーンによる特典設計と、PayPayなどの外部サービスとの連携が利用者評価につながっています。若年層を中心に、LINE通信料が無料になる特性を評価する声が目立ちました。

以下は調査で挙がった主な評価理由です。

1. LINE通信料無料などの料金プラン面での魅力
2. 入会・利用特典の充実（キャンペーン効果）
3. 問い合わせ手段の充実と対応品質（カスタマーサポート）

ahamoの評価ポイント

総合3位のahamoは、評価項目のうち「付帯サービス」で1位を獲得しました。付帯サービスにはポイントサービスや海外利用時の利便性などが含まれ、特に海外渡航時の手続き不要といった利便性が高く評価されています。

ahamoに関しては、通信そのものの基本品質と併せて付帯サービスの利便性が支持され、特定の利用シーンで高い満足度を示しました。

利用者の声と評価傾向 — 「自由度」「コスパ」に言及が多数

今回の調査では、利用者から寄せられた自由回答も集計され、料金やプランの柔軟性、通信品質に関する言及が多く見られました。各ブランドに寄せられた具体的な声を整理すると、評価の背景が読み取れます。

以下に、各ブランドの利用者コメントの代表的なものを掲載します。コメントは性別・年代も併記されており、幅広い層からの意見が調査結果に反映されています。

povo（利用者コメント）

「安価で使える（20代・男性）」

「自分の利用の状況に合わせてプランが選べるので無駄がない（60代以上・女性）」

LINEMO（利用者コメント）

「LINE通信料が無料なところが良い（20代・女性）」

「PayPayと連携し、ポイントがお得に利用できる（30代・男性）」

ahamo（利用者コメント）

「ポイントサービスが充実している（20代・女性）」

「海外に行く際に手続きなどしなくて良かった（30代・女性）」

これらの声からは、利用料金の安さやプランの柔軟性（「自由度」「コスパ」）が選択理由として目立ち、通信品質やキャンペーン、付帯サービスといった個別項目が各ブランドの強みとして明確に作用していることが分かります。

調査の方法と結果の要点を整理

調査はインターネット方式で実施され、調査期間は2025年7月29日から2025年8月22日までの間です。サンプル数は1,804人で、調査企業（サービス数）は3、規定人数は100人以上とされています。調査は第三者機関としての立場で行われ、結果はランキングと評価項目別の分析として発表されました。

調査の対象定義や回答条件は明確に設定されており、結果の解釈にあたっては以下の条件を満たす回答者が対象となっています。

調査期間

2025/07/29～2025/08/22

調査方法

インターネット調査

サンプル数

1,804人

対象年齢

15～84歳（中学生は除く）

対象条件（以下すべてを満たす人）

1. 2024年以降にスマートフォンの新規契約・プラン変更・キャリアの乗り換えのいずれかを行い、現在メインで利用している人
2. 1ヶ月以上継続して利用している人
3. サービス選定に関与した人
4. 料金を把握している人（ただし法人利用は除外）

定義

携帯キャリア会社が運営しており、主にオンライン専用のサービスを提供している企業

なお、調査報告と詳細はオリコンの専用ページ（https://life.oricon.co.jp/rank-mobile-carrier/reasonable/）で公開されています。記事内のイメージ画像は写真ACより提供されています。

本記事ではオリコン株式会社および株式会社oricon MEが公表した調査結果を基に、主要ブランドの評価点と利用者の声、調査の方法や対象条件を整理しました。各ブランドの強みは明確で、料金の安さやプランの柔軟性、通信品質、キャンペーンや付帯サービスといった要素が利用者満足度に直結している点が共通して示されています。