日研トータルソーシングが横浜に第二フロア開設 障がい者雇用を拡大
ベストカレンダー編集部
2025年12月1日 20:00
横浜サポート第二フロア開設
開催日:12月1日
横浜に広がる“働きやすさ”: 横浜サポートステーション第二フロアが稼働
人的資本を重視する日研トータルソーシング株式会社は、障がい者雇用を推進する拠点である横浜サポートステーションの第二フロアを2025年12月1日 14時00分に開設しました。本文は同社が掲げる理念と、具体的な職場設計、今後の雇用拡大計画などを整理し、横浜拠点の役割と意義を伝えます。
同社は「人的資本創造企業」として、多様な能力や働き方を持つ社員を人的資本と捉え、持続可能な職場環境の構築を進めています。第二フロアの開設はその一環であり、障がい者雇用の拡大を通じた生産性向上とキャリア形成支援を目的としています。
開設の背景と日時
横浜サポートステーションは2024年9月に設置され、障がいの特性に合わせたルールや仕組みを整えることで高い定着率を実現してきました。今回、同拠点の業務拡大に対応するために第二フロアを追加し、開設日を2025年12月1日と定めて運用を開始しています。
開設は、社内の事務業務の集約化や、各担当者がコア業務に専念できる環境づくりの一環です。組織全体の生産性向上を見据え、就業スペースの物理的・環境的な改善が行われています。
設計思想と職場環境の具体的な配慮
第二フロアでは「誰もが安心して、自分らしく働ける場所」をコンセプトに、物理的な配置と環境配慮を組み合わせた就業スペースを設計しています。個々の特性に応じた配慮を設けることで、集中して働ける環境を整備しました。
オフィス内の工夫は、視覚・聴覚に過敏さがある社員への配慮も念頭に置かれています。吸音パネルの設置や、壁を向いて作業できる個別スペースの用意など、周囲のノイズや視覚的刺激を抑える設備が導入されています。
具体的な設備とレイアウト
物理的な配慮として、デスクの幅を広く確保することで座席間の距離を保ち、安心して働けるレイアウトを実現しています。この配慮は集中力の維持や、業務中のストレス低減に寄与することを意図しています。
聴覚・視覚面の配慮については、吸音パネルの設置や、視界を限定した作業スペースの導入を行っており、これにより刺激に敏感な社員でも落ち着いて作業に取り組めるように設計されています。
- デスク幅の拡大:物理的距離を確保し、安心感を提供
- 吸音パネルの設置:周囲のノイズを低減し集中を支援
- 壁向きの作業スペース:視覚刺激を抑制し集中しやすい配置
休憩制度と業務配分
拠点内では、法定休憩時間に加えて1日3回の休憩を設けています。これは集中力の維持と疲労の蓄積を防ぐための制度で、個々の健康と業務継続性を支えるための配慮です。
業務面では、社内の各部門にある事務業務を集約して対応することで拠点の役割を明確化し、各担当者がより専門性を要するコア業務に専念できる体制を構築します。これにより全社的な生産性向上を目指します。
- 休憩制度
- 法定休憩のほか1日3回の短い休憩を導入
- 業務集約の効果
- 事務業務の集約でコア業務への注力を支援
採用拡大とキャリア形成の支援策
第二フロアの開設により、日研トータルソーシングは2026年2月までに新たに30名の障がい者社員を採用拡大し、拠点の総勢を70名体制へと拡大する計画です。採用拡大は雇用の裾野を広げるだけでなく、組織の生産性向上へもつながる見通しです。
採用後の配置や育成については、業務の階層化や対応業務の拡大を検討しています。将来的にはより専門性を要する業務へステップアップする道筋をつくり、社員一人ひとりが自らのキャリアを描ける体制を整えます。
メンター制度とキャリアパス
拠点内では、在籍1年を超える先輩社員が新たに入社した社員のメンターとして育成・サポートを行うことを想定しています。メンター制度は職場定着を支援し、日常的な業務の習熟を促す役割を担います。
業務の階層化については、初期の定型業務から段階的に難易度や専門性の高い業務へ移行できるように設計され、長期的なキャリア形成を支援します。これにより「長く働くだけでなく、成長できる」という環境づくりを目指します。
- 採用拡大:2026年2月までに+30名、総勢70名体制へ
- 業務階層化:定型→専門業務へ段階的な移行を計画
- メンター制度:在籍1年超の社員が新人支援を実施
拠点情報と会社概要、プログラムの要点整理
横浜サポートステーションの所在地は神奈川県横浜市神奈川区金港町6-6 横浜みなと第一生命ビル5Fで、第二フロアは同ビル8Fに設けられています。拠点は就業環境の設計と雇用拡大の両面で機能する場所として位置づけられています。
会社概要としては、日研トータルソーシングは1981年4月設立、本社は東京都大田区西蒲田、代表者は清水浩二氏です。事業内容は総合人材サービス(業務請負事業/人材派遣事業/人材紹介事業)であり、複数の求人サイトを通じて採用・情報発信を行っています。
- 横浜サポートステーション住所
- 神奈川県横浜市神奈川区金港町6-6 横浜みなと第一生命ビル5F(第二フロアは同ビル8F)
- 開設日
- 2025年12月1日
- 採用計画
- 2026年2月までに新たに30名を採用、総勢70名体制を目指す
同社が運営する主な求人サイトや関連リンクは次のとおりです。工場・製造業を中心とする「e仕事」、地域密着の「e仕事マイタウン」、製造業エンジニア向け「e仕事エンジニア」、そして新卒採用サイトが公開されています。また、企業の公式サイトでも拠点や採用情報が案内されています。
- 公式サイト:https://www.nikken-totalsourcing.jp/
- 工場・製造業「e仕事」:https://1145.jp/
- 地域密着「e仕事マイタウン」:https://mytown.1145.jp/
- 製造業エンジニア向け「e仕事エンジニア」:https://engineer.1145.jp/
- 新卒採用サイト:https://nikken-totalsourcing.jp/work/newgraduate/special/
以下に、本記事で触れた主要ポイントを表として整理します。表は拠点の概要、設備・制度、採用計画、会社概要を一目で確認できるようまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開設日 | 2025年12月1日(14:00) |
| 拠点名 | 横浜サポートステーション(第二フロア:同ビル8F) |
| 所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区金港町6-6 横浜みなと第一生命ビル5F(第二フロアは8F) |
| 採用拡大計画 | 2026年2月までに新たに30名を採用、総勢70名体制へ |
| 職場設計の主な配慮 | デスク幅の拡大、吸音パネル設置、壁向き作業スペース、1日3回の休憩制度 |
| 業務運用 | 社内事務業務の集約化によりコア業務への専念を支援、業務階層化によるステップアップを想定 |
| 育成・支援 | 在籍1年超の社員によるメンター制度を導入予定 |
| 会社設立 | 1981年4月 |
| 本社所在地 | 東京都大田区西蒲田 |
| 代表者 | 清水 浩二 |
| 事業内容 | 総合人材サービス(業務請負/人材派遣/人材紹介) |
| 関連リンク | 公式サイトおよび各種求人サイト(記事内リンク参照) |
今回の第二フロア開設は、ハードとソフトの両面から職場環境を整備することで、多様な能力を持つ社員が長期的に働き、成長できるモデルを具体化する取り組みです。採用・育成・業務設計を連動させることで、拠点は組織の人的資本強化に寄与する役割を担うことになります。
参考リンク: