12月1日開始:ローソンATMでふちゅPayに現金チャージ可能に

ふちゅPay現金チャージ開始

開催日:12月1日

ふちゅPay現金チャージ開始
どうやってローソンATMからふちゅPayにチャージするの?
ふちゅPayアプリをダウンロードして登録後、アプリのバーコード/QRをATMで読み取り、ローソン銀行ATMに紙幣を1,000円以上1,000円単位で投入すればチャージ完了。現行機はおつりが出ません。
利用で気をつけるポイントは何?
紙幣のみ対応で硬貨不可、1回1,000円単位、上限は10万円。ATMは原則24時間だが設置店舗の営業時間に依存し、システムメンテで一時停止することがあります。

ローソン銀行ATMが府中市のデジタル地域通貨「ふちゅPay」への現金チャージに対応

株式会社ローソン銀行は、むさし府中商工会議所(会頭:田中 勝彦)との合意に基づき、2025年12月1日(月)より、東京都府中市で発行されたデジタル地域通貨「ふちゅPay」への現金チャージをローソン銀行ATMで受け付けるサービスを開始しました。本稿ではサービス開始日、対応範囲、利用方法、注意点および技術連携の背景を整理して伝えます。

この取り組みにより、全国に設置されたローソン銀行ATM(ローソン店舗等に設置された台数は13,900台を超える)で、24時間365日を原則として「ふちゅPay」への現金チャージが可能になります。ただしシステムメンテナンス等により停止する場合がある点や、設置店舗の営業時間に依存する利用制限については後述します。

ローソン銀行ATMから東京都府中市のデジタル地域通貨「ふちゅPay」への現金チャージが可能に 画像 2

開始日時・合意の相手と目的

サービスの開始は2025年12月1日(火)で、むさし府中商工会議所が同日に「ふちゅPay」の発行を開始したのに合わせた運用開始です。合意の目的は、府中市内でのキャッシュレス決済利便性の向上と地域通貨の利用促進にあります。

むさし府中商工会議所とローソン銀行の合意により、地域住民はスマートフォンで「ふちゅPay」アプリを利用し、現金をATMから直接チャージして加盟店での支払いに利用できるようになりました。これにより現金保持の必要が減り、キャッシュレス利用が促進される見込みです。

サービスの仕組みと具体的なチャージ方法

「ふちゅPay」は府中市内の加盟店で利用できるデジタル地域通貨で、ユーザーはアプリをダウンロードしてアカウント登録後に現金チャージを行い、加盟店でキャッシュレス決済できます。チャージ処理はローソン銀行が設置するATM端末を介して行われます。

チャージはローソン銀行ATMに備わる「ATMチャージ」機能を活用します。なお「ATMチャージ」は株式会社セブン銀行の登録商標であり、詳細はローソン銀行の案内ページで確認できます(https://www.lawsonbank.jp/lp/atmcharge/)。

現行機と新型機での操作

ローソン銀行ATMには現行機と新型機があり、いずれも所定の操作で「ふちゅPay」へ現金チャージが可能です。操作手順は機種によって画面表示が異なりますが、基本的な流れはアプリの画面に表示されるチャージ用バーコードやQRコードをATMで読み取り、現金を投入してチャージ完了となります。

具体的な手順や操作方法の案内は、ローソン銀行側が用意する詳細ページおよび動画でも確認できます。現行機の操作手順については説明動画(https://youtu.be/8a0zcfBxg24?si=bzml1186Ir2emhhj)が公開されており、新型機についても操作説明が提供されています。

技術基盤と提携の背景 — MoneyEasyとの連携

「ふちゅPay」は、デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を活用して運用されています。MoneyEasyは株式会社フィノバレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:川田 修平)が提供するサービスで、ローソン銀行は2024年7月に同プラットフォームとの連携を開始しています。

今回のローソン銀行ATMでの現金チャージ対応により、同プラットフォームを通じて現金チャージが可能なデジタル地域通貨は合計で7通貨となりました。地域通貨を運用する自治体や商工会議所にとって、ATM経由での現金チャージは現金ユーザーの取り込みや利便性向上に資する手段です。

関係団体・参照リンク

サービス提供者(プラットフォーム)
株式会社フィノバレー(MoneyEasy) — https://finnovalley.jp/
地域通貨発行元
むさし府中商工会議所(府中市) — 「ふちゅPay」公式サイト:https://fuchupay.jp/
ATM案内
ローソン銀行ATMに関する案内:https://www.lawsonbank.jp/atm/

利用条件・注意点と実務上の影響

ローソン銀行ATMでのチャージ利用にあたっては、いくつかの重要な条件と注意点があります。事前に条件を把握しておくことで予定外のチャージトラブルや利用制限を避けられます。

以下の注意事項はローソン銀行の案内およびプレスリリースに明記された内容で、現金投入やチャージ上限などのルールを含みます。実際にチャージを行う際には、ATM画面の表示やアプリ上の案内に従ってください。

  • 入金できる現金の種類:紙幣のみ(硬貨は投入できません)。
  • 入金単位・金額:1,000円以上、1,000円単位での入金が必要です。
  • 1回あたりのチャージ上限:100,000円(10万円)が上限です。
  • 現行機の注意点:ローソン銀行ATMの現行機ではおつりは出ません。ATMへ投入した金額がすべてチャージされます。
  • 営業時間に関する制限:ATMは原則24時間365日利用可能とされていますが、設置されている店舗の営業時間に依存するため、店舗の営業時間外は利用できない場合があります。
  • システム停止:システムメンテナンス等により、利用可能時間であっても一定期間サービスが停止することがあります。
  • 商標および参照情報:「ATMチャージ」は株式会社セブン銀行の登録商標です。詳細はローソン銀行の専用案内ページ(https://www.lawsonbank.jp/atm/charge/)で確認できます。

実務的な影響と利用シナリオ

地域住民にとってはスマートフォンアプリと近隣のローソン銀行ATMを組み合わせることで、現金を一旦引き出すことなく直接地域通貨へチャージし、加盟店での支払いに用いることが可能となります。これにより現金での流通を減らし、加盟店側もキャッシュレス決済の受け入れを簡便化できます。

一方で、現行機の仕様(おつりが出ない点や紙幣のみ対応)やチャージ上限等の制約を踏まえ、まとまった金額をチャージする際の計画や、店舗営業時間の確認といった運用面の留意が必要です。

要点整理(本記事のまとめ)

ここまでに述べた主要な事実を表形式で整理します。チャージ開始日、対応ATM台数、チャージ条件、技術基盤、関連リンクを網羅しています。

項目 内容
サービス開始日 2025年12月1日(火)
対応通貨 デジタル地域通貨「ふちゅPay」
提供主体(ATM) 株式会社ローソン銀行(ローソン店舗等設置のATM 約13,900台超)
技術基盤 株式会社フィノバレー提供のプラットフォーム「MoneyEasy」
チャージ方法 ローソン銀行ATMで現金を投入してチャージ(現行機・新型機いずれも対応。現行機の操作動画あり:動画リンク
入金可能な現金 紙幣のみ(硬貨不可)
入金単位 1,000円以上、1,000円単位
1回のチャージ上限 100,000円(10万円)
運用上の注意 現行機はおつり非対応、店舗営業時間に依存、システムメンテナンスによる停止あり
参考リンク

本件は、デジタル地域通貨の利用を拡大するためのインフラ面での重要な施策であり、既存のATMネットワークを活用して現金保有者をスムーズにキャッシュレスに誘導する点で実務的意義があるといえます。利用を検討する際はチャージ条件や店舗営業時間、ATMの機種による挙動(おつりの有無など)を確認の上、適切に利用してください。

参考リンク: