ジョサンシーズ、日経『未来の市場100社』に選出 産前産後ケアで注目
ベストカレンダー編集部
2025年12月1日 22:40
日経100社に選出
開催日:12月1日
日経クロストレンドの「未来の市場をつくる100社」に選出された背景
株式会社Josan-she’s(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:渡邊愛子)は、日経クロストレンドが毎年発表する恒例企画「未来の市場をつくる100社 2026年版」に選出されました。発表は2025年12月1日 17時00分付のリリースで公表されています。
同特集は2019年から毎年12月に掲載されており、複数のベンチャーキャピタルや各界の識者などへの取材を踏まえ、編集部が評価軸に沿って企業を選定します。評価の主な視点は「新しい市場(新規性)」「売れる(成長期待)」「生活の変化(社会インパクト)」の3点で、選出企業は将来的に社会や生活に変革をもたらす可能性があると判断された企業群です。
選出理由の要点と公開情報
日経クロストレンド側の公表では、今回選出された企業は10分野のうち「健康・ウェルビーイング」分野に含まれています。Josan-she’sは産前産後ケアに関わる事業展開により、同分野での市場拡大と社会的インパクトが期待されると評価されました。
なお、日経クロストレンドの該当記事全文は有料会員向けに公開されています。公開URLは編集部の案内どおり次のとおりです:
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01282/00001/?i_cid=nbpnxr_toprec_B01
産前産後ケア市場の現状と課題:統計と現場のズレ
国内における産後ケア事業の制度的な整備は進みつつあります。子ども家庭庁の資料によれば、全国の市区町村のうち約9割が産後ケア事業の受け皿整備に着手しており、制度としての裾野は拡大していることが示されています(出典:子ども家庭庁成育局母子保健課、令和6年11月20日、資料)。
しかし、実際のサービス利用率は必ずしも高くはありません。令和4年度のデータでは産後ケアの利用者割合は10.9%にとどまっており、利用希望があっても利用できないケースがSNS等で指摘されています。ジョサンシーズが受託運営する中央区の産後ケア施設ではキャンセル待ちが継続していることからも、需要と供給のアンバランスが見て取れます。
- 主な統計(出典付)
- ・受け皿整備に着手している市区町村:約9割(子ども家庭庁成育局母子保健課、令和6年11月20日)
- ・産後ケアサービス利用率:10.9%(令和4年度、算出方法:宿泊型・デイサービス型・アウトリーチ型の各利用実人数の合計/分娩件数)
- ・市町村の約61%が委託先確保に困難を報告(子ども家庭庁、令和6年11月22日資料)
これらの数字は、制度整備の進展と現場の受け皿不足という二つの現実が同時に存在することを示しています。とくに市町村側の回答では「委託先の確保が困難」とする割合が約61%に上り、助産師や施設の不足が事業拡大のボトルネックとなっている点が浮き彫りになっています。
Josan-she’sの事業構成と提供サービスの詳細
Josan-she’sは妊娠期から子育て期までを対象に、助産師をはじめとした女性専門職のスタッフがオンラインとオフラインで支援する産前産後ケアサービスを提供しています。サービスは低月齢ベビーシッター、産後ケア施設の運営、産院向け人材サービスなど多岐にわたります。
同社は約6万人とされる潜在助産師の新たな活躍の機会を創出することで、妊娠・出産領域における人員不足の解消を目指しています。潜在助産師数は「助産師国家試験合格者数−就業助産師数」の算出に基づき、政府統計(e-Stat、令和4年度衛生行政報告例)を出典としています。
主要サービスの一覧
- 低月齢ベビーシッター「ジョサンシーズ」:個別の育児ニーズに合わせたパーソナライズサービス。公式HPは https://josanshes.com/。
- 日帰り産後ケア施設「YUARITO DAY 日本橋浜町」:日帰り型の産後ケア施設運営。施設HPは https://yuarito.jp/。
- 産院向け人材サービス「she’s path」:産院向けに専門人材を提供するサービス。詳細は https://shespath.com/clinic。
また、オンラインでの相談や教育、協業施設との連携、訪問型ケアの導入など、複数チャネルによる包括的なサービス体制を整備しています。これにより、地域や事情に応じた柔軟な支援が可能になります。
企業情報と連絡先、選出の社会的意義
以下はJosan-she’sの基本情報です。事業内容と合わせて、選出された意義を示す根拠がここから読み取れます。
- 会社名
- 株式会社Josan-she’s
- 代表者
- 代表取締役 CEO 渡邊 愛子
- 設立
- 2021年10月6日
- 本社
- 東京都中央区
- 公式サイト・SNS
日経クロストレンドへの選出は、同社の事業が産前産後ケアという社会課題に対して制度面と現場のギャップを埋める一助になり得るとの評価を反映しています。特に助産師の活躍の場を増やす取り組みは、委託人材の確保が難しい自治体側の課題解消にも関連する要素と評価される点が重要です。
まとめ(本記事の要点を一覧化)
以下の表に、本記事で取り上げた主な事実と数値、サービス情報を整理しました。最後の段落では表に示した項目を踏まえた要旨を簡潔に記します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 選出 | 日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社 2026年版」選出(分野:健康・ウェルビーイング) |
| 発表日時 | 2025年12月1日 17時00分(リリース発表日) |
| 会社名・代表 | 株式会社Josan-she’s / 代表取締役 CEO 渡邊 愛子 |
| 設立 | 2021年10月6日 |
| 主なサービス | 低月齢ベビーシッター「ジョサンシーズ」、日帰り産後ケア施設「YUARITO DAY 日本橋浜町」、産院向け人材サービス「she’s path」 |
| 制度・市場の現状(統計) | ・受け皿整備に着手している市区町村:約9割(子ども家庭庁資料) ・産後ケア利用率:10.9%(令和4年度) ・市町村の約61%が委託先確保に困難(令和4年度調査) |
| 潜在助産師数 | 約6万人(算出方法:助産師国家試験合格者数 − 就業助産師数、出典:e-Stat、令和4年度衛生行政報告例) |
| 関連リンク |
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今回の選出は、制度面で広がりつつある産後ケアの需要に対し、現場の受け皿不足を補完し得る事業モデルとしてJosan-she’sが評価された結果と読み取れます。助産師や女性専門職のネットワーク構築、オンラインとオフラインを組み合わせた包括的なサービス提供、ならびに潜在的な人材リソースの活用は、今後の産前産後ケアの供給体制を支える重要な要素となることが期待されます。