Z・α世代が選ぶ2025下半期トレンドランキング全貌
ベストカレンダー編集部
2025年12月2日 14:12
2025下半期トレンド発表
開催日:12月2日
2025年下半期:Z世代・α世代の“注目”が見える新たな潮流
株式会社digdigは、同社が運営する複数のInstagramアカウントのフォロワーを対象に、2025年11月11日〜11月12日の期間でアンケートを実施し、『Z世代・α世代が選ぶ 2025年下半期トレンドランキング』を発表しました。発表は2025年12月2日11時00分付のリリースで公表されています。
本記事では、調査結果の全容を整理するとともに、各部門の上位ランクやdigdigによる分析、調査概要や企業情報までを漏れなく伝えます。調査はInstagramのアンケート機能を用い、合計38,180名の有効回答(複数選択可)が集計されています。対象となった部門は”SNSワード”、”バズった人”、”バズったモノ”、”バズったアプリ”、”バズったキャラクター”、”バズったアイドル”の6部門です。
中華カルチャーの台頭:多極化するアジア発トレンド
2025年下半期のトレンド傾向の一つとして、これまでの韓国中心のKカルチャー一強が変化し、中国由来のカルチャー(”中華ガーリー”や中国ダンスなど)が存在感を強めた点が挙げられます。SNSワード部門で1位になった「今これ(中国ダンス)」をはじめ、モノ部門やアプリ部門でも中華系の要素が複数ランクインしました。
この章では、関係する上位項目と利用者の声、関連アプリを一覧で示します。若年層の間でアジア発のトレンドが多様化していることが、具体的なアイテムや言葉のランクインからうかがえます。
中華系トレンドの具体例とユーザーコメント
モノ部門やSNSワード部門に登場した中華系トレンドの具体的な項目と、アンケート回答に記された生の声を示します。
- SNSワード部門:1位『今これ(中国ダンス)』 — 「曲とフリが中毒性ありすぎて耳から離れない笑(23歳/社会人/女性)」
- モノ部門:『麻辣湯』 — 「野菜、きのこ、春雨などヘルシーだからいっぱい食べちゃう!おいしい(19歳/大学生1年生/女性)」
- モノ部門:『ワンホンメイク』 — 中国発のメイクスタイルとして複数回答に登場(プレスリリース内に名称掲載)
- アプリ部門:『Meitu』『Lemon8』 — 中華系サービスとして名前が挙がる
これらの項目は、音楽・ダンス・飲食・メイク・デジタルサービスと多岐にわたり、単一ジャンルではなく文化全体として拡散している点が特徴です。従来の韓国カルチャーに続き、アジアの他地域からも影響を受ける多極的なトレンド環境が構築されつつあります。
同性からの支持を集める女性発信者とガールズアイドルの存在感
調査結果では、SNSで注目される人物やアイドルの多くが同性ウケの高い女性である点が明確になりました。発信力や世界観を持った女性インフルエンサーやガールズグループが、メイクやファッションのロールモデルとして支持を集めています。
ここでは、バズった人およびバズったアイドル部門の上位結果と、回答者のコメントをまとめます。
バズった人・バズったアイドルの上位とコメント
以下はプレスリリースで公表された各部門のTOP3と、回答者の一言コメントです。年代や属性も併記されています。
- バズった人
- 1位:長浜広奈 — 「おひな様大好き!最近よくテレビで見れるのもうれしい!(23歳/社会人/女性)」
- 2位:HANA — 「みんな歌もダンスも上手くてトークも面白いから好き!(19歳/大学2年生/女性)」
- 3位:希空(NOA) — 「顔立ち、雰囲気が辻ちゃんに似ていて本当にかわいい!(22歳/社会人/女性)」
- バズったアイドル
- 1位:FRUITS ZIPPER — 「ダンスが真似しやすくて友達とも踊るようになってハマった!(23歳/社会人/女性)」
- 2位:iLiFE! — 「ファンとの距離が近くて切り抜きがよく回ってきて好きになった!(23歳/社会人/女性)」
- 3位:=LOVE — 「メンバーのビジュが安定してて、いつ見ても可愛い!(21歳/大学4年生/女性)」
digdigトレンド部の分析では、可愛さや見た目の良さだけでなく、発信力(頻繁な投稿や話題の作り方)と世界観が支持の決め手になっていると指摘されています。同性から共感される要素を備えることが、トレンド化の条件になりつつあります。
診断コンテンツとAIの“日常使い”:コミュニケーションと利便性の両立
モノ部門で1位に選ばれたのは恋愛タイプ診断コンテンツ『LoveType 16』でした。MBTIなどの性格診断と同様に、自分のタイプを可視化してSNSで共有する文化は継続しており、LoveType 16は日本発の診断コンテンツとして特に支持を集めています。
また、アプリ部門で1位になった『ChatGPT』など、AIを日常的に活用する動きも明確に見えています。学習や情報収集、アイデア出しなどの場面でAIを使うことが“自然な行動”になっている点が今回の特徴です。
診断コンテンツとAIアプリの利用実態と声
プレスリリースで示された上位項目と、アンケート回答者のコメントを以下に示します。
- バズったモノ:1位『LoveType 16』 — 「mbtiとLove Typeはマストで聞いちゃうかも!(21歳/大学2年生/女性)」
- バズったアプリ:1位『ChatGPT』 — 「相談とかアイデア出しに使ってる。すぐ返事くれるから普通の検索より早い時がある。(23歳/社会人/女性)」
- その他アプリ:2位『Meitu』 — 「AI加工のクオリティがエグすぎて課金した!笑(20歳/大学2年生/女性)」、3位『Be real』 — 「加工ないの辛いけどなんか通知きたら開いちゃう!笑(19歳/大学2年生/女性)」
診断コンテンツは、自己開示とコミュニケーションの触媒として機能しています。AIは利便性やスピードの面で受け入れられており、情報収集や課題解決の一助として日常的に利用される傾向が強まっています。
調査概要・digdigの活動と企業情報
ここでは調査の詳細な仕様、digdigの事業概要、問い合わせ先、会社情報を整理して提示します。報道や二次利用の際は「digdig 調べ」と明記するよう指示があります。
調査は2025年11月11日(火)〜11月12日(水)にInstagramアンケート機能を用いて実施され、対象はZ世代・α世代を中心に支持を集める同社のInstagramフォロワーによるものでした。対象アカウントは「@velle.jp」「@retlog_official」「@peeps.mag」「@ssd_by_digdig」「@zirai_zyoshi」です。有効回答数は38,180名で、複数選択が可能な形式で集計されています。
digdigの事業と代表的な実績
digdigは若年層に支持されるファッション特化SNSメディアを複数運営し、総フォロワー数は100万人を突破しています。SNSからトレンドを生み出す発信力を武器に、アパレルブランドやコスメ、EC事業者向けのSNS運用支援、PR企画、インフルエンサー施策を行っています。
代表的な事例として、Instagramアカウント〈@peeps.mag〉から派生した「ピープス」ムーブメントがあります。2018年の立ち上げ以降、紫・黒・黄色を基調としたストリートスタイルや「#ピープス加工」などの画像編集ブームを生み、10〜20代で大きな支持を得ました。
問い合わせ先と会社概要
調査結果やSNS施策に関する問い合わせ先は以下の通りです。企業向けのSNS施策相談を受け付けています。
- お問い合わせ
- contact@digdig.inc
- 会社名
- 株式会社digdig
- 設立日
- 2019年3月18日
- 代表者
- 楊 承峻
- 所在地
- 東京都渋谷区松濤1-26-4-302
- コーポレートサイト
- https://digdig.inc
本調査の主な結果まとめ
以下の表は本記事で紹介した主要なランキング上位や調査情報を整理したものです。トレンドの要点と調査の基本情報を一覧で確認できます。
| 項目 | 順位 / 内容 | 回答者コメント(抜粋) |
|---|---|---|
| バズったSNSワード(1位) | 今これ(中国ダンス) | 曲とフリが中毒性ありすぎて耳から離れない(23歳/社会人/女性) |
| バズった人(1位) | 長浜広奈 | おひな様大好き!最近よくテレビで見れるのもうれしい!(23歳/社会人/女性) |
| バズったモノ(1位) | LoveType 16 | mbtiとLove Typeはマストで聞いちゃうかも!(21歳/大学2年生/女性) |
| バズったアプリ(1位) | ChatGPT | 相談とかアイデア出しに使ってる。すぐ返事くれるから普通の検索より早い時がある(23歳/社会人/女性) |
| バズったキャラクター(1位) | ラブブ | 好きなアイドルがつけてて、、!私もほしい!(20歳/大学2年生/女性) |
| バズったアイドル(1位) | FRUITS ZIPPER | ダンスが真似しやすくて友達とも踊るようになってハマった!(23歳/社会人/女性) |
| 調査期間 | 2025年11月11日〜11月12日 | Instagramアンケート機能で実施(対象アカウント複数) |
| 有効回答数 | 38,180名(複数選択可) | 対象:Z世代・α世代を中心とした自社フォロワー |
今回の調査は、若年層の“リアルタイムな感性”を反映しており、アジア発のカルチャー多極化、同性から支持される女性発信者の台頭、そして診断コンテンツやAIツールの生活圏への定着という三つのポイントが明確に示されました。digdigはこれらの知見をもとに、企業のSNS施策やトレンド把握のための参考情報を提供しています。
本調査結果を利用する際は、出典を「digdig 調べ」と明記してください。