ルビー文庫受賞作連続刊行　第3弾が12/1発売

角川ルビー文庫が贈る新たな受賞作連続刊行プロジェクト

株式会社KADOKAWAは、2025年12月2日付のリリースで、「第1回ルビーファンタジーBL小説大賞」の受賞作を連続刊行するプロジェクトの進捗を発表しました。本プロジェクトは2025年10月刊から4か月連続で計4作品を刊行する企画であり、創刊33周年を迎えるルビー文庫のラインナップ強化と、新たな作家・作品の発掘を目的としています。

プレスリリースは2025年12月2日 12時00分付で出されており、発表元は株式会社KADOKAWA（本社：東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO：夏野剛）です。今回の連続刊行は第1回ルビーファンタジーBL小説大賞の受賞作を順次紙と電子で届けるもので、既刊の10月刊・11月刊に続き、12月刊が第3弾としてリリースされたことが示されています。

発表元

株式会社KADOKAWA（本社：東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO：夏野剛）

発表日時

2025年12月2日 12時00分

企画

第1回ルビーファンタジーBL小説大賞受賞作の4か月連続刊行（10月刊・11月刊・12月刊・1月刊）

関連特集ページ

第1回ルビーファンタジーBL小説大賞受賞作連続刊行特集ページ

第3弾：『乙女ゲームの世界にモブ転生したようですが、始まる前に王子がドロップアウトしました』の内容と刊行情報

連続刊行の第3弾として、12月刊行の『乙女ゲームの世界にモブ転生したようですが、始まる前に王子がドロップアウトしました』（著：藤原チワ子、イラスト：睦月ムンク）が発売されました。本作は第1回ルビーファンタジーBL小説大賞において《優秀賞受賞》の作品として選出されています。

物語は、主人公アレクシスが乙女ゲームの世界にモブキャラクターとして転生するところから始まります。彼が配された立場は、第一王子セドリックの護衛というポジションです。本作品では元々乙女ゲームのスピンオフアニメで悪役令嬢が主人公になるはずの世界で、第一王子が婚約解消と王位継承権放棄を宣言して辺境へ引きこもるという予期せぬ展開が描かれます。

あらすじの詳細

アレクシスは護衛としてセドリックと辺境へ向かうことになりますが、セドリックは当初の設定どおり断罪される存在ではなく、アレクシスにとっては単なるモブキャラクター以上の関係性が生まれます。作品は転生ものの設定を活かしつつ、護衛と王子の距離感や心理の揺れを丁寧に描写しているのが特徴です。

この流れは、乙女ゲーム由来の設定を背景にしながらも、登場人物間の関係性が予想外の方向へ変化していく点に重きが置かれており、読者は原作の定型にとどまらない恋愛の変遷や心理描写を楽しめます。

• 書名：乙女ゲームの世界にモブ転生したようですが、始まる前に王子がドロップアウトしました
• 著者：藤原チワ子
• イラスト：睦月ムンク
• 発売日：2025年12月01日
• 価格：1595円（本体1450円＋税）
• ISBN：9784048116787
• 発行：KADOKAWA（ルビー文庫）
• 詳細：https://ruby.kadokawa.co.jp/product/322507000121.html

これまでの刊行（第1弾・第2弾）と1月刊の予告

本連続刊行は先に10月刊と11月刊が刊行されており、今回の12月刊と合わせて3作が揃いました。10月刊と11月刊も《優秀賞受賞》作品として選出されたもので、作風はそれぞれ異なるがいずれもBLの文脈で強いドラマ性と人物描写を打ち出しています。

また、1月刊として予定されている作品の情報も発表されています。1月刊は同じく《優秀賞受賞》作で、タイトルと作家・イラストレーターの情報が公開されています。

第1弾（10月刊）『荒くれ竜が言うことを聞かない』

10月刊は『荒くれ竜が言うことを聞かない』（著：遠間千早、イラスト：秋吉しま）で、飛竜と海竜という竜の一族に生まれた二人の軍人の関係性を主軸に描く作品です。真面目な飛竜のリアンと奔放な海竜のヴァルハルトの関係は対立から始まり、ある夜の出来事が二人の関係を変化させます。

新月の夜に起きた一夜の出来事を契機に互いに対する感情が揺らぎ、合同演習などの場面を通じて感情のすれ違いと理解が紡がれていくという構成です。戦闘描写や種族設定を活かした世界構築も特徴です。

書名

荒くれ竜が言うことを聞かない

著者

遠間千早

イラスト

秋吉しま

発売日

2025年10月01日

価格

1595円（本体1450円＋税）

ISBN

9784048116510

発行

KADOKAWA（ルビー文庫）

詳細

https://ruby.kadokawa.co.jp/product/322506000122.html

第2弾（11月刊）『悪役令息の護衛役』

11月刊は『悪役令息の護衛役』（著：赤坂明、イラスト：みずかねりょう）です。物語は公爵令息アベイルと、彼の護衛を務める第三騎士団の騎士カインを中心に進みます。アベイルは婚約破棄され辺境へ追放された“悪役令息”の立場にありますが、辺境での地道な領地経営や本来の人間性が物語の要となります。

カインは当初アベイルを軽蔑する態度を示しますが、その実直さや献身的な行動によって次第に心が動かされていきます。作品中には刺客や謀略などのサスペンス要素も組み込まれており、愛情の成立と運命の転換が描かれます。

書名

悪役令息の護衛役

著者

赤坂明

イラスト

みずかねりょう

発売日

2025年10月31日

価格

1595円（本体1450円＋税）

ISBN

9784048116770

発行

KADOKAWA（ルビー文庫）

詳細

https://ruby.kadokawa.co.jp/product/322507000119.html

第4弾（1月刊）についての情報

1月刊として予定されている作品は、タイトルが『田舎の竜騎士見習いは帝都の空で愛を狩る〜大自然に囲まれてのんびりしてたら帝都の学院に放り込まれた〜』で、著：のりのりの、イラスト：央川みはらと発表されています。こちらも《優秀賞受賞》作としてラインナップに組み込まれています。

刊行予定は2026年1月（1月刊）で、具体的な発売日・価格・ISBN等の情報は今後の発表を待つ形ですが、ルビー文庫の連続刊行の最終弾に位置づけられていることが明記されています。

ルビー文庫の位置付けと関連情報、購入先

ルビー文庫はボーイズラブ小説を刊行するレーベルで、毎月1日頃に新刊を発売しています。2025年に創刊33周年を迎える長寿レーベルであり、代表作として『タクミくんシリーズ』『極道さんはパパで愛妻家』『富士見二丁目交響楽団』などのタイトルが挙げられます。今回の受賞作連続刊行は、レーベルの新たな世代育成につながる取り組みです。

関連情報や購入に関する案内は以下のオフィシャルページに掲載されています。各作品ごとに商品ページが用意され、詳細情報・予約・購入が可能です。

• ルビー文庫公式サイト：https://ruby.kadokawa.co.jp/
• 第1回ルビーファンタジーBL小説大賞受賞作連続刊行特集ページ：https://ruby.kadokawa.co.jp/news/special/entry-13481.html
• ルビー文庫公式X（旧Twitter）：https://x.com/rubybunko

各作品の詳細ページにはあらすじの全文、著者プロフィール、カバーイラストのクレジットなどが掲載されています。シリーズ全体としては、ジャンルの多様性と作家陣の個性が反映されたラインナップになっている点が特徴です。

刊行ラインナップの整理表（本記事で触れた全情報の一覧）

以下の表は本記事で取り上げた第1回ルビーファンタジーBL小説大賞受賞作の4か月連続刊行に関する、タイトル・著者・イラスト・発売日・価格・ISBN・発行元・詳細ページURLをまとめたものです。各項目はプレスリリース記載の情報をそのまま反映しています。

本記事では、プレスリリースに基づき四か月連続刊行の背景、各作品の概要、刊行情報、関連リンクを整理しました。各作品は第1回ルビーファンタジーBL小説大賞の《優秀賞受賞》作として選ばれており、ジャンル内で異なる設定やキャラクター性を持つラインナップになっています。詳細は各作品の掲載ページおよびルビー文庫公式サイトをご参照ください。