消費者投票で決定　クリスマスおもちゃ2025トップ20

消費者投票が示した今年のクリスマスおもちゃトップ一覧

一般社団法人日本玩具協会（戸所正信会長）と東京玩具人形協同組合（恩田潤一理事長）が12月2日に東京・台東区の浅草橋ヒューリックホールで開催した「クリスマスおもちゃトレンド記者発表会」において、消費者投票による「お子さんやお孫さんに贈りたいクリスマスおもちゃ2025」の結果が発表された。

投票は玩具業界誌「月刊トイジャーナル」が運営する玩具業界ポータルサイト「おもちゃ情報net.」の特設ページで実施され、投票期間は2025年10月31日から11月20日まで、合計3,891名の有効投票が集まった。投票対象は、8月に発表された「日本おもちゃ大賞2025」の9部門で大賞・優秀賞を受賞した44点で、消費者はその中から1点を選んで投票した。

消費者が選んだトップ20（製品名・価格・メーカー）

ここでは投票で選ばれた上位20点を順位、製品名、税込価格、メーカー名の順に一覧として示す。価格はすべて税込表記で、社名の「株式会社」表記は省略している。

ランキングは下記の通りで、家庭でのプレゼント候補として幅広いジャンルの商品が上位に並んだ。

候補選定の背景と投票の基本情報

今回の投票対象となった44点は、2025年8月に発表された「日本おもちゃ大賞2025」で各部門の大賞・優秀賞に選ばれた製品群から抽出されている。消費者はその中から1点を選び、投票期間内に投票を行った。

投票期間は2025年10月31日から11月20日までで、有効回答数は3,891人。調査はインターネット調査形式で実施され、対象はお子さんやお孫さんを持つ男女だった。

年齢別・贈り手別に見えた選好の違い

上位20には幅広い年齢層に向けた商品が並ぶが、年齢別や贈り手別に注目すると選好の傾向に違いが見られる。ここでは未就学児向けと小学生以上向けの年齢別ランキングおよび、パパ・ママ、じいじ・ばあばによる選択の傾向を示す。

年齢や贈り手の価値観によって重視する点が異なり、それぞれのトップに選ばれた商品がどのような特性を持つかもあわせて整理している。

年齢別トップ7（未就学児＝5歳以下／小学生以上＝6歳以上）

未就学児向けは運動や体験型の遊びに関連する製品が上位に来ている一方、小学生以上はデジタル要素やコレクション性の高い商品が人気となった。

具体的な順位は次の通りで、各年齢層におけるニーズの違いが明確に出ている。

• 未就学児（5歳以下）トップ7
  1. 運動・知育・遊びもいっぱい! GoGo!アンパンマンサイクリング／セガ フェイブ
  2. トミカ･プラレールブロック のりものブロックタウン ボックス／タカラトミー
  3. モ～モ～ミルク!コロッとたまご!ふれあいアンパンマン牧場／アガツマ
  4. シルバニアファミリー 妖精の森と魔法のお城／エポック社
  5. ドリームスイッチ ベーシックセット／セガ フェイブ
  6. おはしでつかんで★シューッとたけたよ!おしゃべりすいはんきと元気100ばいSP和食セット／ジョイパレット
  7. ちびっこバス タヨ 緊急出動センタープレイセット／バンダイ
• 小学生以上（6歳以上）トップ7
  1. Tamagotchi Paradise -Pink Land/Blue Water/Purple Sky／バンダイ
  2. コンパニオンロボット　ポケとも／シャープ
  3. ブタミントン／メガハウス
  4. ぷにるんず サンリオキャラクターズ／タカラトミー
  5. ドリームスイッチ ベーシックセット／セガ フェイブ
  6. ちゅ～るちょうだい!ぺろりーにゃ／イワヤ
  7. ポケモン スマホロトムSHAKE（シェイク）／タカラトミー

贈り手別のトップ5（パパ・ママ／じいじ・ばあば）

贈り手による選好は、実用性や価格、子どもの希望を反映する傾向がある。パパ・ママは子どもが喜ぶ商品を重視し、じいじ・ばあばは安全性や長く遊べる要素を意識した選出が目立つ。

以下にそれぞれの上位5を示す。両者で共通する製品も含まれているが、順位の差から価値観の違いを読み取ることができる。

2025年のトレンドキーワードと、選ばれた理由

発表会で提示された今年のクリスマスおもちゃのトレンドキーワードは7つに整理されている。これらのキーワードは販売戦略や商品企画における注目領域を示しており、消費者の選択にも影響を与えている可能性がある。

また、消費者が実際におもちゃをプレゼントに選んだ理由のトップ5も公表されており、実務的な視点でプレゼント選定の優先項目が把握できる。

2025年のトレンドキーワード（7つ）

プレス発表で示されたトレンドは、長年のブランド支持や時代の変化、デジタルと触感のバランスなど多面的な潮流を反映している。以下が列挙された7つのキーワードである。

• 戦後80年『50年以上、大人気のトイブランド』
• おもちゃの新トレンド『エイジレストイ』
• ぬい活で注目！『SNS時代だから人気急上昇のぬいぐるみ』
• デジタル時代だからこそ『てざわりトイ』が新しい
• 少子化でも『ベビートイ＆知育玩具にヒット商品』
• 変形！合体！バトル！『進化したアクショントイ』
• 大注目の『キダルトトイ最前線』

プレゼントを選んだ理由トップ5

消費者が贈り物としておもちゃを選んだ理由の上位5項目は、子どもや家庭の実情を反映している。以下に順位を示す。

この理由は、売り場での訴求ポイントやプロモーションの方向性を考える上で有益である。

1. 子どもの好きなキャラクターだから
2. 子どもが欲しがったから
3. 家族で一緒に楽しめるから
4. 長く楽しめそうだから
5. 子どもの成長に役立つから

発表会の概要、調査方法と問い合わせ先

記者発表会はメディアを招いて2025年12月2日（火）に浅草橋ヒューリックホールで開催された。主催は一般社団法人日本玩具協会と東京玩具人形協同組合で、登壇者や主催者代表の名前が公表されている。

発表会での資料や調査結果は業界関係者に向けた情報提供を目的としており、今回の消費者投票結果と併せて2025年のトレンドキーワードも提示された。

調査方法の詳細

調査はトイジャーナルが実施したインターネット調査で、対象はお子さんやお孫さんを持つ男女。投票期間は2025年10月31日（金）～11月20日（木）で、有効回答数は3,891人だった。

投票対象は「日本おもちゃ大賞2025」の大賞・優秀賞受賞製品44点で、消費者はその中から1点を選んで投票している。

調査期間

2025年10月31日～11月20日

調査実施者

トイジャーナル

調査対象

お子さんやお孫さんを持つ男女

有効回答数

3,891人

調査方法

インターネット調査

発表会の実施概要と問い合わせ先

発表日は2025年12月2日、会場は東京都台東区浅草橋の浅草橋ヒューリックホール。主催は一般社団法人日本玩具協会と東京玩具人形協同組合で、メディア向けにトレンド情報と投票結果が説明された。

問い合わせは東京玩具人形協同組合が担当しており、連絡先が公表されている。

以上が発表会で公表された消費者投票結果と関連情報の全容である。以下に、本記事で扱った主要項目を整理した表を示す。

この調査結果とトレンド整理は、年末のギフト選びや来年の商品企画の参考データとしての価値がある。各ランキングやキーワードは消費者の関心領域を反映しており、売場の訴求や商品説明、販売計画に活用できる情報となる。