鈴木大飛が語る『命の燃やし方』—1,200人熱狂の講演会レポ
ベストカレンダー編集部
2025年12月2日 19:37
命の燃やし方講演会
開催日:11月24日
会場が一体となった3部構成の講演──鈴木大飛が語った〈命の燃やし方〉
2025年11月24日、東京都港区のTHE GRAND HALLで開催された鈴木大飛(コムドットやまと)による読者向け講演会は、発売以来累計20万部を突破した著書『命の燃やし方』(講談社)の内容を深掘りする形で行われ、計1,200名が参加しました。本記事は、主催である株式会社講談社が12月2日15時に発表したリリースの内容をもとに、講演の流れとそこで示された具体的な手法やメッセージを整理してお伝えします。
講演は3部構成、各90分で実施され、著者本人の語りとサプライズ登壇を含むメンバーの登場が織り交ざる内容となりました。会場の参加者は書籍を手にメモを取りながら聴講する人も多く、教室のような緊張感と一体感が同居していた点も特徴的でした。
開催日時と参加規模の確認
主催:株式会社講談社。プレスリリース発表日:2025年12月2日15時00分。イベント開催日:2025年11月24日。会場:THE GRAND HALL(東京都港区)。参加者数:1,200名。書籍発売日:2025年8月27日。累計発行部数:20万部超。
上記はリリースで明示された数値と日付であり、講演は書籍の発行後に読者と直接対話する形で実施されたものです。会場の規模と参加者数からも、書籍の影響力と著者の動員力がうかがえます。
第1部:自己分析──「自分を理解し、コントロールする」
第1部は「自己分析―自分らしさの見つけ方―」と題され、やまと自身が自己理解の重要性を強調しました。冒頭では来場者に対する問いかけで場の緊張をほぐし、続いて「自分を理解せずに生きることは、僕にとって死んでいるのと同じ」との言葉で主題を提示しました。
やまとの説明は比喩的かつ具体的で、「ゲームの操作のように、どのボタンを押したらどう動くかを理解していないと自分を正しく動かせない」として、自己を『理解→分析→操作』するイメージを示しました。以下の3つのステップが紹介され、来場者にとって実行可能な手順として提示されました。
- 外に出ること:今いる環境から抜け出し、未体験の情報に触れることの重要性。やまとの経験談を交えて具体性を持たせました。
- 人と話すこと:他者との対話を通して自分がどのように見えているかを知ることができ、思考を整理できる。
- 自問自答:なぜ楽しかったのか、なぜその感情になったのか、と問いかける習慣の重要性。
やまとは締めくくりに「自分で自分を一番理解できる人間は最強。適切な場所に種を植えて適切な栄養を与えれば花が咲く」と述べ、自己分析を長期的な育成にたとえて説明しました。来場者は実践可能なステップを持ち帰ることができる内容でした。
第2部:自信の構築──「自信は後から育てるスキル」
第2部は「自信―自信をハックしろ―」というテーマで進行し、冒頭にメンバーのあむぎりがサプライズ登壇しました。会場は笑いに包まれる一幕もあり、やまとは「今日は皆さんの人生の分岐点になるように」と意気込みを新たにして講演を続けました。
やまとは自信のメリットを、新しいことを始める際のスターティングブロックと目的達成のための集中力を高める作用に整理し、自信は先天的なものではなく後天的に身につくスキルであると断言しました。具体的な方法として次の3点が示されました。
- 自分を褒めるハードルを下げる:日常の小さな達成を意識的に評価し、自分の価値を積み上げる。
- 自分との約束を守る:他者との約束は守れるが、自分との約束を軽視しがちな傾向に対する改善策。小さな約束の実行を積み重ねることで自信が育つ。
- 自分にがっかりしない:失敗した際に、最低ラインと最高ラインを設定して成果を認める思考法を用いる。
講演中には「自信はみんながみんなの中で育てるもの」というメッセージも示され、参加者同士や周囲の環境が自信構築に寄与する要素として言及されました。2部はこれらの手法を通じて、日常に落とし込める具体的な行動プランが示された点が特徴です。
第3部:戦う者たち──現代社会で勝ち抜くための実践論
第3部では「戦う者たち―現代社会で勝ち抜く方法―」をテーマに、やまとがテンポよく実践的な“武器”を紹介しました。登壇直後にメンバーのひゅう、ゆうまがサプライズ登場し、2人は最前列で講演を聴くという異例の展開が生じました。最終的にはメンバー5人がステージに勢ぞろいする場面で会場は大きく盛り上がりました。
3部で提示されたポイントは、目標達成に向けた行動の指針として具体性が高く、以下の8項目が示されました。
- 1. 量をこなす
- 質は量の中から見つかる。最初から質を追い求めるのは危険だと指摘しました。
- 2. 優先順位の再構築
- 新たにやりたいことが生じた際に日々の行動や選択の優先度を整理することの重要性。
- 3. 迷うは罪
- 迷っている時間は停滞につながるため、「正解っぽいもの」をまず試す行動力が必要であると述べました。
- 4. 決断力のトリック
- 明確な価値基準を持つことで迷わず決断できるという具体的な思考法の提示。
- 5. しつこさ命
- 一度で諦めない粘り強さ、場合によっては無神経さが成功につながるという実体験に基づく助言。
- 6. ローマは1日にしてならず
- SNSで完成品ばかりを見る現代では過程を大切にし、挑戦を継続する姿勢が必要であるとの指摘。
- 7. 完璧主義はクソ
- 完璧主義がゴール到達を妨げることを回避するため、戦略的に力を抜く方法を紹介しました。
- 8. 目標チェーン戦略
- 燃え尽き症候群を防ぐため、次の目標を設定して常に挑戦を継続することの重要性。
3部の終盤でやまとは『命の燃やし方』が「人生で立ち止まってしまうときに勇気と知識を与える本」であると述べ、全3部の講演を締めくくりました。最後にステージにメンバー全員が揃い、コムドット定番の挨拶で会場は閉幕しました。
講演会の演出と来場者の反応
会場内では書籍を手にする参加者が多数見られ、メモを取りながら聞く姿が複数観察されました。やまとの問いかけに応える形式やメンバーのサプライズ登壇などにより、講演は単なる一方通行の講義ではなく、参加者参加型のイベントとして構成されていました。
また、やまとが繰り出した具体的なステップや思考法は、来場者がすぐに実践可能な内容として設計されていた点が印象的です。会場は1,200名の規模であったため、同時多発的な反応が生まれ、講演の熱量を伝える場面が多く見られました。
著者プロフィールと書誌情報の整理
以下はプレスリリースに記載された著者プロフィールと商品情報を整理したものです。出典は株式会社講談社の同リリースです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 鈴木大飛(通称:やまと、コムドット リーダー) |
| 生年月日 | 1998年5月15日(東京都生まれ) |
| 主な活動 | YouTubeクリエイター(チャンネル登録者数390万人超)、グループ『コムドット』のリーダー、事務所の社長を兼務 |
| 既刊 | 『聖域』(KADOKAWA)、『アイドル2.0』(講談社)、写真集『LUCY』(講談社)、グループ写真集『BUDDY』(講談社) |
| 商品タイトル | 命の燃やし方 |
| 発行元 | 講談社 |
| 発売日 | 2025年8月27日 |
| 価格 | 1,650円(税込) |
| ページ数 | 160ページ |
| ISBN | 9784065405208 |
書籍は発売から累計20万部を突破している点もリリースで明記されています。この数値は講演会の動員力や読者の関心の高さと整合しています。
講演内容の要点を表で整理
以下の表は、本稿で触れてきた講演会の主な要素を整理したものです。日付や場所、参加者数、各部のテーマと主要ポイントを含めています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| プレスリリース発表日 | 2025年12月2日 15:00(株式会社講談社) |
| イベント開催日 | 2025年11月24日 |
| 会場 | THE GRAND HALL(東京都港区) |
| 参加者 | 1,200名 |
| 講演構成 | 全3部構成、各90分 |
| 第1部 テーマ | 自己分析:外に出る、人と話す、自問自答の3ステップ |
| 第2部 テーマ | 自信:自分を褒める、約束を守る、自分にがっかりしない |
| 第3部 テーマ | 戦う者たち:量をこなす、優先順位、迷うは罪、決断、粘り強さなど8項目 |
| サプライズ登壇 | あむぎり、ひゅう、ゆうま、ゆうたが各部や終盤で登壇 |
| 書籍情報 | 『命の燃やし方』 発売日 2025年8月27日 / 定価 1,650円(税込) / 160ページ / ISBN 9784065405208 |
| 累計発行部数 | 20万部超(発売以来) |
本稿は、講談社によるプレスリリースの内容を忠実に整理・再構成したものです。講演会の構成や発言、登壇者、書誌情報および日付・数値はすべてリリースの記載に基づいています。