トライアンフ新型タイガー800ツアー、標準装備で即ツーリング対応
ベストカレンダー編集部
2025年12月3日 05:50
タイガー800ツアー登場
開催日:12月2日
新たなアドベンチャースポーツの選択肢としてのTIGER SPORT 800 TOUR
トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社は、2025年12月2日に新型モデルTIGER SPORT 800 TOURを発表しました。TIGER SPORT 800をベースにツーリング性を大幅に強化した本モデルは、スポーツ性能と長距離快適性を両立させたアドベンチャースポーツツアラーとして位置づけられています。
発表日は2025年12月2日、発売は同日より開始され、店頭での納車は2026年1月下旬から順次行われる予定です。価格は¥1,595,000です。全国のトライアンフ正規販売店で予約注文が可能で、詳細は公式サイトにて案内されています。
発表の背景とコンセプト
本モデルは既存のTIGER SPORT 800のスポーティな走行性能を維持しつつ、ロングツーリングでの快適性や利便性を標準装備で強化したのが特徴です。標準装備により、追加オプションを揃えることなくすぐに長距離走行に対応できる仕様となっています。
トライアンフのCCO、ポール・ストラウドは本モデルについて「TIGER SPORT 800が持つスポーツ性能と俊敏性に、ロングツーリング装備を標準で加えたモデルです。ユーザーから強いご要望をいただいていたより快適で長距離に適したアドベンチャースポーツというニーズに応えるものです」と述べています。
標準装備と外観の特徴
TIGER SPORT 800 TOURは、ツーリングに必要な装備を豊富に標準化しています。センタースタンド、ハンドガード、ヒーテッドグリップ、デュアル・コンフォートシートなどの装備に加え、車体色に合わせたパニアケースとデュアルバックレスト付トップボックスを標準搭載しています。
さらにアルミ製ラゲッジラックやタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)も標準となり、安全性と利便性が高められています。パニアケースとトップボックスの容量は充分で、ツーリング用の荷物を安心して収納できます。
カラーと統一感
カラーは2色展開で、それぞれ車体とラゲッジをシームレスに統一しています。マットコバルトは深みのあるブルーをベースにマット サファイア ブラックとマットゴールドのアクセントを採用し、カーニバルレッドは鮮やかなレッドをベースにサファイア ブラックとゴールドのアクセントで仕上げられています。
パニアケースとトップボックスにも同色を採用することで、外観に統一感がありプレミアムな印象を与えます。
- 標準装備の一覧
- センタースタンド
- ハンドガード
- ヒーテッドグリップ
- デュアル・コンフォートシート(3Dネット構造、エアチャンネル)
- 車体色に合わせたパニアケース(合計57L)
- デュアルバックレスト付トップボックス(49L)
- アルミ製ラゲッジラック
- TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)
走行性能、シャーシ、制動系の詳細
エンジンはTIGER SPORT 800で採用された高性能な800cc三気筒エンジンを搭載しています。スペックは115 PS @ 10,750 rpmの最高出力、最大トルクは84 Nm @ 8,500 rpmで、中回転域のほぼ全域で90%以上のトルクを発生するとされ、低中速の扱いやすさと高回転域の伸びを両立しています。
車両重量はラゲッジを含めて232kg。軽快なハンドリングのために、SHOWA製の調整式サスペンションを前後に採用し、フロントは41mm倒立フォーク(伸側・圧側ダンピング調整付)、リアはモノショック(伸側調整、150mmホイールトラベル、遠隔油圧プリロードアジャスター付)となっています。
ブレーキ、ホイール、タイヤ
フロントブレーキはラジアルマウント4ピストンキャリパーに310mmツインディスク、リアは255mmディスクと1ピストンスライディングキャリパーを採用し、フル積載時でも高い制動力を確保します。ホイールは軽量アルミキャスト、標準タイヤはミシュラン製Road 5のスポーツツーリング向けタイヤです。
燃料タンク容量は18.6Lで、航続距離にも配慮された仕様です。シート高は扱いやすい835mm、スリムな車体幅を両立し、低速での取り回し性も確保されています。
電子制御とコネクティビティ、快適性
TIGER SPORT 800 TOURは、ライダー中心のテクノロジーを多数搭載しています。標準で3つのライディングモード(Sport、Road、Rain)を持ち、ライドバイワイヤスロットル、Triumph Shift Assistを標準装備。コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロールも最適化されており、変化する路面状況に応じた制御が行われます。
新たにTPMSが標準装備されたことで、走行中のタイヤ空気圧確認が容易になり、長距離走行の安心感が向上しています。灯火類はオールLED、メーターはLCD+カラーTFTのコンビでターンバイターンナビゲーションやBluetooth接続によるスマートフォン連携が可能です。My Triumphコネクティビティシステムによりナビ、音楽コントロール等の機能に対応します。
快適装備とラゲッジ性能
デュアル・コンフォートシートはタンデムを考慮した余裕ある造形で、3Dネット構造とエアチャンネルにより長距離での疲労軽減を図っています。ハンドガードとヒーテッドグリップは季節を問わず快適性を提供します。調整式ウインドスクリーンと一体型ディフレクターにより防風性も向上しています。
ラゲッジ容量は合計で106L(パニア合計57L、トップボックス49L)あり、XLサイズのフルフェイスヘルメットを2個収納可能な容量を確保しています。
価格・発売情報、保証とアクセサリー
発表・発売・納車スケジュールは以下の通りです。発表は2025年12月2日、発売は同日より開始、納車は2026年1月下旬より順次行われます。店頭価格は¥1,595,000です。予約は全国のトライアンフ正規販売店で受け付けています。
サービス面ではクラスをリードする長いサービスインターバルと短時間で済むメンテナンスを実現し、走行距離無制限の2年保証が純正アクセサリーにも適用されます。所有コストの低減に配慮した設計です。
純正アクセサリーとオプション
ユーザーが車両を好みに合わせて仕上げられるように、スタイリング、プロテクション、パフォーマンス向上をカバーする35種類の純正アクセサリーが用意されています。例としてアクラポヴィッチ製サイレンサーはアクセサリーとして設定され、音質や外観の追加カスタムが可能です。
問い合わせ先や追加情報は以下の連絡先と公式サイトをご参照ください。トライアンフコール:TEL 03-6809-5233。公式サイト:triumphmotorcycles.co.jp。製品ページも参照可能です: https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/adventure/tiger-sport/tiger-sport-800-tour
主要諸元と要点の整理
以下の表に本記事で示した主要な仕様・装備・販売情報を整理します。仕様はプレスリリースの記載内容に基づきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TIGER SPORT 800 TOUR |
| 発表日 | 2025年12月2日 |
| 発売開始 | 2025年12月2日 |
| 納車開始時期 | 2026年1月下旬より順次 |
| 価格 | ¥1,595,000 |
| エンジン | 800cc 三気筒, 115 PS @ 10,750 rpm, 84 Nm @ 8,500 rpm |
| 車両重量 | 232 kg(ラゲッジ含む) |
| 燃料タンク容量 | 18.6 L |
| ラゲッジ容量 | 合計106 L(パニア合計57 L、トップボックス49 L) |
| シート高 | 835 mm |
| サスペンション | SHOWA製 41mm 倒立フォーク(調整式) / SHOWA製モノショック(伸側調整、150mm トラベル、遠隔油圧プリロード) |
| ブレーキ | フロント:ラジアルマウント4ピストン + 310mm ツインディスク、リア:255mm + 1ピストン |
| タイヤ | ミシュラン Road 5(スポーツツーリング) |
| 標準装備 | センタースタンド、ハンドガード、ヒーテッドグリップ、デュアルコンフォートシート、車体色パニア、トップボックス、TPMS、LCD+TFT、Bluetooth、オールLED 等 |
| 保証 | 走行距離無制限の2年保証(純正アクセサリーにも適用) |
| アクセサリー | 35種類の純正アクセサリー(アクラポヴィッチ製サイレンサー等) |
| お問い合わせ | トライアンフコール TEL 03-6809-5233 / https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/adventure/tiger-sport/tiger-sport-800-tour |
本記事では、トライアンフが発表した新型TIGER SPORT 800 TOURの仕様、標準装備、走行性能、テクノロジー、発売・価格情報を網羅的に整理しました。発表された情報は、公式サイトおよび正規販売店で確認できます。
参考リンク: