タカマツハウスがYKK AP大賞で初のトリプル受賞

YKK APでトリプル受賞

開催日:12月2日

YKK APでトリプル受賞
タカマツハウスって何を受賞したの?
YKK AP エクステリア スタイル大賞2025で、戸建分譲街並み部門のブロンズ賞とベストスタイル賞、さらにファサード部門のベストスタイル賞の計3賞を同時受賞。対象はミラクラス西荻北、ミラクラス南馬込、グランミラクラス自由が丘です。
今回の受賞で特に評価されたポイントは?
外構と建物の一体感、周辺環境や将来のライフスタイルを見据えた設計が評価された。共有パティオやゲートフレーム、敷地延長を活かす外構、2台並列シャッターなど実用性と意匠の両立が高評価の要因です。

タカマツハウスがYKK AP エクステリア スタイル大賞2025で初のトリプル受賞を達成

タカマツハウス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤原元彦)は、YKK AP株式会社が主催する「YKK AP エクステリア スタイル大賞2025」において、戸建分譲街並み部門でのブロンズスタイル賞・ベストスタイル賞、さらにファサード部門でのベストスタイル賞の計3賞を同時受賞したことを発表しました。発表日時は2025年12月2日16時40分です。

受賞は、タカマツハウスの分譲ブランド「ミラクラス」とフラグシップモデル「グランミラクラス自由が丘」の外構・建物設計における一体感や、周辺環境・将来のライフスタイルを考慮した設計が高く評価された結果です。プレスリリース内の写真キャプションには、(左から)YKK AP株式会社 常務執行役員、同賞受賞会社様、タカマツハウス 設計部長、YKK AP株式会社 代表取締役社長とあり、授賞の場が対外的にも公式に確認できる構図になっています。

「YKK AP エクステリア スタイル大賞2025」で初のトリプル受賞 画像 2

選考の背景と大会概要:規模と目的

「YKK AP エクステリア スタイル大賞」は今年で15回目の開催となり、エクステリア商品を用いた提案力・設計力の向上を目的とするコンテストです。周辺環境への配慮や将来性に工夫を凝らした次世代のエクステリア空間を競う場として位置づけられており、業界内でも設計力の評価指標の一つと見なされています。

2025年度は2,015点もの応募作品があり、その中から127作品が選出されました。選考では、素材や構成、街並みとの関係性、将来の住環境への対応といった観点が重視されたと報告されています。大会の歴史や過去の受賞例についてはYKK APの公式サイトでも確認できます(参考リンク:YKK AP エクステリア スタイル大賞 歴史)。

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受賞作品の詳細と設計意図

タカマツハウスが今回受賞した3作品は、それぞれ異なる視点で都市型住宅の課題に応えた設計になっています。ここでは各受賞作について、設計の特徴と採用された外構・建物の要素を具体的に整理します。

受賞の対象は以下のとおりです。戸建分譲街並み部門ブロンズスタイル賞:ミラクラス西荻北戸建分譲街並み部門ベストスタイル賞:ミラクラス南馬込ファサード部門ベストスタイル賞(門まわり・車庫まわり):グランミラクラス自由が丘です。

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ミラクラス西荻北(ブロンズスタイル賞:戸建分譲街並み部門)

ミラクラス西荻北は、4区画の建売住宅がひとつの共有パティオを囲むように設計された都市型の住宅群です。都内で広い敷地を確保しづらい現状を踏まえ、玄関ポーチやアプローチ等の外部空間を区画を超えて集約することで、日差しが降り注ぐ広々とした共用空間を実現しています。

設計上のポイントとしては、共有パティオに植えた4本のアオダモが明確な所有権を持ちながら住民をゆるやかにつなぐ象徴となっている点、そしてゲートフレームを用いることで道路と敷地の結界をつくりつつ、プライバシーとつながりを両立している点が挙げられます。これにより都市型建売住宅における新しい共有空間のあり方が提示されています。

  • 区画数:4区画
  • 共用要素:中央パティオ(植栽:アオダモ4本)
  • 設計意図:プライバシーとコミュニティの両立
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ミラクラス南馬込(ベストスタイル賞:戸建分譲街並み部門)

ミラクラス南馬込は、敷地延長3区画を含む全6区画の計画で、敷地延長という制約を価値に転換した外構設計が評価されました。ペイブ(舗装)を連続させる外構や、門柱を道路に直角に配置する手法により、敷地内のゆとりとセキュリティを両立しています。

外観・内装の設計には前後で異なる表現を採用しており、手前区画は切妻屋根を採用して将来の太陽光パネル設置に配慮するとともに、バルコニーや袖壁で安全性と意匠性を高めています。内装は手前をダーク系で上質感を演出し、奥を明るい色調にして開放感を確保するという住棟ごとの差別化も行われています。

  1. 区画数:全6区画(敷地延長3区画含む)
  2. 外構:連続する舗装(ペイブ)、直角配置の門柱
  3. デザイン戦略:前後で異なる屋根や内装の仕様(太陽光設置を見据えた切妻屋根など)
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グランミラクラス自由が丘(ベストスタイル賞:ファサード部門)

グランミラクラス自由が丘は同社のフラグシップモデルに位置付けられる物件で、外構とファサードデザインの追求により受賞しました。2台並列で利用可能なシャッターゲートと門扉を組み合わせることで、セキュリティとプライバシーの両面を大幅に向上させています。

デザインは安心感と美しさの両立を目指しており、都市戸建てに求められる機能性(車両出入、視線遮断など)と美観を高い次元で統合した点が評価されました。ファサード部門では門まわり・車庫まわりの扱いが評価基準となるため、緻密な動線計画と仕上げの品質が重要な要素となっています。

  • ファサード要素:2台並列のシャッターゲート+門扉
  • 評価ポイント:セキュリティ性能向上、プライバシー確保、外観の美しさ
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タカマツハウスの企業概要と今後の取り組み

タカマツハウス株式会社は、髙松グループの新規事業会社として2019年4月に設立されました。代表者は藤原元彦氏で、企業理念は「お客さまと社会が求める理想の住まい・暮らしづくりを通じて、沢山の幸せを、かたちにしていく。」です。事業内容は木造戸建住宅関連事業で、都心を中心に質の高い建売住宅を供給しています。

会社概要は以下のとおりです。設立日:2019年4月、代表者:藤原元彦、所在地:東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー15階、電話番号:03-3486-1134。公式ウェブサイトおよびnoteにも情報を掲載しています(公式サイト:https://takamatsu-house.co.jp/、公式note:https://note.com/takamatsu_house)。

設立
2019年4月
代表者
藤原元彦
所在地
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー15階
電話番号
03-3486-1134
事業内容
木造戸建住宅関連事業

タカマツハウスは受賞を契機に、複数棟プロジェクトならではのコンセプト設計をさらに磨き、外構と建物の一体感を追求した付加価値の提供や資産価値の高い建売住宅の供給を継続するとしています。また、外部デザインコンテストへの挑戦を通じて設計力の強化を図り、顧客満足度およびブランド価値の向上と地域社会への貢献を目指す方針が示されています。

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受賞要点の整理(表形式)

以下に、本稿で触れた受賞の主要事項を表にまとめます。受賞作品名、部門、主な設計特徴を一覧化し、情報を整理しました。

受賞作品名 受賞部門 主な設計特徴
ミラクラス西荻北 戸建分譲街並み部門(ブロンズスタイル賞) 4区画が共有パティオを囲む配置、共用空間としてのパティオ、アオダモ4本の植栽、ゲートフレームによるプライバシーとつながりの両立
ミラクラス南馬込 戸建分譲街並み部門(ベストスタイル賞) 全6区画(敷地延長3区画含む)、連続するペイブ設計、門柱を道路に直角配置、前後で異なる外観・内装(太陽光設置配慮の切妻屋根、手前はダーク系内装、奥は明るい色調)
グランミラクラス自由が丘 ファサード部門(門まわり・車庫まわり)(ベストスタイル賞) 2台並列シャッターゲート+門扉の組合せによるセキュリティとプライバシー強化、フラグシップにふさわしい外構・ファサードデザイン
大会規模:応募2,015点、選出127作品(YKK AP エクステリア スタイル大賞2025)

今回の受賞は、タカマツハウスが設計と外構の一体化に重点を置いた住宅づくりを進めてきた成果が、外部の審査でも評価された事例と言えます。募集数や選出数など大会のスケール感を踏まえると、受賞は設計力の客観的な評価として有意義です。以上が本稿で整理した受賞に関する要点です。

参考リンク: