年末に見る『少しおかしな夢』BSSTO特集

年末の12月に訪れる「少しおかしな夢」──BSSTOが選んだシュールなアニメーション群

ショートフィルム専門のオンライン映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン（BSSTO）」は、2025年12月3日（水）より年末特集として「シュールなアニメーション特集」を配信します。プレスリリースは株式会社パシフィックボイス発行、配信日時は2025年12月3日10時00分となっています。BSSTOを運営するのは株式会社ビジュアルボイス（渋谷区：代表取締役 別所哲也）です。

今回の特集は、日常の枠がゆるむ年末の時期に合わせ、現実と夢のあわいを描く短編アニメーションを集めたものです。配信は12月の水曜日を中心に行われ、配信開始日にはそれぞれの作品の持つ世界観が順次届けられます。特集作品群は、鑑賞後にこの一年を別の視点から振り返らせるような、不思議で深みのあるラインナップです。

ラインナップ詳細：各作品の配信日・あらすじ・制作情報

特集に並ぶのは、アカデミー賞受賞作を含む5本の短編アニメーションです。ここでは各作品の配信開始日、監督、制作国、制作年、上映時間、簡潔なあらすじと見どころを作品ごとに整理して紹介します。

下記の各作品情報は、プレスリリースに記載された内容を網羅しています。配信スケジュールに合わせて視聴プランを立てる際の参照としてご利用ください。

『イトスギの影の中で』（In The Shadow Of The Cypress） — 12月3日配信開始

監督：Hossein Molayemi & Shirin Sohani / 国：イラン / 年：2023 / 上映時間：20:00

今年度（2025年）アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作品と明記された本作は、海辺の小さな家に暮らすかつて船長だった男とその娘の静かな時間を描きます。父は過去の記憶に囚われ、娘は優しい父でありたいと願うが心の奥の痛みがそれを許さない。ある朝、思いがけない出来事が訪れ、試練か救いかの選択を迫られます。

主題

過去と現在、影と光のあわいに揺れる父と娘の関係

特徴

静謐な海辺の情景と心理描写を中心にした叙情的なアニメーション

『バケツの中のギター』（A Guitar in the Bucket） — 12月10日配信開始

監督：Boyoung Kim / 国：韓国 / 年：2021 / 上映時間：14:51

すべてが自動販売機でレンタルできる世界を舞台に、ギタリストを夢見る少女の物語を描きます。後押ししてくれる人が現れず、それでも夢を持ち続ける少女の姿が、レンタル社会というユニークな設定を通して提示されます。本作は“レンタルできない何か”の価値を問いかける作品でもあります。

主題

個人の夢と、機械化された社会の関係性

特徴

日常のずれをユーモアと哀感で描く韓国発の短篇

『クリスマス・デイ』（Christmas Day） — 12月11日配信開始（クリスマス特別配信）

監督：Alexandra Pärn / 国：エストニア / 年：2023 / 上映時間：18:05

クリスマスの日を舞台にしたコメディ作品。にぎやかな笑いと小さな混乱があふれるパーティーの家で、主人公ピアは偶然に現実とは少し違う世界の扉を開きます。そこでは忘れかけていた喜びや家族の温かさを再発見し、心に灯りがともる変化が描かれます。

主題

日常の小さな奇跡と家族の絆を再認識させるコメディ的要素

特徴

エストニア発、クリスマスの喧騒を背景にした温かみのある短篇

『テニスとオレンジ』（Tennis, Oranges） — 12月17日配信開始

監督：Sean Pecknold / 国：アメリカ / 年：2023 / 上映時間：10:53

パンデミック下の病院で働いていたロボット掃除機が燃え尽き症候群に陥って仕事を辞め、居場所と生きる意味を求めて歩みを進める物語です。静かな通りの片隅で出会う二匹の孤独なウサギたちとともに、忘れられた夢や記憶が紡がれていきます。孤独や再生を象徴的に描く短編です。

主題

仕事の消耗、再起、そして失われた夢の再発見

特徴

パンデミックの影響を内面化した寓話的なアプローチ

『フィッシュ・リヴァー詩集』（Fish River Anthlogy） — 12月24日配信開始

監督：Veera Lamminpää / 国：フィンランド / 年：2024 / 上映時間：9:30

閉店間際のスーパーの鮮魚売り場を舞台に、最後の客たちが順番を待つ場面を通じて魚たちの人生賛歌を描く作品です。長い待ち時間は人生の意味を考えるひとときとなり、登場人物（と魚たち）の内面に触れるきっかけを与えます。短いながらも多層的な読みを残す作品です。

主題

日常の断片から浮かび上がる個々の人生と記憶

特徴

閉店間際の静かな時間に焦点を当てるフィンランド発の短篇

BSSTOの利用方法とサービスの背景

「ブリリア ショートショートシアター オンライン（BSSTO）」は、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が厳選したショートフィルムを毎週水曜日に配信するオンラインシアターです。ブランドは2008年2月から2017年12月まで横浜みなとみらいで運営された実店舗「ブリリア ショートショート シアター」の流れを引き継ぎ、2018年2月にオンラインサービスとしてスタートしました。

視聴方法は簡単で、会員登録を行えば常時約12作品ほどを無料で視聴できます。短い上映時間の作品を中心に、人間の優しさや強さ、豊かな人生のヒントを届けることを目指しており、映画を暮らしに取り込む手がかりとなる記事も同サイト上に掲載されています。

• 運営：株式会社ビジュアルボイス（渋谷区：代表取締役 別所哲也）
• 配信開始：2018年2月（オンライン版として）
• 視聴：簡単な会員登録で常時約12作品を無料視聴可能
• 毎週水曜日に新作を配信

詳細や特集ページはBSSTOのマガジンページに掲載されています。関連リンクはプレスリリースに示された以下のURLから確認できます： https://sst-online.jp/magazine/18314/ 。

特集の要点整理（配信スケジュールと主要情報のまとめ）

ここまで紹介した5本の作品とBSSTOのサービス情報を表形式で整理します。各作品の配信開始日、監督、国、制作年、上映時間を一覧にしておくことで、視聴計画を立てやすくしています。

以上がBSSTOによる「シュールなアニメーション特集」の配信ラインナップとサービスの要点です。各作品は水曜日に順次配信され、クリスマス関連の特別配信として12月11日にエストニア発の『クリスマス・デイ』が追加されています。詳しい情報や視聴手続きは特集ページ（https://sst-online.jp/magazine/18314/）を参照してください。