ARスポーツHADO、日中韓ジュニア大会が示した可能性

日中韓HADOジュニア杯

開催日:11月15日

日中韓HADOジュニア杯
HADOってどんなスポーツなの?
HADOは頭にヘッドセット、腕にセンサーを付けてエナジーボールやシールドを操作するARスポーツ。チーム戦で戦術性が高く年齢や運動能力を問わず楽しめ、世界39カ国以上で展開されています。
今回の大会で日本はどうだったの?
2025日中韓HADO JUNIOR CUPではHADO部門で韓国が1〜3位独占、HADO WORLDは中国が1・2位で韓国が3位。日本はメダル獲得こそ逃したがベスト8入りで健闘しました。

ARスポーツ「HADO」が育む日中韓ジュニアの交流と競技の場

2025年11月15日(土)に開催された「2025 日中韓 HADO JUNIOR CUP」は、株式会社meleap(本社:東京都港区、代表取締役:福田浩士)が開発するARスポーツ「HADO(ハドー)」の国際小中学生大会として実施されました。プレスリリースは2025年12月4日10時10分に公表されています。

本大会には日本・中国・韓国の3カ国から合計12チームが出場し、AR技術を用いた次世代スポーツを通じて国境を越えた交流と競技が行われました。参加チーム数、国別構成、実施種目、結果など大会の全容は以下の章で詳述します。

テクノロジーがつなぐ日中韓 HADOジュニア国際大会を開催! 画像 2

競技種目ごとの展開と決勝結果の詳細

大会はHADO部門HADO WORLD部門の2種目で実施されました。両部門ともに小中学生が対象ですが、HADO WORLDは上級者向けのルールとなっており、より高度なスキルと戦術が求められる構成でした。

以下に種目ごとの内容と上位入賞結果を整理します。各種目ではチームワーク、スキル運用、判断力が勝敗を左右しました。

HADO 部門の競技内容と結果

HADO部門はフィールド上に映し出されるエナジーボールやシールドを駆使して対戦する、HADOの標準ルールによる競技です。ルールはシンプルながら位置取り、連携、リスク管理といった戦術的判断が求められます。

今大会のHADO部門では、韓国チームが1位から3位までを独占する結果となりました。日本チームはメダル獲得には至りませんでしたが、果敢なプレーでベスト8に進出し、観戦者に強い印象を残しました。

HADO WORLD 部門の競技内容と結果

HADO WORLD部門は多彩なスキルや戦略性がより強く求められる上級者向け競技形式です。技術精度、連携のテンポ、スキルの最適配分が勝敗に直接影響します。

この部門では中国チームが1位・2位を獲得し、3位には韓国チームが入賞しました。中国チームは高度な連携と精度の高いスキル運用で他国を上回るパフォーマンスを示しました。

大会の位置づけとこれまでの経緯、参加国拡大の取り組み

国内の小中学生を対象としたHADO大会はこれまで毎年開催されてきましたが、国際小中学生大会としては本大会が2回目の開催にあたります。第1回は日本と韓国の2カ国で実施されましたが、今回新たに中国が参加して日中韓3カ国による国際大会として行われました。

大会運営側は今後も参加国の拡大を目指し、アジアをはじめ世界各国のジュニア世代が参加できる国際大会として「HADO JUNIOR CUP」を継続的に開催する計画を示しています。HADOをプラットフォームに、世代や国境を越えた交流やチャレンジ精神、チームワーク育成の機会を提供する狙いが明確に打ち出されています。

日本国内での今後の大会予定とジュニア育成体制

本大会に続き、国内でもジュニア向け大会が予定されています。直近では2025年12月13日(土)に「HADO Junior National Championship 2025」が開催される見込みです。開催時間や参加条件などの詳細は下記の通りです。

大会名
HADO Junior National Championship 2025
開催日
2025年12月13日(土)
開催時間
13:30〜17:00(予定)※参加チーム数により前後あり
会場
HADO ARENA お台場店
参加対象
HADO経験者の小学生

この大会は2022年から毎年開催されており、全国のHADOジュニアプレイヤーが集うジュニア世代で最大規模の大会と位置づけられています。出場選手は全国のHADOジュニアアカデミー(山形・東京・埼玉・大阪・熊本・沖縄)を中心とした代表選手らが想定されています。

大会に関する追加情報や参加申込みの詳細は大会公式案内にて随時公開されます。公式ニュースはhttps://hado-official.com/news/11328/ に掲載されています。

HADOの技術的特性と運営会社の概要

「HADO」は既存のフィジカルスポーツとデジタル技術を融合させた「テクノスポーツ」です。プレイヤーは頭部にヘッドセット、腕にセンサーを装着し、エナジーボールやシールドを操作して競技を行います。ルールはシンプルながら戦略性が高く、チームでの作戦立案を通じて思考力・協働力・判断力が育まれる設計です。

HADOは運動能力の得手不得手を問わず誰もが同じフィールドで挑戦できる点が特長で、世界39カ国以上で展開されています。HADOの詳細は公式サイト(https://hado-official.com/)で確認できます。

運営会社:株式会社meleapの紹介

株式会社meleapは「誰もが楽しく身体を動かし、心も体も健康になる社会」の実現を目指してAR(拡張現実)技術を活用したアクティビティ「HADO」を開発・運営しています。本社は東京都港区にあり、代表取締役は福田浩士です。

同社はテクノロジーの力で「魔法のような体験」を提供することを掲げ、子どもから大人まで年齢や運動能力に関係なく楽しめる新感覚アクティビティを世界39カ国以上で展開しています。詳細は企業サイト(https://meleap.com/meleap/public/index.php/jp)を参照してください。

関連活動と報道・導入事例

プレスリリース内では、HADOの教育分野での導入や学術イベントでの展示など関連動向も紹介されています。たとえば四国中央市立川之江小学校での体育授業への正式導入(掲載日:12/2)や、国際学会IACSSにて体験ブースを出展(掲載日:9/19)といった事例が挙げられています。

また、開催決定や大会告知に関するニュース(例:11/5掲載のHADO Junior National Championship 2025開催決定)や、イベント素材としてダウンロード可能なプレスリリース画像の提供情報もプレスリリースに含まれています。

今回の記事の要点まとめ

以下の表は、本稿で扱った「2025 日中韓 HADO JUNIOR CUP」に関する主要情報を整理したものです。大会開催日、参加国・チーム数、競技種目と結果、今後予定される国内大会情報、運営会社情報を網羅しています。

項目 内容
プレスリリース公開日時 2025年12月4日 10:10
大会名 2025 日中韓 HADO JUNIOR CUP
開催日 2025年11月15日(土)
参加国・チーム数 日本・中国・韓国 合計12チーム
実施種目 HADO部門、HADO WORLD部門(2種目)
HADO部門 結果 1〜3位:韓国チームが独占。日本チームはベスト8入り。
HADO WORLD部門 結果 1位・2位:中国チーム、3位:韓国チーム
国内大会(直近) HADO Junior National Championship 2025:2025年12月13日(土)13:30〜17:00(予定)、会場:HADO ARENA お台場店、対象:HADO経験者の小学生
運営会社 株式会社meleap(本社:東京都港区、代表取締役:福田浩士)
公式リンク https://hado-official.com/ 、https://meleap.com/meleap/public/index.php/jp

今回の大会は、AR技術を用いたスポーツ競技がジュニア世代の国際交流と技術的・戦術的学びの場として機能した事例です。大会の結果や今後の大会予定、運営側の取り組みを踏まえ、HADOが提供する学びと競技の両面での可能性が検証される機会となりました。

参考リンク: