7人の語りで伝える『1000 GIRLS』特設公開

1000 GIRLS特設公開

開催期間:12月4日〜12月25日

1000 GIRLS特設公開
このプロジェクトって何をするの?
世界の少女たちの実話を7人の著名人が語る動画やメッセージで伝え、教育や保護を支えるチャイルド・スポンサーをクリスマス(12/25)までに1000人募る啓発・支援キャンペーンです。
どうやって支援できるの?
特設ページ(公開期間:12/4〜12/25)で動画や実話を見て、ページの案内に沿ってチャイルド・スポンサーシップに申し込むか寄付で支援できます。手続きはサイト上で完了します。

世界の少女たちの声を語りで伝える「1000 GIRLSプロジェクト」特設ページ公開

国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:中島みぎわ/WVJ)は、2025年12月4日付で、クリスマスまで展開する「1000 GIRLSプロジェクト」の一環として、世界各地で困難を乗り越え歩み始めた少女たちの実話を、著名な表現者7名が語る動画と応援メッセージで紹介する特設ページを公開しました。特設ページは12月25日まで公開され、プロジェクトの呼びかけとあわせて支援参加を募っています。

この取り組みは、少女たちの声と物語を多くの人に伝えることで「学ぶ権利」と「夢見る力」を取り戻すことを目的にしています。公開されたコンテンツは、語り手によるナレーション動画と応援メッセージ、各少女の実話紹介で構成されています。視聴や詳細は特設ページで確認できます(リンクは記事末に記載)。

1000人の少女の未来に希望を―7名の表現者が届ける世界の少女たちのストーリー 画像 2

語り手7名と、映像で伝える個々のストーリー

今回の特設ページでは、次の7名の表現者がそれぞれ一人の少女の実話を語り、応援メッセージを寄せています。語り手は俳優やスポーツ選手、学識経験者など多岐にわたり、それぞれの立場から少女たちの現状に思いを寄せています。

語り手は次の7名です。

  • 俳優/ワールド・ビジョン・ジャパン親善大使 酒井美紀さん
  • プロゴルファー 東尾理子さん
  • 元サッカー日本代表/AuB株式会社代表 鈴木啓太さん
  • 俳優 前川泰之さん
  • 俳優/2003ミス・ユニバース日本代表 宮崎京さん
  • ライフスタイルクリエイター・モデル 未来リナさん
  • ワールド・ビジョン・ジャパン理事/元東京女子大学学長 湊晶子さん
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酒井美紀さんが伝えるバングラデシュの「クシ」さんの物語

酒井美紀さんがナレーションで紹介したのは、バングラデシュに暮らす15歳のクシさんの実話です。クシさんは自身の言葉で状況と願いを語っています。特設ページには酒井さんの語りを通した動画が掲載されています。

クシさんの語り(原文より抜粋)は次のとおりです。「私はバングラデシュのクシ、15 歳です。2 人の娘と暮らしています。12 歳のとき、知らない男の人と結婚させられました。家は貧しく、母には『きっといい人だから』と勧められました。結婚なんてしたくなかったけれど、学校を辞めて結婚しました。すぐに妊娠して、一人目の娘が生まれました。帝王切開でした。その後もう一度おなかに赤ちゃんを授かりましたが、夫は受け入れてくれず、やがて家を出ていきました。今はメイドの仕事をしながら二人の娘を育てています。夫がいなくなって、少しホッとしています。もう誰かに怯えながら過ごす必要がないからです。私の願いはただひとつ。娘たちの未来が、明るいものになるように。それだけを願っています。」

酒井さんはこのストーリーを受けて、「その一歩で、今この瞬間を必死に生きる子どもたちの未来を変えることができる」とメッセージを寄せています。クシさんの語りは、実際に当事者が経験したことを伝えることで、問題の深刻さと支援の必要性を具体的に示しています。

1000人の少女の未来に希望を―7名の表現者が届ける世界の少女たちのストーリー 画像 4

その他6名が伝える各国の少女たち

酒井美紀さん以外の6名もそれぞれの視点と経験から少女たちの現状に思いを寄せ、真摯に語りを届けています。語り手と紹介された少女の組み合わせは以下のとおりです。

東尾理子さん
タンザニアのグローリーちゃんのストーリーを紹介。東尾さんは「小さな積み重ねが、未来を変える力になると信じています」と述べています。
鈴木啓太さん
エクアドルのマイラちゃんのストーリーを紹介。鈴木さんは「ひとりひとりがどんな希望を抱けるかで、世界は変わっていく」と語っています。
前川泰之さん
ケニアのルースちゃんのストーリーを紹介。前川さんは「生まれた環境の違いだけで、未来の選択肢や尊厳が奪われてしまう現実を、ただ知るだけで終わらせたくありません」とコメントしています。
宮崎京さん
エチオピアのミショちゃんのストーリーを紹介。宮崎さんは「その声を伝えていくことが自分の役割だと感じています」と述べています。
未来リナさん
タンザニアのサラちゃんのストーリーを紹介。未来さんは「未来は可能性に満ちているよって伝えたい」と表明しています。
湊晶子さん
ベトナムのリンちゃんのストーリーを紹介。湊さんは「平和や教育はけして当たり前ではない」と指摘しています。

これらの語りは、各国で起きている現実を個人の体験として伝えることで、数字や統計だけでは見えにくい「人」の声を可視化する役割を果たしています。

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統計が示す深刻な現状と、1000 GIRLSプロジェクトの取り組み

プレスリリースでは、グローバルな視点での少女を取り巻く現状が数値で示されています。提供された統計をまとめると次のとおりです。

  • 1分間に22人の少女が18歳未満で結婚させられている。
  • 約1億2,900万人の少女が学校に通えていない。
  • 世界の女性の約3人に1人が身体的・性的暴力を経験している。

これらの数値は早すぎる結婚や性的搾取、暴力といった要因が、教育の機会や将来の選択肢を奪っている実態を示しています。1000 GIRLSプロジェクトは、こうした状況に直面し未来をあきらめかけた少女たちに対し、「学ぶ権利」と「夢見る力」を取り戻すための支援を呼びかける取り組みです。

プロジェクトの具体的な目標は、クリスマス(2025年12月25日)までに1000人の少女のチャイルド・スポンサーを募ることです。支援の形はチャイルド・スポンサーシップを通じて教育や保護、コミュニティ支援を行うもので、個々の少女の生活や学びを持続的に支えることを目指します。

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特設ページの構成と公開情報の確認方法

特設ページには、各語り手のナレーション動画、少女たちの実話テキスト、語り手の応援メッセージ、プロジェクトの趣旨説明や支援方法の案内が掲載されています。ページは12月25日までの公開となっており、支援の手続きや詳細情報は該当ページから確認できます。

ワールド・ビジョン・ジャパンについての説明も併記されています。キリスト教精神に基づき、貧困、紛争、災害などの困難な状況にある子どもたちのために活動する国際NGOであり、国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動している点が紹介されています。詳細は組織の公式サイトに掲載されています。

特設ページおよび詳細はこちらで確認できます:https://www.worldvision.jp/donate/childsponsor/26_girls-story/index.html

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要点の整理(まとめ表)

以下の表は、本記事で伝えた主要な情報を整理したものです。プロジェクトの目的、公開日、期間、語り手、紹介された少女たちと所在地、主要な統計、参照リンクを一覧にしています。

項目 内容
発行団体 特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:中島みぎわ)
プレスリリース日 2025年12月4日 14時40分
プロジェクト名 1000 GIRLSプロジェクト
公開期間(特設ページ) 公開中〜2025年12月25日
目標 クリスマスまでに1000人の少女のチャイルド・スポンサーを募集
語り手(7名) 酒井美紀、東尾理子、鈴木啓太、前川泰之、宮崎京、未来リナ、湊晶子
紹介された少女たち(国) クシ(バングラデシュ)、グローリー(タンザニア)、マイラ(エクアドル)、ルース(ケニア)、ミショ(エチオピア)、サラ(タンザニア)、リン(ベトナム)
提示された主要統計 1分間に22人が18歳未満で結婚、約1億2,900万人の少女が学校に通えていない、女性の約3人に1人が身体的・性的暴力を経験
特設ページURL https://www.worldvision.jp/donate/childsponsor/26_girls-story/index.html

以上がワールド・ビジョン・ジャパンが公開した「1000 GIRLSプロジェクト」に関する主な情報です。特設ページには各語り手の動画とメッセージ、個々の少女の実話が掲載されており、プロジェクトの趣旨や支援の方法、さらなる詳細はリンク先で確認できます。

参考リンク: