銀座に誕生 ロエベ新店「カサロエベ銀座」全貌
ベストカレンダー編集部
2025年12月4日 19:11
カサロエベ銀座オープン
開催日:12月4日
銀座の交差点に生まれた新たな表現──カサロエベ銀座の全体像
ロエベは2025年12月4日(木)、日本最大規模となる新店舗「カサロエベ銀座」をオープンしました。店舗は中央通りとみゆき通りが交差する銀座でもっとも象徴的な立地にあり、国内最大、世界では二番目の規模を誇ります。開店日は2025年12月4日、営業時間は11:00から20:00です。
店舗は4フロア、面積は965平方メートルに及び、ウィメンズとメンズのウェア、バッグ、シューズ、ジュエリー、アイウェア、ソフトアクセサリー、フレグランス、ホームセンツ、キャンドル、革小物をフルオファーで展開します。場所や営業時間、問い合わせ先を含む基本情報は本文末の表で整理しています。
オープニングと限定商品の概要
オープンに伴い、ロエベの代表的バッグのひとつであるハンモック「フリップ」の同店限定色ライトゴーストが発売されます。価格は¥488,400です。また、バッグの中に入れて使える別売のキャッツ ドローストリングポーチ(スモール)は¥49,500で販売されます。
ギフト関連の商品も充実しており、スペインの伝統的な甘味や特製クッキーが提供されます。価格等の詳細は後節で具体的に記載します。
素材と造形が語る場所性──建築と内装のディテール
カサロエベのデザインコンセプトは「アートコレクターの邸宅のような親密さと洗練された店舗空間の融合」です。カサロエベ銀座では、この理念に基づきスペインの感性と日本のデザインが結び付けられています。内外装に用いられた素材と色彩は、銀座の歴史や土地の記憶を呼び起こすように設計されています。
外装と内装で連続する手仕事のマディグリーンのセラミックタイルは、釉薬の不規則な表情とわずかな窪みが色調に変化を生み出し、光を反射して奥行きを生みます。この深いマディグリーンは、かつて銀座が低湿地帯であった時代の景観を参照しています。
建築的な特徴と動線
店内にはアンシェント グリーン、クリスタロ アイスバーグ、ピンタ ヴェルデ、サハラ ブラウンなど多様な大理石が点在し、真鍮の窓枠が歴史的な造幣拠点としての銀座の面影を示します。中央の階段はグリーンのセラミックタイルに囲まれ、手仕事で仕立てられた木製手すりとともに緩やかな曲線を描きつつ4フロアを縦に結んでいます。
自然光が店内を満たす設計により、石材、木材、セラミック、コンクリートといった異なる質感が調和した空間感をもたらしています。外装の素材感は内装へと連続し、街路側の視認性も高められています。
家具とサステナビリティの取り組み
店舗に置かれた家具は温かみと落ち着きを演出します。ジョージ・ナカシマのミラ チェアやクッション チェア、ヘリット・トーマス・リートフェルトのユトレヒト アームチェア、イサム・ノグチのAkari E ペンダントランプなど、モダンデザインの名作が空間に調和します。
ロエベのシグネチャーである膨らみのあるレザーベンチ、ブラックの鉄製マティーニ テーブル、焼木材のポディウムのほか、サステナビリティとイノベーションの探求から生まれたロエベ リクラフテッド コーヒーテーブルが新たに設置されています。これはロエベのアトリエで発生した余剰レザーの95%を再利用して制作された一点物です。足元にはスペイン製の特注カーペットが敷かれ、テキスタイルデザイナー、ジョン・アレンの作品を再解釈したタペストリーが配されています。
4フロアで体験するプロダクトとアートの共演
カサロエベ銀座では、ロエベがキュレーションする世界中のアート、クラフト、デザインを全4フロアにわたって展示・販売します。1階から4階まで、それぞれのフロアに異なる体験とコレクションが配置されています。
商品カテゴリはウィメンズ/メンズの衣料、バッグ、シューズ、ジュエリー、アイウェア、ソフトアクセサリー、フレグランス、ホームセンツ、キャンドル、革小物など幅広く、ギフティングやパーソナライゼーションの専用エリアも用意されています。
4階の体験領域と世界初のギフトカウンター
4階ではロエベのバスラインに着想を得た体験が可能なフレグランスとホームセンツのエリアが設けられています。また、チャームやミニバッグを使ったカスタマイズができるギフティングとパーソナライゼーション専用のスペースも整備されています。
さらに、世界初となるギフトカウンターが設置され、スペインの伝統的な菓子であるパルメラやポルボロン、チョコレートが並ぶほか、オープンを祝して日本のアイシングクッキー作家Fioccoによる特製クッキーも期間限定で販売されます。
展示アートと作家の一覧
店内にはロエベがミラノサローネ2024で発表した2つのランプを含む、多数の作品が展示されています。1階にはアンセア・ハミルトンの《Kimono Lamp》(漆塗り木材と曇りガラスによる発光する衣服のような作品)が展示され、4階の天井から吊るされたケリス・ウィン・エヴァンスによるネオン作品は屋外からも窓越しに鑑賞できます。
そのほかに展示されている主な作家と作品は以下の通りです。店内の各所に日本人作家の作品も配置されています。
- ルーシー・リー(Lucy Lee)
- エリオット・ホジキン(Elliott Hodgkin)
- ヒルトン・ネル(Hilton Nel)
- オヴィデュ・マイテク(Ovidiu Maitec)
- アルバート・ヨーク(Albert York)
- 青木邦眞(LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2025 大賞受賞)《Realm of Living Things 19》—2階の窓辺に展示
- 松本破風(竹工芸)《Basket 6》—レザーと伝統技術の融合
- 浜名一憲(セラミック)—金継ぎ師・黒田雪子氏とのコラボレーションによる壺
限定商品、ギフト詳細、実用情報のまとめ
以下では、プレスリリースに明記された限定商品の価格やギフトアイテム、店舗の基本情報を具体的に整理します。購入や訪問を検討する際に参照できるよう、数値や名称は原文のまま記載しています。
限定商品、ギフト、店舗情報は次の表にまとめ、続く段落で簡潔に補足します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| オープン日 | 2025年12月4日(木) |
| 所在地 | 東京都中央区銀座5-8-15(中央通りとみゆき通りの交差点付近) |
| 営業時間 | 11:00 – 20:00 |
| 面積/フロア数 | 965平方メートル/4フロア |
| 取り扱いカテゴリ | ウィメンズ・メンズウェア、バッグ、シューズ、ジュエリー、アイウェア、ソフトアクセサリー、フレグランス、ホームセンツ、キャンドル、革小物、アート作品 |
| 限定商品 | ハンモック フリップ バッグ(カサロエベ銀座限定色ライトゴースト) ¥488,400 |
| 関連小物価格 | キャッツ ドローストリングポーチ スモール(別売) ¥49,500 |
| ギフト商品価格 | パルメラ ¥6,300/ポルボロン ¥5,200/チョコレート アソート ¥10,200/LOEWE × Fiocco アイシングクッキー ¥8,800 |
| 主な展示作品 | アンセア・ハミルトン《Kimono Lamp》、ケリス・ウィン・エヴァンス(天井ネオン作品)、青木邦眞《Realm of Living Things 19》、松本破風《Basket 6》、浜名一憲(黒田雪子コラボ)ほか |
| 問い合わせ先 | ロエベ ジャパン クライアントサービス 03-6215-6116/www.loewe.com |
まとめとして、カサロエベ銀座は面積965平方メートル・4フロアを有する店舗で、限定色やギフト、アート展示、カスタマイズサービスを含む豊富な体験を提供します。建築・内装は手仕事のタイルや多様な素材の組み合わせにより、銀座の歴史的文脈とロエベのデザイン思想を結びつけています。問い合わせはロエベ ジャパン クライアントサービス(03-6215-6116)、公式サイト(https://www.loewe.com/jap/ja/home)で受け付けられます。
参考リンク: