越前和紙の風合いを楽しむドラえもん浮世絵パズル発売
ベストカレンダー編集部
2025年12月5日 12:59
ドラえもん越前和紙パズル発売
開催日:12月5日
版三が越前和紙で再現した「ドラえもん浮世絵」ジグソーパズル、12月5日発売
伝統的な浮世絵表現を現代のコンテンツと融合させる制作を続ける株式会社版三は、ドラえもんをモチーフとした「ドラえもん浮世絵シリーズ」より、越前和紙を用いたジグソーパズル2作品を、2025年12月5日(金)より同社オンラインショップ『版三 浮世絵工房』で販売開始します。プレスリリースの発表日時は2025年12月5日 10時10分です。
同社は代表取締役 坂井英治のもと、映画やアニメ、ゲームなどの人気コンテンツとのコラボレーションを数多く手掛け、伝統技術と現代カルチャーの融合による作品群で評価を得ています。なかでも「ドラえもん浮世絵シリーズ」は、国内外のアートファンやドラえもんファンから高い支持を受ける企画であり、今回ジグソーパズル化された2作品はシリーズの中でも特に注目されていたデザインが選ばれています。
北斎と広重の名作をモチーフに描かれたドラえもんたち
今回パズル化されたのは葛飾北斎の『富嶽三十六景 東海道品川御殿山の不二』と、歌川広重の『東海道五十三次之内 蒲原 夜之雪』の二作品をモチーフに、ドラえもんたちを登場させた「ドラえもん浮世絵」です。どちらも浮世絵史の名作を下敷きにしつつ、登場人物をドラえもんたちに置き換えることで、親しみやすさと伝統美の両立を図っています。
それぞれの作品は構図や技法の特色を活かし、ドラえもんのキャラクター性が違和感なく調和するようにデザインされています。以下に各作品の特徴と表現意図をまとめます。
『東海道品川御殿山の不二』の表現
葛飾北斎の『富嶽三十六景』の一図で、シリーズ中唯一桜を描く作品として知られる構図が採用されました。原作の富士山と桜の光景を尊重しつつ、そこに楽しげに佇むドラえもんたちを配しています。
桜と富士の対比、遠近感の表現、観桜の情景といった要素は、ドラえもんたちの存在によって日常的な喜びの場面として再解釈されています。視覚的な見どころは富士山の位置関係と前景の桜、そして人物群に置かれています。
『蒲原 夜之雪』の表現
歌川広重の『東海道五十三次』の一図である『蒲原 夜之雪』は、墨の濃淡による雪景色表現が評価される傑作です。今回の浮世絵では、広重が見せた雪の質感を丁寧に再現しつつ、そこに登場するドラえもんたちの愛らしい表情が対比を成しています。
広重のぼかし表現や墨の階調を活かすため、印刷・和紙選定の段階から細心の注意が払われました。結果として、雪の静けさと人物の温かさが同居するビジュアルとなっています。
日本初となる越前和紙ジグソーパズル化と技術的工夫
本シリーズの最大の特徴は、日本初となる『越前和紙』を用いたジグソーパズルであることです。越前和紙が持つ凹凸と繊維の表情、和紙特有の温かみをパズル素材として成立させるために、版三は約1年にわたって試作と検証を行いました。
検証では「和紙の選定」「色の発色」「インクの定着」「表面コーティング」など多数の技術課題に対処しています。和紙の質感を残しつつ、ピースとしての耐久性や組み立てやすさを確保するための工夫がなされています。完成した製品は、手に取ると木版画の風合いを感じられると同時に、ジグソーパズルとしての機能性も損なわない仕上がりです。
試作過程と解決した課題
試作段階では、和紙の繊維が原因で細部の発色にムラが出る点、インクの定着性が低く擦れに弱い点、表面のコーティング処理で和紙らしさを失う点などが課題となりました。これらの課題に対して複数の和紙の吟味、インク配合の調整、塗膜を薄くかつ透過性を保つコーティング技術の確立などを実施しています。
その結果、和紙の凹凸と繊維の美しさを活かしたまま、パズルとして組み立てやすい手触りと耐久性を併せ持つ製品が実現しました。見て触れることで、浮世絵木版画に近い質感を体感できることが特徴です。
商品概要、価格、購入方法と付属情報
販売は版三のオンラインショップ『浮世絵工房』にて行われます。以下に商品ごとの詳細情報と購入に関する情報を示します。専用額は別売りで、パズル本体と額はそれぞれ価格が設定されています。
オンラインショップのURLは、https://www.ukiyoework.com/および各商品ページ(富嶽のページ: https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000354、蒲原のページ: https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000353)で確認できます。またシリーズ一覧はhttps://www.ukiyoework.com/view/category/puzzleにて掲載されています。
製品ごとの具体的仕様
『ドラえもん 浮世絵・越前和紙パズル「富嶽三十六景 東海道品川御殿山の不二」』
- 販売価格:越前和紙パズル 5,000円(税別)
- 専用額:5,000円(税別) ※別売り
- 販売元:株式会社 版三
- ピース数:300ピース(パズル専用のり、ヘラ付き)
- サイズ(パズルのみ):縦26.0cm × 横38.0cm
- サイズ(専用額):縦30.0cm × 横41.9cm × 奥1.5cm
- 素材:越前和紙、額:木材、アクリル
- 商品ページ:https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000354
『ドラえもん 浮世絵・越前和紙パズル「東海道五十三次之内 蒲原 夜之雪」』
- 販売価格:越前和紙パズル 5,000円(税別)
- 専用額:5,000円(税別) ※別売り
- 販売元:株式会社 版三
- ピース数:300ピース(パズル専用のり、ヘラ付き)
- サイズ(パズルのみ):縦26.0cm × 横38.0cm
- サイズ(専用額):縦30.0cm × 横41.9cm × 奥1.5cm
- 素材:越前和紙、額:木材、アクリル
- 商品ページ:https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000353
付属内容と備考
両商品ともにピースのほかに『パズル専用のり』と『ヘラ』が付属します。専用額は別売りのため、飾る場合は額を併せて購入する必要があります。
販売はオンラインショップ限定での取り扱いとなるため、購入ページおよび商品説明を確認のうえ注文することが求められます。シリーズ全体情報はhttps://www.ukiyoework.com/view/category/puzzleで閲覧可能です。
製品仕様の一覧と購入情報のまとめ
以下に、本記事で紹介した2点の越前和紙ジグソーパズルの主要な仕様を表にまとめます。価格、寸法、素材、付属品など、購入前に確認すべき要点を整理しています。
| 項目 | 富嶽三十六景 東海道品川御殿山の不二 | 東海道五十三次之内 蒲原 夜之雪 |
|---|---|---|
| 販売開始日 | 2025年12月5日(金) | |
| 販売元 | 株式会社 版三(代表取締役 坂井英治) | |
| 販売価格(パズル本体) | 5,000円(税別) | |
| 専用額価格 | 5,000円(税別) ※別売り | |
| ピース数 | 300ピース(パズル専用のり、ヘラ付き) | |
| サイズ(パズルのみ) | 縦26.0cm × 横38.0cm | |
| サイズ(専用額) | 縦30.0cm × 横41.9cm × 奥1.5cm | |
| 素材 | 越前和紙(本体)、額:木材、アクリル | |
| 商品ページ | 富嶽のページ | 蒲原のページ |
| シリーズ一覧 | https://www.ukiyoework.com/view/category/puzzle | |
| オンラインショップ | https://www.ukiyoework.com/ | |
版三による越前和紙ジグソーパズルは、伝統的な浮世絵の美的要素を現代のコレクタブルアイテムとして再構築したものであり、木版画の風合いを意識した仕上げと、ジグソーパズルとしての実用性を両立させた点が特徴です。作品詳細や購入方法については、上記の各商品ページおよび公式オンラインショップを確認してください。
参考リンク: