FMV、部活動マネージャー支援『マネパソ』応募受付開始
ベストカレンダー編集部
2025年12月5日 15:08
マネパソ応募受付開始
開催期間:12月5日〜12月31日
支える側に降りかかる「デジタル負荷」が浮かび上がる調査結果
富士通クライアントコンピューティング株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:大隈健史)は、2025年12月5日11時30分に発表したプレスリリースで、学生応援プロジェクト「GOOD CAMPUS LIFE Project」第3弾として、大学の体育会系部活動で支える立場にあるマネージャーに焦点を当てる新プロジェクト「マネパソ」を始動すると公表しました。
この発表は、全国の大学生(一般大学生および体育会系マネージャー)を対象とした実態調査の結果を踏まえて行われています。調査期間は2025年10月6日から10月9日、調査機関は株式会社バイデンハウス、サンプル数は一般大学生100名、体育会系マネージャー22名で、インターネットアンケート方式で実施されました。調査からは、マネージャーのパソコン・デジタルデバイス利用実態に関する複数の特徴的な数値が明らかになっています。
- 発表元
- 富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)
- 発表日時
- 2025年12月5日 11時30分
- 調査期間・方法
- 2025年10月6日〜10月9日、インターネットアンケート(株式会社バイデンハウス実施)
- 対象・サンプル数
- 全国の4年制大学生(18-22歳)一般100サンプル、体育会マネージャー22サンプル
マネージャー業務の実態:日常の多くはデジタル作業に費やされる
調査では、マネージャーの日常業務の約65.1%がデータ記録・分析、連絡調整、ロジスティクスなどのデジタル業務に充てられていることが示されました。一方で、練習や試合の運営、用具管理などのいわゆる「現場業務」は34.9%にとどまっています。見た目にはグラウンドで裏方作業をこなす印象があるマネージャーですが、実際にはパソコンやタブレットを通じた作業が主たる業務になっている実態が把握されました。
日々の作業時間では、一般大学生の平均デジタルデバイス使用時間が4.3時間であるのに対し、マネージャーは平均6.1時間に達しています。6時間以上の長時間利用者割合は一般大学生が28%であるのに対し、マネージャーは54.5%と過半数に達しており、長時間にわたるデジタル負荷が顕著です。
業務内訳と時間負荷の詳細
マネージャー業務のうち、試合データ管理や部員連絡・共有が日常的に高い時間配分を占めています。特に試合データの入力や分析、動画編集といった作業は時間を要し、業務負荷が集中する傾向があります。
次に示す表は、主要なマネージャー業務と、平均所要時間および3時間以上を費やす割合の指標です。これらは調査で明らかになった具体的な数値をもとに整理しています。
| 業務内容 | 平均所要時間(/日) | 3時間以上を費やす割合 |
|---|---|---|
| 試合データ管理 | 1.27時間 | 約18.1% |
| 部員連絡・共有 | 1.24時間 | (該当データなし) |
マネージャーの悩みと「マネパソ」プロジェクトの狙い
調査では「パソコンが重く持ち運びが大変」(40.9%)が最も多く挙がり、そのほか「データ・ファイル管理が煩雑」「作業時間が長い」といった課題も報告されています。練習場と室内を行き来しつつ、膨大なデータを扱う必要があるマネージャーにとって、物理的な負担と作業効率の双方が問題になっていることが分かります。
これらの実態を受けてFCCLは、マネージャー専用の環境支援を目的とした「マネパソ」プロジェクトを始動しました。プロジェクトでは、データ管理や作業の一元化を支援する専用壁紙を搭載し、現場で想定される熱や水没などのトラブルにも対応する「ワイド保証サービス」を4年間付帯したパソコンを、抽選で全国の大学部活動へ提供します。
応募概要と選考の流れ
応募は全国の大学で活動している部活動を対象とし、配布台数は合計15台です。応募期間は2025年12月5日(金)11:00から12月31日(木)23:59まで。特設サイトの応募フォームから必要事項を記入して申し込みます。
選考は応募内容に基づく審査で行われ、当選者にはメール連絡のほか、公式サイトやFMV公式SNSで発表されます。提供物はパソコン本体にオリジナル壁紙とワイド保証サービス4年が付帯する形です。当選後は、マネージャー業務でのパソコン活用レポートの提出、FMV公式SNS・WEBでの紹介への協力、部活動のSNSでの活用掲載、部活内での使用風景・活用事例の共有が求められます。
配布製品の仕様と保証の詳細、関連プロジェクトの位置づけ
配布対象の製品は、FMV Note Uシリーズ2機種とFMV Note Cシリーズ1機種の中から選択可能です。資料整理やデータ管理を支援するオリジナル壁紙を標準搭載し、持ち運びやすさと防護性能を考慮した仕様となっています。以下に製品概要を整理します。
また、ワイド保証サービスはメーカー保証で対象とならない水こぼしや落下、落雷、火災、水害などによる故障も無償修理対象とするサービスで、保証期間中は何度でも修理が可能、修理代の限度額や免責がなく、修理にかかる送料・引取費用も無償となります。詳細は特設サイトで確認できます。
| モデル | ディスプレイ | CPU | カラー | 重量(約) |
|---|---|---|---|---|
| FMV Note U(UH90/J3) | 14.0型ワイド | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H | ピクトブラック、シルバーホワイト、フロストグレー | 約848g~858g |
| FMV Note U(UA-K1) | 14.0型ワイド | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V | ピクトブラック | 約848g |
| FMV Note C(CZ-K1) | 13.3型ワイド | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 134U | ミストグリーン、エクルベージュ、スモークグレー | 約1187g |
GOOD CAMPUS LIFE Projectとの関係
「マネパソ」は、FMVが進める「GOOD CAMPUS LIFE Project」の第3弾に位置づけられます。本プロジェクトは、コロナ禍を経て変化した学生のライフスタイルを踏まえ、がんばる学生を応援する活動として継続的に展開されています。これまでにVol.0(大学生1,000人を対象とした調査)、Vol.1(早稲田大学 繊維研究会との「CAMPUS WEAR」共同開発)、Vol.2(長岡造形大学との「和紙×PCケース」制作)といった取り組みが公表されています。
今回の「マネパソ」は、マネージャーという立場の学生に特化した支援策であり、実際に提供された機材を通じて、日々の業務改善や“支える行為”の可視化・共有を促すことが目的です。提供された製品や取り組みは、特設サイトやFMV公式SNSで情報が公開されます。
この記事の要点まとめ(表)と締めくくり
以下の表は、本記事で取り上げた調査結果と「マネパソ」プロジェクトの主要事項を整理したものです。申込期間や提供台数、製品仕様、調査の主要な数値を簡潔にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年12月5日 11:30 |
| 発表社 | 富士通クライアントコンピューティング株式会社(代表取締役社長:大隈健史) |
| 調査期間・方法 | 2025/10/6〜10/9、インターネットアンケート(株式会社バイデンハウス) |
| サンプル数 | 一般大学生100名、体育会マネージャー22名 |
| 主な調査結果 | マネージャーの平均デバイス使用時間6.1時間(一般4.3時間)、6時間以上利用割合:マネージャー54.5%/一般28%、業務の約65.1%がデジタル業務 |
| プロジェクト名 | マネパソ(GOOD CAMPUS LIFE Project Vol.3) |
| 応募対象・期間・配布数 | 全国の大学部活動、2025/12/5 11:00〜2025/12/31 23:59、配布台数15台 |
| 提供内容 | FMV Note U/Cシリーズからの選択、オリジナル壁紙、ワイド保証サービス4年付帯 |
| 当選後の協力 | パソコン活用レポート提出、FMV公式SNS・WEBでの紹介協力、部活SNSでの活用掲載等 |
| 関連リンク | https://www.fmv.com/20251205_news-topics.html(マネージャー応援特設サイトほか) |
発表された調査結果は、部活動を支えるマネージャーが目に見えない形で多くのデジタル業務を担っていることを明示しています。FCCLの「マネパソ」は、その負担軽減と業務効率化を狙いとした具体的な支援策であり、応募した部活動には提供機材を通じた実務改善の報告や情報発信が求められます。詳細や応募方法は特設サイトおよびFMV公式SNSで確認できます。
参考リンク: