12/10開催|JAPAN BUILDで知るリノベ最新技術

ジャパンビルド東京

開催期間:12月10日〜12月12日

ジャパンビルド東京
展示会って何が注目なの?
窓や外装で発電するガラス、CO₂を閉じ込めるタイル、アップサイクル床材や高耐久天然木材、AI制御の省エネ自動引き戸など、リノベ×サステナブル建材の実機が集まる点が最大の見どころです。
一般でも行ける?取材はどう申し込めばいい?
一般来場は公式ページで事前登録すれば参加可能。取材は事前申請が推奨され、事務局が出展社とのスケジュール調整を行います。問い合わせは03-6739-4127または公式サイトから。

壊さず創る――リノベーションが描く都市と建築の新しい選択肢

老朽化した建物を解体して再建するのではなく、既存の構造物を再生し価値を高める「リノベーション」が、脱炭素社会に向けた実践的な解決策として注目を集めています。CO₂削減、再生素材の活用、建物の長寿命化は、単に環境負荷を下げるだけでなく、建設・不動産業界のコスト構造や都市の持続可能性を左右する重要な要素です。

こうした潮流を一堂に集める展示会として、第10回 JAPAN BUILD TOKYO(ジャパンビルド)が2025年12月10日から12日までの3日間、東京ビッグサイトで開催されます。国の成長戦略やSDGsと直結する技術や製品が出展され、暮らしと産業の未来を変える可能性を具体的に示す場となります。

展示会では、発電できる窓や壁、CO₂を閉じ込めるタイル、伝統工芸と先端加工を組み合わせた畳素材、化学薬品ゼロで耐候性の高い天然木材など、建物や都市を変える多彩な技術が紹介されます。これらの技術は都市部でのエネルギー自立、ヒートアイランド対策、防災性向上、長期的なコスト削減など、複数の効果を同時に狙える点が特徴です。

壊さず創る リノベ時代!CO₂削減・長寿命・再生素材で 新しい都市へ 画像 2

注目出展製品と企業の具体的な技術紹介

出展社の中から、環境負荷低減や長寿命化、再資源化に寄与する製品を中心に紹介します。各社の製品は用途や特性が異なり、都市計画や建築設計の多様な要請に応える設計自由度と性能を備えています。

以下に掲載する各社・製品はプレスリリースの内容に基づき、製品の機能・特長・想定される活用シーンを整理しています。

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建材が発電する時代:窓や壁を発電源に変える技術

都市部で屋根パネルの設置が難しい場合でも、窓や外装が発電することで建物単位の創エネが可能になります。発電装飾ガラスや建材一体型太陽光発電ガラスは、採光性・耐久性・デザイン性を両立させるのが特徴です。

出展企業と製品の概要は次のとおりです。

  • ユーナイス(株):発電装飾ガラス。太陽光で発電しながら美観と採光を両立でき、透明度や模様を自由に調整可能。停電時の非常用電源としても利用できる点が都市部での導入に向く特長です。
  • AGC(株):建材一体型太陽光発電ガラス。窓やトップライトなど多様な設置面で発電でき、両面受光タイプは垂直設置にも対応。採光性と耐久性を活かし、建築デザインに溶け込む創エネソリューションです。
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サステナブル素材と長寿命化:再資源化と高耐久性を両立

資源循環と素材の長寿命化は、建築物全体のライフサイクルでCO₂排出を抑える上で重要です。アップサイクル素材や自然由来の処理で耐久性を高めた木材などが紹介されます。

主な出展製品は以下の通りです。

  • アサヒ飲料(株):自販機で回収した吸収材を再利用した屋内用床・壁タイル。原料の90%以上がアップサイクル素材で、製造時のエネルギーを削減。通常タイルの約5倍の強度を実現し、防災性能が向上します。
  • 昭和造園土木(株):駐車場等で緑化面積を確保する独自の緑化システム。芝生の生存に必要な土壌厚を15cm確保し、ヒートアイランド抑制や雨水貯留による防災効果が期待できます。
  • (株)バーグマン:化学薬品を使わず熱と蒸気のみで処理した天然木材。耐候性・耐腐朽性が高く、サウナや屋外でも使用可能。寸法安定性やカビ耐性に優れ、メンテナンスコストの低減に寄与します。
  • ユニオンビズ(株):ガラス繊維を含む独自構造で従来の人工木材を超える耐久性を発揮。紫外線や経年劣化に強く、デッキや外装材として長期使用に耐える点が特徴です。
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省エネ・見える化・設備革新:賢く管理して消費を抑える

建物運用面では、環境負荷を下げるための見える化や高効率な設備導入による運用改善が求められます。CO₂濃度モニターや省エネ設計の自動扉などが紹介されます。

関連出展は次の通りです。

  • シー・エイチ・シー・システム(株):CO₂濃度・温度・湿度を測定するモニターを提供し、「換気の見える化」によって感染症対策や省エネ運用を支援します。
  • GOOD CREDIT CORPORATION:AI+磁気リニア技術を採用した自動引き戸システム。電力消費と炭素排出量を83%削減し、超静音かつ停電時は手動開閉が可能。商業施設やスマートホーム向けの省エネ設備です。
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展示会の開催概要と取材・取材支援の案内

展示会は日本最大級の専門展示会として運営され、2025年の開催では規模の拡大が見込まれています。業界関係者にとっては、新製品や技術の実機が集まる貴重な機会です。

主な開催概要は次のとおりです。

展示会名
第10回 JAPAN BUILD TOKYO -建築・土木・不動産の先端技術展-
会期
2025年12月10日(水) – 12日(金)
会場
東京ビッグサイト
主催
RX Japan株式会社
出展社数(見込み)
550社
来場者数(見込み)
36,000名

取材申し込みは事前登録が推奨され、出展社へのインタビューや製品デモの撮影を希望する場合、事務局がスケジュール調整を行います。取材対象やテーマについて事前相談も可能です。電話での問い合わせは03-6739-4127まで。

一般来場希望者向けの登録や展示会詳細は、公式ページに案内があります。関連リンクはプレスリリースに記載されているURLから確認できます。

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要点の整理と展示会情報の一覧

本記事で紹介した内容を表形式で整理します。展示会の基本情報、注目技術、主な出展企業とその製品・特長を一覧化しました。来場や取材の計画に活用いただけます。

以下の表は本文で触れた全情報を要約していますので、展示会参加の際のチェックリストとしてご利用ください。

項目 内容
展示会名 第10回 JAPAN BUILD TOKYO -建築・土木・不動産の先端技術展-
会期 2025年12月10日(水) – 12日(金)
会場 東京ビッグサイト
主催 RX Japan株式会社
出展社数(見込み) 550社
来場者数(見込み) 36,000名
注目技術(創エネ) 発電装飾ガラス(ユーナイス)、建材一体型太陽光ガラス(AGC)
注目技術(再資源・長寿命) アップサイクルタイル(アサヒ飲料、原料90%以上再利用、通常比5倍の強度)、高耐久天然木材(バーグマン)、人工木材(ユニオンビズ)
注目技術(緑化・防災) 駐車場対応緑化システム(昭和造園土木、土壌厚15cmで蒸散・保水効果)
注目技術(見える化・省エネ) CO₂モニター(シー・エイチ・シー・システム)、省エネ自動引き戸(GOOD CREDIT CORPORATION、83%省エネ)
取材申し込み・問い合わせ 事務局で取材スケジュール調整可。電話:03-6739-4127。公式案内:公式ページ

本展は、リノベーションやサステナブル建材、省エネ設備といった複数の側面から都市と建築を変える技術を一堂に紹介します。出展社や製品は多数にのぼり、事前に注目分野と企業を絞って取材計画を立てることで、効率的な情報収集が可能になります。

展示会の詳細や出展企業への取材希望は、事務局がスケジュール調整に応じます。関連する技術や製品の実機を確認できる点は、設計・企画・取材の各目的において有用な機会となる見込みです。

参考リンク: