岡山大学がPM基礎研修Day2を開催 教職員の運営力を強化

PM基礎研修 Day2

開催日:10月25日

PM基礎研修 Day2
この研修って誰が対象で何を学ぶの?
岡山大学の教職員(副部局長、技術職員、事務職員など)が対象で、マスタースケジュール、WBS、ステークホルダー・マネジメントなどプロジェクトマネジメントの基礎と実務的な管理帳票作成を学び、大学経営に活かすスキル習得を目指します。
開催はいつどこで、誰が教えたの?
研修は2025年10月25日に岡山大学津島キャンパス本部棟で実施され、PMI日本支部から派遣された石塚幸夫リーダーら講師陣とアドバイザーの指導で講義とグループワークが行われました。

大学経営を支える力としてのプロジェクトマネジメント研修

国立大学法人岡山大学は、2025年度「プロジェクトマネジメント基礎研修」の第2回(Day2)を2025年10月25日に津島キャンパス本部棟で開催しました。本研修は、教職員がプロジェクトマネジメント(PM)の基礎を学び、教育・研究・技術・事務といった各分野のノウハウと融合させることで、大学経営を担える人材育成を目指すものです。

本リリースは2025年11月12日に岡山大学から公開され、公開時点の情報として本稿では研修実施の経緯、プログラム内容、参加者の構成、講師・協力団体、関連事業と問い合わせ先までを網羅的に整理して伝えます。研修は地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の取り組みの一環として位置づけられています。

開催日時
2025年10月25日
公開日(本情報)
2025年11月12日(岡山大学発表)、報道配信:2025年12月5日 23時34分
開催場所
岡山大学 津島キャンパス 本部棟
目的
PMの基礎習得と教職員の能力育成を通じた大学経営人材の育成(J-PEAKSの取り組みの一環)
【岡山大学】2025年度「プロジェクトマネジメント基礎研修」第2回(Day2)開催~大学経営を担える人材の育成へプロジェクトマネジメントのスキルを学ぶ~ 画像 2

Day2のプログラム構成と演習内容

Day2の講義・演習は座学とグループワークを組み合わせた実践的な構成でした。参加者はマスタースケジュールの作成、WBS(ワークブレークダウンストラクチャー)の作成、そしてステークホルダー・マネジメントの手法を順に学び、各種管理帳票の作成演習に取り組みました。

研修は受講者を3人グループに分け、実際の大学行事を題材にした演習を通じて具体的な計画作成と合意形成のプロセスを体験する形式で進められました。PMI日本支部からのアドバイザー支援のもと、実務に直結する知識と手法の定着を図る内容です。

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主なプログラム項目

  • 前回研修の振り返り
  • マスタースケジュール作成:プロジェクト全体のスケジュール管理手法
  • WBS(Work Breakdown Structure):作業単位での分解と整理
  • ステークホルダー・マネジメント:影響を及ぼす関係者の把握と管理方法
  • グループワーク:『岡山大学Vision シンポジウム』を題材にした計画立案と管理簿作成
  • グループ代表者による学びと気づきの発表
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参加者構成と講師陣

参加者は各部局の副部局長7名、総合技術部の技術職員2名、事務職員6名を含む教職員が受講しました。異なる職種が混在するグループでの演習により、多様な視点が交錯する議論が生まれました。

講師・運営は一般社団法人PMI日本支部と連携して実施され、PM基礎研修プログラム担当として石塚幸夫リーダー、鳥本明男サブリーダー、岡崎氏、野々市谷氏らが来学し講師を務めました。PMI日本支部は日本におけるPMIの支部組織で、事務局は東京都中央区、会長は端山毅氏です。

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学びの内容と参加者の声

Day2の学びは計画と合意形成の両面に重きが置かれました。マスタースケジュールとWBSの作成を通じて、スケジュールや作業管理の精緻化が重要であることが確認されました。一方でステークホルダー・マネジメントの講義では、関係者の合意形成がプロジェクトの成否に直結する点が強調されました。

各グループの代表者発表では、受講者から次のようなフィードバックが出されました。これらは研修の学習効果を示す具体的な声です。

  1. 「プロジェクトを動かしていくうえで、スケジュールやタスクをしっかりと管理することでミスなく遂行できることを学べた」
  2. 「スケジュールやタスクの管理に目が行きがちなところで、ステークホルダーの管理や関係者の合意形成がプロジェクトマネジメントの重要な要素であることは、大きな気づきであった」
  3. 「異なる業務をしている教職員とグループワークをすることにより多様な視点からの気づきにもつながった」

これらの声は、教職員が職種の枠を超えて連携し、大学運営に深く関与するための基礎的なスキル習得に資することを示しています。

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講師・関連団体、関連事業の整理

本研修は、一般社団法人PMI日本支部との連携により実施されています。PMI日本支部からは研修担当リーダーやサブリーダー、複数の講師およびアドバイザーが派遣され、実践的な指導が行われました。

また岡山大学は文部科学省の関連事業としてJSPS(日本学術振興会)の「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」に採択されており、同事業においてもPMI日本支部およびPMIアジアパシフィックと連携して研修を実施する予定です。本PM基礎研修はJ-PEAKSの取り組みの一部としても位置づけられています。

  • 協力団体:一般社団法人PMI日本支部(事務局:東京都中央区、会長:端山毅)
  • 関連事業:地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)、JSPS「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」

参考情報として岡山大学が提供する各種リンク、関連リリースも多数公開されています。研修の背景と継続的な取り組みを理解するために活用できます。

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参考リンク(主なもの)

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運営体制、問い合わせ先、まとめ表

研修の運営と今後の研修計画は、岡山大学内の総務部・人事課や総合技術部とPMI日本支部の連携体制のもとで進められています。問い合わせは下記連絡先にて受け付けられています。メールアドレスはリリース表記の通り「◎」を「@」に置き換えて利用してください。

以下に本記事で触れた主要事項を表形式で整理します。日付、場所、参加者、講師、主な学習項目、関連事業、連絡先などを網羅しました。

項目 内容
リリース元 国立大学法人岡山大学
公開日 2025年11月12日(岡山大学発表)、配信日時記載:2025年12月5日 23:34
開催日 2025年10月25日
開催場所 岡山大学 津島キャンパス 本部棟
参加者 副部局長7名、総合技術部 技術職員2名、事務職員6名 ほか教職員
講師・運営 PMI日本支部(石塚幸夫リーダー、鳥本明男サブリーダー、岡崎氏、野々市谷氏 ほか)
主要学習項目 マスタースケジュール作成、WBS作成、ステークホルダー・マネジメント、実務的な管理帳票作成
目的 プロジェクトマネジメントの基礎習得と教職員の能力育成を通じた大学経営人材の育成(J-PEAKS関連)
関連事業 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)、JSPS「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」
問い合わせ(岡山大学 総務部 人事課 労務担当) 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:086-251-7029 FAX:086-251-7033
E-mail:abg7029◎adm.okayama-u.ac.jp(※◎を@に置き換えてください)

本稿では研修の開催日時、参加者、講師、公表情報、関連事業、問い合わせ先までを整理して報告しました。研修で得られた学びは、スケジュール・タスク管理とステークホルダーの合意形成の両面で有意義であったと報告されており、大学運営に関わる実務の高度化に向けた一連の取り組みの一部として位置づけられます。

参考リンクや関連情報は岡山大学の公式サイトおよび各種リリースページで公開されています。詳細の確認や個別の問い合わせは上記連絡先やリンク先をご覧ください。

参考リンク: