2026/1/25開始 CQ第1期マスタークラス開催
ベストカレンダー編集部
2025年12月6日 11:00
CQマスタークラス第1期
開催期間:1月25日〜1月29日
国際的視点で撮影技術を磨く新プログラム「Cinematic Quantum」始動
協同組合日本映画撮影監督協会(JSC)は、文化庁および独立行政法人日本芸術文化振興会と連携し、クリエイター支援基金(Japan Creator Support Fund)の一環として、映画撮影分野の人材育成プログラム「Cinematic Quantum:The Innovative Eye of a Cinematographer」を開始しました。本プログラムは、国際舞台で通用する撮影技術と創造的アプローチの習得を目的としています。
この取り組みは、単に受講者層を広げる“Go Wide 戦略”とは異なり、才能を深く見極める“ディープ戦略型”の教育を目指しています。プログラムは複数年にわたる長期的なプロジェクトとして設計され、今年度はその第1期としてマスタークラスを実施します。初年度の記者発表は2025年12月5日18時10分に行われています。
プログラムの目的と構造
本マスタークラスは、映画制作の実践的学びを共有し、専門性の深化と国際ネットワークの拡大を図ることを目的にしています。理論よりも実践を重視したカリキュラムにより、現場で即戦力となるスキルを提供します。
参加者は海外で活躍する撮影監督や国内の第一線で活躍する技術者との接点を持ち、テクニカルな技量向上だけでなく、作品化や国際共同制作の現場で求められる実務的知見を得ることが期待されます。
- 目的:才能の深掘りと専門性の向上、国際的ネットワークの拡充
- 対象:撮影監督、照明技師、撮影に関わる技術者など幅広い層
- 構成:講義、技術ワークショップ、実践撮影、グレーディング、ネットワーキング
オーレン・ソファー氏を講師に迎える実践型ワークショップの中身
本マスタークラスの講師には、ハリウッド映画『The Creator』(2023)の撮影監督として知られるオーレン・ソファー(Oren Soffer)氏を招きます。氏による講義とハンズオンの実習を通じ、現代映画の撮影指向やビジュアルデザインの最先端技術を体験できます。
プログラムは4日間に渡り、撮影・照明・グレーディングを実際に行う実習系の内容を中心に構成されています。参加者はカメラ・レンズのテストや照明の基礎、プリライト段階から本撮影、ポストプロダクションのグレーディングまで一連の流れを実地で学びます。
日程と内容(東京・京都のセミナー構成)
東京と京都の二か所で実施されるセミナーは、それぞれ内容と日程が異なります。東京は1日集中のセミナー、京都は長期の実地実習を想定した3日間の構成です。
以下に日程と主な内容を表で整理します。東京と京都は場所が異なるため、参加申込の際は会場を確認してください。
| 回 | 会場 | 日程 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 東京セミナー | ソニーグループ本社(品川) | 2026年1月25日(日)9:00〜17:00 | Oren Soffer氏による講演、カメラ・レンズテスト、照明基礎 |
| 京都セミナー | 東映・京都撮影所 | 2026年1月27日(火)〜1月29日(木) | プリライト、撮影、グレーディング等の実践ワークショップ(3日間) |
東京セミナーは1日集中の講義とテスト、京都セミナーはより実践的な撮影とポストプロダクション作業を含む3日間です。東京単日と京都のセット(東京+京都で合計4日間)の参加形態が設定されています。
募集要項、費用、応募方法と選考の流れ
本マスタークラスはJSC会員に限らず、協会に所属していない撮影監督や照明技師、映画撮影に関わる幅広い層の参加が可能です。募集は定員制で、特に東京+京都のセット参加(Bプラン)については選考があります。
申込み方法、募集人数、受講料、注意事項、応募資格、応募期限、結果通知等の詳細は以下の通りです。郵送での応募は受付されません。応募フォーム送信後に受領確認の通知が送付されますが、参加費支払い方法等は後日案内されます。
募集人数・受講料・注意事項
募集定員と受講料は次の通りです。東京のみと東京+京都のセットで定員・料金が異なりますので注意してください。
- 募集人数
-
- 東京セミナー:40名
- 東京+京都セミナー(4日間):15名
- 受講料
-
- A)東京セミナーのみ(1日):11,000円(税込)
- B)東京セミナー+京都セミナー(4日間):88,000円(税込)
- 注意事項
-
- A)東京セミナーのみの参加の場合、交通費は自己負担。
- B)東京+京都での参加の場合、交通費および宿泊費は開催事務局が負担・手配。Bは東京と京都がワンセットであり、内容の関係上選考有り。
- 応募フォーム受領後、折返し通知が送られます。郵送での応募は不可。
- 参加費の支払い方法等の詳細は、後日案内されます。
応募締切・選考結果・応募方法
応募は期限内のオンライン登録が必須です。締切と結果の通知日時は下記の通りです。
- 応募締切:令和7年12月20日(土)17時(2025年12月20日 17:00)
- 選考結果通知:12月26日(金)までにメールで通知
- 応募方法:Googleフォームによるオンライン登録(郵送不可)。応募フォームはhttps://forms.gle/5y11vUUJsaPznyWM6
- 募集要項:JSC公式ページ https://www.thejsc.net/
応募フォームの受領に対しては送付後に折返し通知が届きます。結果発表は登録されたメールアドレス宛に行われますので、送受信が確認できる連絡先を登録してください。
マスターズ・クラブの役割と支援体制、主催・協力団体
本マスタークラスの修了生は「マスターズ・クラブ」に登録され、継続的な支援やネットワーク構築の機会を得られます。マスターズ・クラブは日本の撮影分野を国際レベルへ押し上げるための中核的コミュニティを目指します。
会員向けの支援には海外研修の支援や情報共有、定期的なネットワーキングセッションが含まれ、技術の共有や後進育成のための交歓が行われます。クラブは国際共同制作時の人材プールとしても機能します。
マスターズ・クラブ会員向けの主なメリット
- 海外研修・国際イベント参加支援
- 最新技術トレンドや教育プログラム、現場運営の知見の共有
- 定期的なネットワーキングセッションによる業界課題の共有と改善方針の検討
- 国際共同制作時に紹介できる人材プールの形成
このプログラムはJSCが事務局を務め、文化庁および独立行政法人日本芸術文化振興会の支援により実施されます。協力団体としてソニー株式会社、ライツ、東映ラボ・テック株式会社が名を連ねています(順不同)。
要点まとめ(プログラムの主要事項一覧)
以下の表は、本記事で紹介した「Cinematic Quantum」第1期マスタークラスの主要情報を整理したものです。参加検討や社内共有の際に参照ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施プログラム名 | Cinematic Quantum:The Innovative Eye of a Cinematographer(第1期マスタークラス) |
| 主催 | 文化庁/独立行政法人日本芸術文化振興会/協同組合日本映画撮影監督協会(JSC) |
| 協力 | ソニー株式会社/ライツ/東映ラボ・テック株式会社(順不同) |
| 講師 | オーレン・ソファー(Oren Soffer)氏(『The Creator』(2023)撮影監督) |
| 東京セミナー 日時・会場 | 2026年1月25日(日)9:00〜17:00/ソニーグループ本社(品川) |
| 京都セミナー 日時・会場 | 2026年1月27日(火)〜1月29日(木)/東映・京都撮影所 |
| 募集人数 | 東京セミナー:40名、東京+京都(4日間):15名 |
| 受講料 | A)東京のみ(1日):11,000円(税込)/B)東京+京都(4日間):88,000円(税込) |
| 費用補助 | Bプランは交通費・宿泊費を開催事務局が負担・手配。Aプランは交通費自己負担。 |
| 応募方法・締切 | Googleフォームによるオンライン申込(郵送不可)/締切:令和7年12月20日(土)17:00(2025年12月20日) |
| 選考結果通知 | 2025年12月26日(金)までにメールで通知 |
| 応募資格 | ナラティブ表現に興味のある方、作品公開経験者(ジャンル不問)、海外進出に意欲のある方、将来的に自己研鑽と後進指導に関わる意思のある方 |
| 応募フォーム | https://forms.gle/5y11vUUJsaPznyWM6 |
| 募集要項掲載 | 日本映画撮影協会(JSC)公式ページ:https://www.thejsc.net/ |
| 問い合わせ先 | 協同組合 日本映画撮影監督協会(JSC)〒157-8561 東京都世田谷区成城1-4-1 東宝スタジオ オフィスセンター 2F/TEL:03-6411-1690 FAX:03-6411-1691 mail: info@jsc.or.jp |
以上が本マスタークラスの主要な情報となります。参加を検討する場合は、指定のウェブフォームより期日までに申請してください。結果は登録したメールアドレス宛に通知され、参加費の支払い方法等は後日案内されます。