磁石でピタッ！宇宙カーリング『プラネピタ』全国発売

磁石ギミックが生む直感的な操作と深い戦略性

ボードゲームブランドSzpiLAB（シュピラボ）が一般発売した新作『プラネピタ』は、コマ内部の磁石ギミックを活かしたアクションと戦略が両立する作品です。プレイヤーは指でコマを弾いてロケットから惑星に着陸させ、表向きに置くか裏返して磁力でボードに“くっつける”かを判断しながら得点を競います。

操作自体は「ロケットからコマを指で弾く」だけのため、子どもから大人まで直感的に遊べる一方、コマの配置や表裏の選択といった戦略性は深く、カーリングやおはじきに似た楽しさを持っています。言語の制約がない点から外国のプレイヤーもすぐに参加できる点が特徴です。

磁石ギミックの特徴と遊び方

本作の最大の目玉は、コマ（宇宙人）に内蔵された特殊な磁石構造です。コマを表向きに保てば高得点が狙えますが、衝撃に弱く他プレイヤーに弾き飛ばされやすくなります。裏返すと磁石でボードにピタッとくっつき、防御力が上がります。これにより「攻めるか守るか」という明確なジレンマが生まれ、指先に伝わる磁力の感触も含めて体感的に楽しめます。

具体的な遊び方は簡潔です。ロケットからシューターでコマを弾き、着地位置や裏表の状態によって得点が決まります。プレイ時間は15〜30分、プレイ人数は2〜4人、対象年齢は8歳以上とされており、短時間で繰り返し遊べる設計です。

• 操作：ロケットからコマを指で弾く
• 戦術：表向きは高得点だが脆弱、裏返しは防御重視
• 言語：不要（非言語ゲーム）

商品仕様・発売スケジュールと流通

『プラネピタ』の一般発売は2025年12月1日で、全国の大手家電量販店およびボードゲーム専門店で取り扱われます。さらに2025年12月5日より、株式会社ハンズの全国店舗（一部店舗除く）でも販売開始されます。これはCAN’TSTOP株式会社からのプレスリリース（2025年12月5日 11時31分）に基づく情報です。

希望小売価格は4,950円（税込）です。店頭流通に加え、公式サイトを通じた情報公開も行われています。問い合わせはシュピラボ広報（info@szpilab.com）へ連絡可能です。

同梱物と基本データ

商品パッケージに含まれる内容は次の通りです。遊びに必要なコンポーネントが網羅されており、購入してすぐに遊べる仕様になっています。

商品名

プラネピタ

希望小売価格

4,950円（税込）

一般発売日

2025年12月1日（金）

プレイ人数

2〜4人

プレイ時間

15〜30分

対象年齢

8歳以上

制作背景と受賞・海外での評価

『プラネピタ』はインディーズ版としてゲームマーケット等での販売で500個を完売し、翌日にはテレビ番組で取り上げられるなど注目を集めました。2022年のリリース以降、多くのファンに支持され、「アークライト・ゲーム賞2022」優秀賞を受賞しています。

さらに海外流通に向けたクラウドファンディングでは1,000人以上の支援を得て、国際的な注目も集めました。2025年秋にドイツで開催されたボードゲームの国際展示会「エッセンシュピール」でも来場者が途切れない盛況だったことが報告されています。

法改正と安全性の確認

一度は2023年の法改正（消費生活用製品安全法に関する特定製品分類）により発売が危ぶまれましたが、設計を見直し安全性を確保した上で全国発売が実現しました。プラネピタは磁石を利用しますが、その仕組みは「磁石と他の磁石を引き合わせる」ものではないため、同法の特定製品（磁石製娯楽用品）には該当せず、経済産業省へ直接確認した結果、販売可能との判断を得ています。

この経緯により、子どもが遊べる玩具としての安全性を明確にした上での流通開始となりました。

ブランド情報、クリエイター、関連情報の整理と要点表

製作側のブランドおよびクリエイター情報、公式窓口などのデータは次の通りです。公表されている公式サイトやSNSも含め、購入前の確認や追加情報の参照に役立ちます。

ブランドSzpiLAB（シュピラボ）は2021年に立ち上げられ、ユニークなギミックとシンプルなジレンマをテーマに制作を続けています。代表作として『プラネピタ』（2022）、『ラフレシアン』（2023）、『スノープ』（2025）があり、継続的に作品を発表しています。

上記の表は、本稿で説明した主要事項を整理したものです。発売日、価格、プレイ人数、同梱物、制作スタッフ、受賞歴、安全性に関する確認先など、購入検討に必要な情報を網羅しています。