戸塚のナレッジメイト、事業多角化で『ナレッジKids』開講

戸塚を拠点に掲げる“学力”と“人間力”の両立 — ナレッジメイトの新たな挑戦

2025年12月、横浜市戸塚区を拠点に私立中高一貫校生専門塾を運営するナレッジメイト（代表：森谷）は、事業の多角化を本格的に開始しました。プレスリリースは2025年12月6日13時00分に発表され、公式サイト（https://knowledge-mate.com/）に詳細情報が掲載されています。

同社は「学びを通じて、人として豊かになる」という経営理念を掲げ、既存の中高一貫校生向け指導を軸に、小学生向けの戦略的検定対策プログラム「ナレッジKids（小学部）」、全国・海外対応の「オンライン・プライム指導」、および教育コンサルティング事業を新たに展開します。これらは単なる学力向上だけでなく、主体性・探求心・非認知能力といった「人間力」の育成を目指す構成です。

取り組みの背景と目的

同塾が掲げる課題認識は明確です。近年の教育現場では偏差値偏重の指導が多く、自律性や社会性が育ちにくいという点が挙げられます。とくに私立中高一貫校生は高度な学校カリキュラムに追われることで、本来の探求心を失いがちであるという問題意識があります。

ナレッジメイトの多角化は、この問題を解消するために設計されています。高度な専門知識を担保する指導と、幼少期からの探求心や課題解決力の育成を両立させることで、長期的に学び続ける意欲のある人材の育成を目指します。

3つの柱で描く教育の全体像

ナレッジメイトグループは今後、次の3つの柱で事業を展開します。各柱は相互に連携しており、学習コンテンツ・指導方針・地域連携を通じて一貫した教育体験を提供します。

以下では、それぞれの事業内容と特徴、実績や具体的なプログラムを詳細に紹介します。

1. 主軸事業：横浜戸塚 私立中高一貫校生専門塾 ナレッジメイト

既存の塾事業は、私立中高一貫校特有の検定外教科書（プログレス・ニュートレジャー・体系数学など）に対応した指導を提供しており、大学受験に対応するプロ講師による少人数制（1:6名まで）の授業を行っています。

主な特徴と強みは次の通りです。

• 私学の交流拠点としての戸塚駅ハブ化：在籍生の約7割は戸塚駅を経由して通学、戸塚区在住は約3割。学校を越えた競争環境で学べる点を強みとしています。
• スパイラル予習型学習：神奈川県内の主要私学のカリキュラムや定期試験傾向を熟知し、学校進度の一歩先を行く指導で学年順位上位や指定校推薦・学内推薦による国立大学進学も実現しています。
• プロ講師による完全責任指導：学生アルバイトを一切採用せず、専門性の高い講師陣が指導。英検等の早期資格取得や内申点向上を戦略的にサポートします。

実績面では、直近の入試で東京外国語大学や慶應義塾大学などの最難関大学への現役合格者を多数輩出しています。合格実績は指導の質と進路支援の結果を示す重要な指標です。

また、2025年12月時点で導入されたオンライン・プライム指導により、同塾のノウハウを地方や海外在住の生徒にも完全個別型で提供しています。すでにマレーシア在住のインターナショナルスクール生への指導を開始しており、海外カリキュラムのフォローアップも実施しています。

2. 新規展開：小学生のための戦略的英検・数検教室「ナレッジKids」

ナレッジKidsは2025年開講の小学生向けプログラムです。目的は中学入学後の「つまずき」を防ぎ、早期から論理的英語力と数学的思考力を育成することにあります。詰め込み型ではなくアクティブラーニングを導入し、非認知能力や知的好奇心を刺激する設計です。

カリキュラムの中核となるのが、全10講座で構成される「知の探究」プログラムです。以下にPhase別に全プログラムを列挙します。

Phase1：未来を切り拓く「5つのコア・スキル」

1. ① 論理的思考 — ロジカル・エッセイ講座：「小学生からの『ロジカル・エッセイ』入門〜3段論法で相手を動かす文章術〜」
2. ② 計算・暗記 — 令和版「読み・書き・そろばん」プロジェクト：「脳のメモリを増設する！令和の『読み・書き・そろばん』暗記・速算特訓」
3. ③ AIリテラシー — AIネイティブ・プロジェクト：「AIへの『指示出し力』選手権〜君の言葉でAIを動かせ！プロンプト・エンジニアリング入門〜」
4. ④ 金融・数学 — ジュニア・フィンテック＆マス：「お年玉で学ぶ『お金と数学』の秘密〜1万円を2倍にするには何年かかる？〜」
5. ⑤ 自己管理 — 鬼速PDCAforKids：「宿題が勝手に終わる魔法の手帳術〜小学生からの『鬼速PDCA』目標達成講座〜」

Phase2：正解のない問いに挑む「ソーシャル・コンサルティング」

1. ⑥ データ分析 — SDGs数理・アプローチ：「給食の『のこり』から世界を救え！〜精神論禁止！データで解く『食品ロス』ゼロ作戦〜」
2. ⑦ 経済・物流 — ロジスティクス・クライシス：「『ポチッ』と押しても届かない未来？〜2024年問題から考える『便利さ』の対価〜」
3. ⑧ 情報・哲学 — デジタル・ヒューマニティ：「AIに勝つ仕事、AIと創る未来〜情報過多社会で『人間』の価値を再定義する〜」
4. ⑨ 地域・国際 — グローカル・コミュニティ：「隣の席の『世界』とどう生きる？〜『多文化共生』を綺麗事で終わらせない実践論〜」
5. ⑩ 防災・危機管理 — チーム・サバイバル：「『共助』のシステムデザイン〜避難訓練だけでは守れない？災害時の『つながり』を設計せよ〜」

プログラムの具体的な取り組み例として、グローカル・コミュニティでは戸塚に居住する外国人との共生を見据え、地域での実践プロジェクト（戸塚祭りでの露店出店など）を目標にマーケティングから企画立案、実践までを行います。

防災プログラムでは、柏尾川が「暴れ川」と呼ばれる戸塚の地勢を踏まえ、単なる避難訓練に留まらない地域に適した避難オペレーションの設計を行い、最終的には戸塚区長へのプレゼンテーションを目標に据えています。

3. 企業ビジョン：教育コンサルティングおよび多角化事業

ナレッジメイトは塾運営で培った教育戦略やカリキュラム構築のノウハウを校外へ展開します。対象は学校法人、教育企業、個人で、集客ノウハウや保護者支援、教育人材紹介などを通じて教育インフラ全体の質向上を図ります。

提供するサービスは、学校や教育事業者の実情に応じたカスタマイズ型のコンサルティングが中心で、集客支援や学校選びの相談、教員・講師の紹介など多岐にわたります。詳細な料金プランは公式サイトでの問い合わせが案内されています。

料金・キャンペーン、外部連携と代表コメント

各サービスは指導内容や時間に応じた料金プランが用意されています。詳細は公式サイトでの問い合わせが必要です。以下は現在公表されている主なキャンペーンと公開情報です。

• 冬期講習 オープン講座：中高生向けの冬期講習オープン講座の受付および新年度に向けた個別面談会・新規入塾キャンペーンを開始。
• ナレッジKidsトライアルキャンペーン：トライアル開講を記念し、2026年3月31日までに入会した新規入会トライアル生を対象に、通常入会金20,000円を全額無料とするキャンペーンを実施。

外部連携については、公的研究機関や教育メディアとの協働実績が明記されています。毎日新聞社グループの毎日教育総合研究所と連携したコラボ企画を実施し、教育情報の質向上に取り組んでいます。また、教育情報メディア『成績アップの窓口マガジン』や『英検専門塾英検アカデミー』といった有力機関・メディアと公式連携（相互リンク・情報提供）を行い、常に最新の教育情報を保護者へ還元する体制を整えています。

代表者の森谷氏は次のようにコメントしています。

ナレッジメイトが目指すのは、単なる受験の成功にとどまらない、生徒の『人生そのものを豊かにする』教育です。今回の事業多角化は、まさにその理念を形にするための私たち自身の挑戦でもあります。特に新設した『ナレッジKids』は、私が現場で接してきた中高生や保護者様からの、『もっと早く、正しい勉強法を知りたかった』という切実な声から生まれました。脳の可塑性が極めて高い小学生という時期に、私たちだからこそ提供できる『本質的な学び』を届けたいと考えています。信頼する講師陣と共に、この地域から教育の新たなスタンダードを創っていけることを楽しみにしております。

連携先・お問い合わせ

連携先や問い合わせ先は以下の通りです。公的研究機関や教育メディアとの連携により、外部評価と情報発信の体制を整えています。

主な連携・実績

毎日教育総合研究所（毎日新聞社グループ）、成績アップの窓口マガジン、英検専門塾英検アカデミー 等

問い合わせ先

企業名：ナレッジメイト
担当者名：鈴木
Email：info@knowledge-mate.com
URL：https://knowledge-mate.com/

要点の整理（本記事で伝えた主要項目）

以下の表は、本記事で取り上げたナレッジメイトの新展開に関する主要情報を整理したものです。事業内容、開始時期、代表者、主なプログラム、キャンペーン、外部連携、連絡先までを網羅しています。

以上がナレッジメイトの発表内容の整理です。今回の事業多角化は、戸塚を中心とした地域特性を踏まえつつ、国内外の学習ニーズに対応した指導と、非認知能力や地域連携を重視するプログラムを提供することを意図しています。指導や料金の詳細、具体的な講座スケジュールや申込方法は公式サイトでの確認が必要です。