浅草寺史上初のプロジェクション映像、公式写真公開

浅草寺の歴史を光で描く──ASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2025の全体像と公開写真

2025年12月3日から7日まで、浅草寺を舞台に行われた「ASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2025（浅草カルチャー&ライツ2025）」は、宝蔵門、五重塔、重要文化財 二天門をキャンバスに、浅草寺の1,400年の歴史や文化をモチーフにしたデジタルアニメーションとプロジェクションマッピングを投影する催しです。主催は浅草カルチャー&ライツ実行委員会、企画制作は株式会社一旗（HITOHATA, INC.）が担当しました。2025年12月6日付で、同イベントの公式記録写真が公開されています。

今回の投影は浅草寺史上初となる宝蔵門・五重塔・二天門でのプロジェクションマッピングを含む点が特徴であり、先端技術を活用したデジタル表現によって歴史的建造物の造形や装飾、浅草文化のモチーフが夜の境内にダイナミックに浮かび上がりました。映像や展示の一部は、有料の特別拝観と組み合わせることで、普段は非公開の名勝 伝法院庭園および絵馬堂の大絵馬とともに鑑賞できる構成です。

公式記録写真の公開について

株式会社一旗は公式記録写真を公開し、イベント開催の様子と投影のヴィジュアルを一般に伝えています。公開された写真は、プロジェクトの演出意図や空間演出のスケール感を確認できる資料として位置付けられます。公開先はイベント公式ウェブサイト等にて案内されています。

本イベントは文化庁令和7年度「文化資源活用事業費補助金（全国各地の魅力的な文化財活用推進事業）」の補助を受けて実施されました。公的補助を受けた文化資源の活用事例としての意味合いも持っています。

プロジェクションマッピングの構成と観覧上のポイント

プロジェクションマッピングは、浅草寺の主要建造物である宝蔵門、五重塔、二天門を対象に実施されました。各投影は無料で観覧でき、事前申込は不要とされています。観覧時間は全日共通で17:30〜21:30の間に行われました。

投影に関する具体的な仕様や注意事項は以下の通りです。来場者が安全かつ快適に鑑賞できるよう、複数の運営ルールが設けられています。

• 投影対象と位置
  • 宝蔵門・五重塔：仲見世通り側（南側）に投影。仲見世通りから鑑賞可能。
  • 二天門：本堂側（西側）に投影。
  • 五重塔の投影は、名勝 伝法院庭園 夜間特別拝観の庭園内からも鑑賞可能。
• コンテンツの長さと投影方式
  • 宝蔵門・五重塔：約6分のコンテンツを、約3分のインターミッションを挟んで連続投影。
  • 二天門：約3分間のコンテンツを連続投影。
  • どの時間帯に来場しても同じ映像が投影されるため、映像内容は全時間帯で均一。
• 天候・機材に関する注意
  • 雨天時は投影を実施。荒天の場合は一時中断・中止の可能性あり。
  • 会場内での三脚、自撮り棒等の補助機材は使用禁止。フラッシュ撮影は不可。
  • ドローンの使用は禁止。
• 観覧上の混雑対策
  • 会場の混雑状況により入場制限が実施される場合があるため、状況に応じた拝観計画が推奨される。
  • 開始直後は特に混雑が予想されるため、比較的遅い時間帯の来場が案内されている。

観覧は無料だがルールを守ることが前提

プロジェクションマッピング自体は無料で見学できますが、会場の安全確保と文化財保護の観点から、各種の行為制限や注意事項が設定されています。来場者はスタッフの指示に従う必要があります。

また、メディア取材や運営による撮影・編集に来場者が映り込む場合がある点も明示されています。

伝法院庭園と絵馬堂の特別拝観──デイタイムとナイトタイムの詳細

浅草寺境内にある通常非公開の名勝 伝法院庭園および絵馬堂に保管されている大絵馬を鑑賞できる特別拝観は、本イベントの重要な要素です。デイタイムの特別拝観とナイトタイムの夜間特別拝観が用意され、それぞれ有料・要事前申込で実施されました。

以下、両拝観のスケジュール・料金・申込方法および参加に際しての注意点を具体的に整理します。

デイタイム 特別拝観（伝法院庭園／絵馬堂）

デイタイムの特別拝観は、伝法院庭園と絵馬堂（大絵馬保管）を約1時間かけて見学するプログラムです。普段の拝観では得られない構成で、7年ぶりの大絵馬展示機会でもありました。

主な事項は次のとおりです。

撮影に関しては、伝法院庭園内での撮影は可ですが、絵馬堂内での撮影は禁止されています。また、伝法院庭園内では三脚・自撮り棒等の補助機材は使用できません。音声ガイドは来場者各自のスマートフォンで提供されますが、必ずイヤホンを持参すること、スピーカー使用は他人の迷惑となるため禁止されています。

音声ガイド利用に際しては会場内にWi-Fiはなく、通信料は利用者負担となります。音声ガイド機器やスマートフォン充電器等のレンタルは用意されていません。入場時間に30分以上遅れた場合は入場を断られることがあるため注意が必要です。伝法院庭園は砂利敷で、絵馬堂は階段や段差が多くバリアフリー対応ではない点も事前の確認が求められます。

デイタイム 特別拝観のチケット販売窓口

チケットはWEB販売と店頭・窓口販売が用意されました。WEB販売は当日実施30分前まで購入可能です。主な販売窓口は次のとおりです。

• JTB 体験・遊び・レジャーチケット予約（WEB）: https://www.jtb.co.jp/leisure/products/e_products.aspx?products=E1031280
• チケットぴあ（WEB）: https://w.pia.jp/t/culture-lights/
• KKday（WEB）: https://www.kkday.com/product/533778?cid=22934&ud1=officialsite
• ローソンチケット（WEB）: https://l-tike.com/order/?gLcode=33683
• アソビュー！（WEB）: https://www.asoview.com/channel/tickets/LpCJgEOtsB
• Webket（WEB）: https://webket.jp/pc/ticket/index?fc=52828&ac=9000
• 店頭発券: セブン‐イレブン店頭マルチコピー機（Pコード：658-533）、ローソン／ミニストップ店内Loppi（Lコード：33683）
• 窓口販売（11月上旬から）: JTB浅草店、JTB上野マルイ店、JTB北千住マルイ店、JTBパサージオ西新井店、JTB亀有アリオ店、松屋浅草

システム利用料や発券手数料がかかる場合があります。チケット購入後の払い戻しや券種の変更は原則不可です。

夜間特別拝観（伝法院庭園 夜間）

伝法院庭園を光で彩る夜間特別拝観は、幻想的な照明演出のもとで庭園景観と五重塔の投影を庭園内から鑑賞できるプログラムです。入場回数は夜間に限定された短時間プログラムで、回転数を確保する形式でした。

夜間特別拝観の要点は次のとおりです。

伝法院庭園内での撮影は可能ですが、三脚や自撮り棒等の補助機材の使用は不可です。入場時間に30分以上遅れた場合は入場できない場合があります。庭園は砂利敷であり、スロープ設置はありません。

夜間特別拝観のチケット販売窓口はデイタイムと同様にWEB販売・店頭発券・窓口販売が利用可能で、主なWEB販売は次のとおりです。

• JTB 体験・遊び・レジャーチケット予約（WEB）: https://www.jtb.co.jp/leisure/products/e_products.aspx?products=E1031281
• チケットぴあ（WEB）: https://w.pia.jp/t/culture-lights/
• KKday（WEB）: https://www.kkday.com/product/533778?cid=22934&ud1=officialsite
• ローソンチケット（WEB）: https://l-tike.com/order/?gLcode=33683
• アソビュー！（WEB）: https://www.asoview.com/channel/tickets/LpCJgEOtsB
• Webket（WEB）: https://webket.jp/pc/ticket/index?fc=52828&ac=9000
• 店頭発券: セブン‐イレブン店頭マルチコピー機（Pコード：658-534）、ローソン／ミニストップ店内Loppi（Lコード：33683）

運営・主催情報と参加者向け連絡先、企画制作会社の概況

本イベントの主催は浅草カルチャー&ライツ実行委員会で、企画制作は株式会社一旗（HITOHATA, INC.）が担当しました。特別協力として株式会社JTB、テレビ愛知株式会社が関わっています。実施にあたって文化庁の補助を受けている点も明示されています。

来場者向けの一般的な注意事項、問い合わせ窓口、運営関係の基本情報は以下のとおりです。

ご来場に関する共通の注意事項

1. 会場の混雑状況により入場制限等が行われる場合があります。
2. スタッフによる写真撮影・動画編集、メディア取材に映り込む可能性があります。
3. 会場内での三脚や自撮り棒などの補助機材の使用は禁止。使用が見られる場合はスタッフが注意する場合があります。フラッシュ撮影はご遠慮ください。
4. ドローンの使用は禁止されています。
5. プロジェクションマッピングはどの時間帯でも同じ映像が投影されます。開始直後は混雑が予想されるため、遅めの時間帯の来場が推奨されています。
6. 雨天時は原則実施するが、荒天の場合は一時中断または中止する場合があります。

問い合わせ先および運営情報

問い合わせ

浅草カルチャー&ライツ実行委員会 事務局 電話: 080-4463-3067（平日10:00〜17:00、2025年12月9日（火）まで）

主催

浅草カルチャー&ライツ実行委員会

企画制作

株式会社一旗（HITOHATA, INC.）

特別協力

株式会社JTB、テレビ愛知株式会社

補助

文化庁 令和7年度「文化資源活用事業費補助金」

株式会社一旗（HITOHATA, INC.）の概要

株式会社一旗は2019年設立のデジタルクリエイティブカンパニーで、アートとテクノロジーを融合させたプロジェクトのプロデュースや総合演出を行っています。国内外で80以上のプロジェクト実績があり、プロジェクションマッピング、イマーシブアート、VR/ARなど幅広い技術と表現手法を手がけています。

会社の基本情報は次のとおりです。

会社名

株式会社一旗（英文表記 HITOHATA, INC.）

代表取締役

東山武明

設立

2019年7月1日

資本金

5,971万円

所在地

名古屋本社：〒451-0042 愛知県名古屋市西区那古野2-14-1 なごのキャンパス3F 3-2
東京オフィス：〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス17F
大阪オフィス：〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー1F
ミラノオフィス（HITOHATA MILANO S.R.L.）：Via Vigevano, 18, 20144 Milano MI, ITALY

事業内容

プロジェクションマッピング、イマーシブアートミュージアム、イマーシブショー、デジタルインスタレーション、VR/AR/メタバース等のデジタルコンテンツ事業およびデジタルコミュニケーション事業

公式サイト・YouTube

公式サイト: https://www.hitohata.jp/ ／ YouTube: https://www.youtube.com/c/HITOHATAINC/

要点の整理（表形式）

以下の表は本記事で触れたASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2025の主要情報を整理したものです。会期・会場、各プログラムの実施時間・料金・申込方法、運営連絡先などを一覧で示します。

以上がASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2025の主要事項の整理です。公式記録写真や各種詳細はイベントの公式サイトで提供されており、チケット購入や参加に関する最新情報も同サイトおよび各販売窓口で確認できます。