カスタマークラウドが提唱 A2App2Appでアプリが自律協働へ

A2App2App発表

開催日:12月8日

A2App2App発表
A2App2Appって何がすごいの?
Agentが複数のアプリをAPIや人手を介さず自律的に連携し、企画から生成・検証・共有まで“完成した成果物”として返す次世代OSの概念です。
自社で使えるの?導入はどうするの?
導入にはDFP準拠のアプリ化やエージェント層の統合、AI Dreams FactoryやBytePlusなどパートナーとの連携が必要で段階的な適用が現実的です。

A2App2App:アプリ同士が自律協働し成果物を生む新たなOS概念

カスタマークラウド株式会社は、2025年12月8日 06時29分に、AIエージェントが複数のアプリケーションを自律的に連携させ、ユーザーの指示を完成した成果物として返す世界初の連携規格A2App2App(Agent to App to App, Planned by Shinichiro Shinjo)を発表しました。発表は同社が正式稼働を開始したAI Dreams Factory(AI生産工場)に合わせたものです。

A2App2Appは、ガートナーのハイプサイクル上にまだ定義されていない領域を埋める概念として提示され、従来のアプリ役割を再定義する「次世代OS」の概念形成を意図しています。木下寛士代表取締役社長はこの構想について、AIがアプリを使いこなし成果物を生む世界への第一歩であると述べています。

A2App2App 世界初の新概念──ガートナーのハイプサイクルにも未定義のトリプルA構造(Triple-A, Agent to App to App)という革新的モデルをカスタマークラウドが提唱 画像 2

ガートナーのハイプサイクルとの位置付け

ガートナーのハイプサイクルは新技術の期待から実用化までのプロセスを可視化するフレームワークです。2025年版のハイプサイクルにはAIエージェント、AIオーケストレーション、マルチエージェントなどが並ぶ一方で、”アプリ同士が自律協働し成果物を生成する”という概念は現状で未定義でした。

A2App2Appはこの空白を埋める世界初のOS概念として位置付けられ、既存のAIレイヤー標準(A2A、MCPなど)や主要AIモデルの知識ベースを横断しても同等概念が確認されていないことが付記されています。ChatGPTによる技術調査の参照ログも示されています(参照リンク: https://chatgpt.com/share/6935f51f-7a04-8011-8de4-36f8354a23df)。

A2App2App 世界初の新概念──ガートナーのハイプサイクルにも未定義のトリプルA構造(Triple-A, Agent to App to App)という革新的モデルをカスタマークラウドが提唱 画像 3

トリプルA(3A)構造と従来の4Aとの差分

従来のアプリ連携は Agent → App → API → App のようにAPIや人手を介した接続が中心でした。カスタマークラウドが提唱するA2App2Appはこれを合理化し、介在要素を減らしたAgent → App → AppというトリプルA(3A)構造を採用します。

この3A構造により、AGIが直接アプリを読み替え連携することでAPIや人の橋渡しを最小化し、アプリ同士がチームとして自律協働して成果物を生成する機能を実現する点が革新の核心です。

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3Aの具体的な特徴とメリット

3A構造により想定される変化と利点は以下の通りです。実務での適用を見据え、業務プロセスそのものの再設計を可能にします。

  • APIや人手による介入の削減:Agentが直接アプリ間のやり取りを解釈し実行することで中間処理を減らす。
  • シームレスなワークフロー:アプリ間の連携が自然言語指示から自律的に構築される。
  • 成果物志向の自動化:単なるデータ転送ではなく、企画・生成・検証・共有までを完結する成果物をAIが返す。
  • 属人的オペレーションの排除:定型化された作業や判断をAIに委譲できる。

カスタマークラウドは、この設計により企業の業務プロセスを「アプリの民主化」から「アプリの協働化」へと転換すると説明しています。

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AI Dreams Factoryの三層構造と産業インパクト

A2App2Appの自律協働は、同社が稼働を開始したAI Dreams Factory(AI生産工場)の三層アーキテクチャによって支えられるとされています。三層はMICRO、MESO、MACROに分かれ、それぞれ固有の役割を担います。

この三層が統合されることで、人・AI・アプリが同じ文脈で動く新しいOS体験が実現されると説明されています。

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三層(MICRO / MESO / MACRO)の詳細

MICRO層
アプリの能力をDFP(Dreams Function Protocol)で標準化し、各アプリが提供する機能を共通仕様で表現する。
MESO層
AIエージェントがユーザーの意図を理解し、必要なアプリを選択して自律的に連携を構築する層。オーケストレーションの中核。
MACRO層
ユーザーは自然言語で指示を与え、最終的な承認や確認を行う層。思考の速度でプロセスが回ることを目指す。

この仕組みにより、企業は作業工程の自動化、アプリ連携による高速生産ラインの構築、属人的オペレーションの除去、AIによる成果物の自発的生成と提出といった新時代の業務プロセスを構築できるとされています。

Global Video Hackathon 2025 と協働パートナーの取り組み

カスタマークラウドは、AIクリエイター・開発者を対象とした国際AI映像ハッカソン「Global Video Hackathon 2025」を開催しました。本イベントはBytePlus、TRAE、WaytoAGIと連携して実施され、Seedanceという最先端AI動画生成APIを活用した作品制作が行われました。

開催は2025年12月3日(水)、会場は赤坂インターシティコンファレンス(AICC)で、セミナー、ハッカソン、懇親会を含むリアル開催の形式で運営されました。運営責任者はカスタマークラウド メディア事業部 白木彩子です。

開催概要と特典

  • 開催日: 2025年12月3日(水)
  • 会場: 赤坂インターシティコンファレンス(AICC)
  • 形式: セミナー & ハッカソン & 懇親会(リアル開催)
  • 運営責任者: 白木彩子(カスタマークラウド メディア事業部)
  • 賞金・特典: 総額500万円相当、Seedance APIクレジットなど
  • 参加登録: https://www.customercloud.co/global-video-hackathon-202512

参加者はSeedance APIを用いて、次世代の映像表現やインタラクティブ動画制作に挑戦する機会が提供されました。主催はカスタマークラウド株式会社、運営は同社メディア事業部によるものです。

主要スポンサーと役割

  • BytePlus: 世界最大級のAI基盤を提供するグローバルテック企業としてAIクラウドインフラを提供
  • TRAE: 次世代AI開発環境としてのIDEを提供、コード理解や自動実装の支援
  • WaytoAGI: 900万人規模のAGIコミュニティ、国際的なネットワークの提供
  • EDDY STREET: ビデオマーケティングにおける戦略支援とブランド構築の実績提供

カスタマークラウドの事業構成、実績、企業情報のまとめ

カスタマークラウド株式会社は生成AI・AGI・DXを統合し、企業の生産性と創造性を再設計するAIインフラ企業です。国土交通省認定のDX基盤『Lark』の公式パートナーであり、BytePlusのグローバル公式パートナーとして日本におけるAIクラウド導入を支援しています。

2025年よりAI Dreams Factoryを正式稼働し、AIサービスやスタートアップの量産体制を構築するとともに、Global Video Hackathonの主催やWaytoAGIとのスポンサーシップを通じて国際的なAI人材・企業の結節点を目指しています。

主な実績と事業領域

  • 日本最大級のカーメーカー、通信会社へのAI/DX支援実績
  • BytePlus公式パートナーとしてAIクラウドの日本展開を牽引
  • AI Dreams Factory(AI生産工場)の展開開始
  • Global Video Hackathonの主催、WaytoAGIスポンサー
  • Startups、自治体、大企業のAI導入設計多数

企業情報と問い合わせ

会社名
カスタマークラウド株式会社(CUSTOMER CLOUD CORP.)
代表取締役
木下寛士
公式サイト
https://www.customercloudcorp.com
お問い合わせ
https://www.customercloudcorp.com/form
主なパートナー
BytePlus、Lark
事業領域
AI Dreams Factory、AIクラウド/AGI導入支援、DX変革支援、メディア事業、グローバルAIスタートアップ創出、イベント/コミュニティ運営

以上の情報は、発表資料に基づいて具体的に整理しました。A2App2Appはアプリ機能の標準化とエージェント駆動の自律協働により、業務プロセスやクリエイティブワークフローの設計を根本から変える可能性が示されています。

項目 内容
発表日 2025年12月8日 06時29分
発表主体 カスタマークラウド株式会社(代表取締役 木下寛士)
新概念 A2App2App(Agent to App to App, Planned by Shinichiro Shinjo)
主要技術構造 トリプルA(Agent → App → App)、DFP、MICRO/MESO/MACRO三層
AI生産基盤 AI Dreams Factory(AI生産工場)正式稼働
ハッカソン Global Video Hackathon 2025(開催日: 2025年12月3日、会場: 赤坂インターシティコンファレンス)
賞金・特典 総額500万円相当、Seedance APIクレジット等
主なスポンサー BytePlus、TRAE、WaytoAGI、EDDY STREET
参照リンク Hackathon登録: https://www.customercloud.co/global-video-hackathon-202512 / 会社: https://www.customercloudcorp.com / ChatGPT調査ログ: https://chatgpt.com/share/6935f51f-7a04-8011-8de4-36f8354a23df

この記事では、カスタマークラウドによるA2App2Appの発表内容、提唱するトリプルA構造、AI Dreams Factoryの三層アーキテクチャ、Global Video Hackathonの開催概要やスポンサー、同社の事業領域と実績を網羅的にまとめました。発表資料にある全ての主要情報を整理して提示しています。

参考リンク: