アオキスーパー×JAL、廃食油をSAF化 全店回収を開始

廃食油回収開始

開催日:12月7日

廃食油回収開始
どうやって油を回収するの?
各店に設置された「廃食油リサイクルBOX」に、家庭で使い終えた食用油を専用容器に入れて持ち込むだけで回収完了。回収開始時にはJALオリジナルUCOボトルが先着配布される店舗もあります。
本当に回収した油が飛行機の燃料になるの?
回収された廃食油はJALの処理工程を経てSAF(持続可能な航空燃料)の原料に転換される仕組みです。最終的にSAFとして航空機の燃料に利用され、CO₂削減に寄与します。

家庭の廃食油を飛行機の燃料に変える取り組みの全体像

株式会社アオキスーパーは、2025年12月8日付のプレスリリースにて、日本航空株式会社(JAL)と連携するプロジェクト「すてる油で空を飛ぼう®」の取り組み状況を公表しました。本プロジェクトは、ご家庭や店舗から排出される廃食油を回収し、SAF(Sustainable Aviation Fuel/持続可能な航空燃料)へとリサイクルすることで、航空機の脱炭素化と循環型社会の実現を目指すものです。

発表日時は2025年12月8日 08時00分で、アオキスーパーは今年8月に東海地方で初めて本格的な回収を開始し、その後順次、各店舗への「廃食油リサイクルBOX」設置を進めてきました。プロジェクトは地域住民にとって身近な環境貢献の手段を提供することを目的としており、収集した廃食油はJALを通じてSAFの原料に供給されます。

アオキスーパーとJALが実施する『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトのスターティングセレモニーに大村秀章 愛知県知事とあいちSDGsアンバサダー『モリゾー』・『キッコロ』が参加! 画像 2

回収の仕組みと参加方法

廃食油の回収は店頭設置の廃食油リサイクルBOXを利用します。ご家庭で使用済みの食用油を専用容器に入れて各店舗に持ち込むことで回収が完了します。回収された油はJALのプロセスを経てSAFの原料へと転換されます。

プロジェクトでは、回収開始日を盛り上げるために各店の回収開始日にJALオリジナルのUCO(Used Cooking Oil)ボトルを先着100名に配布する「スタートアップイベント」を共同で実施しています。これにより、回収開始時の参加促進と認知向上が図られています。

アオキスーパーとJALが実施する『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトのスターティングセレモニーに大村秀章 愛知県知事とあいちSDGsアンバサダー『モリゾー』・『キッコロ』が参加! 画像 3

12月7日、アズパークでのスターティングセレモニーの様子

12月7日(日)、愛知県名古屋市のショッピングセンターアズパークにて、アオキスーパー全店での回収開始を記念するスターティングセレモニーが開催されました。式典には、愛知県知事・大村秀章氏が出席し、あいちSDGsアンバサダーのキャラクターである「モリゾー」「キッコロ」も参加しました。

当日は、愛知県が設置した『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』の協力のもと、大村知事自らが廃食油をリサイクルBOXに注ぐセレモニーが行われ、現場でのボトル配布などを通じて地域でのリサイクル推進の機運を高める催しとなりました。式典は地域の注目を集め、報道や来場者の関心を惹きました。

アオキスーパーとJALが実施する『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトのスターティングセレモニーに大村秀章 愛知県知事とあいちSDGsアンバサダー『モリゾー』・『キッコロ』が参加! 画像 4

式典で示された関係機関の役割

式典では、愛知県が主導する『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』が、地元での回収と供給の連携を促進する役割を担っている点が強調されました。大村秀章知事は同協議会の会長を務め、県としての支援体制が整備されています。

また、JALは回収された廃食油をSAFへと変換する技術的・供給面での中核を担い、アオキスーパーは店舗網を活用して回収インフラを提供しています。式典はこの三者の連携を具体的に示す場となりました。

アオキスーパーとJALが実施する『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトのスターティングセレモニーに大村秀章 愛知県知事とあいちSDGsアンバサダー『モリゾー』・『キッコロ』が参加! 画像 5

これまでの経緯とアオキスーパーの取り組み詳細

アオキスーパーは2025年7月に『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』に参画し、同時に『Fry to Fly Project』にも参加するなど、SAFの供給チェーン構築に早期から関与してきました。2025年8月にはJALと連携して、ご家庭で使用済みの油の店頭回収とSAFの原料供給を開始しています。

加えて、アオキスーパーの店舗内で発生する惣菜製造などから出る事業系の廃食油もSAFの原料として供給開始しています。これにより家庭系・事業系の両面から原料供給が可能になり、地域内での資源循環が強化される仕組みです。

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プロジェクトが目指す効果と地域への影響

本プロジェクトは、廃食油をもとにSAFを生産することで、航空分野におけるCO₂排出削減に寄与することを目指しています。廃食油の再資源化はごみとして処理される場合に比べ、資源としての価値を高める効果が期待されます。

地域においては、店舗網を活用した回収インフラの整備により、住民が日常の買い物のついでに廃食油を持ち込める利便性が生まれ、環境への関心や参加が促進されることが見込まれます。

アオキスーパーとJALが実施する『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトのスターティングセレモニーに大村秀章 愛知県知事とあいちSDGsアンバサダー『モリゾー』・『キッコロ』が参加! 画像 7

イベントで寄せられた声と関連情報の整理

スターティングセレモニーおよび回収開始に伴い、来場者や店舗利用者からは多くの反応が寄せられました。プレスリリースには具体的な声として次のような意見が紹介されています。

  • 「すてる油が飛行機の燃料に生まれ変わることに驚いている」
  • 「賞味期限が切れた油の処理に困っていたから助かる」
  • 「環境活動に気軽に参加できて嬉しい」

これらの声は、地域住民の環境負荷軽減への意識の高さと、本プロジェクトが日常生活と結びついた形で実施されていることを示しています。また、プレスリリースでは事業カテゴリや関連キーワードについても言及されており、以下のような分類が確認できます。

ビジネスカテゴリ
百貨店・スーパー・コンビニ・ストア、食品・お菓子
キーワード
名古屋市、廃食油、JAL、愛知県、大村知事、SAF、らこぽん、SAFサプライチェーン推進協議会、アズパーク、モリゾーとキッコロ

また、プレスリリース内で使用された画像ファイルはダウンロード可能と記載されており、報道・広報関係者向けの素材提供が行われている点も明示されています。

アオキスーパーとJALが実施する『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトのスターティングセレモニーに大村秀章 愛知県知事とあいちSDGsアンバサダー『モリゾー』・『キッコロ』が参加! 画像 8

プロジェクトの流れ(簡潔な工程)

  1. ご家庭・店舗で使用済みの食用油を回収用容器に移す。
  2. 各アオキスーパ店舗の廃食油リサイクルBOXへ持ち込む。
  3. 回収された油はJALを通じてSAFの原料処理工程へ供給される。

上記の流れにより、身近な廃棄物が航空燃料の原料へとつながる仕組みが具体化されています。

本記事の要点整理

以下の表は、本プレスリリースで示された主要事項をわかりやすく整理したものです。プロジェクト名、参加団体、主要日付・イベント、配布物、取り組みの範囲などをまとめています。

項目 内容
発表日 2025年12月8日 08:00(株式会社アオキスーパーのプレスリリース)
プロジェクト名 すてる油で空を飛ぼう®(JALと連携)
目的 家庭・事業系の廃食油を回収し、SAF(持続可能な航空燃料)へ再資源化してCO₂排出削減と循環型社会の実現を図る
主な参加団体 株式会社アオキスーパー、日本航空株式会社(JAL)、あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会(愛知県)
主要イベント 2025年12月7日 スターティングセレモニー(アズパーク、名古屋市) 大村秀章知事、モリゾー・キッコロ参加
回収開始時期 2025年8月:東海地方で回収開始、以降順次店舗へ設置。2025年12月7日:アオキスーパー全店での回収開始記念式典
配布物・参加特典 JALオリジナルUCO(Used Cooking Oil)ボトルを各店回収開始日に先着100名へ配布
その他の取り組み 2025年7月に「あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会」参画、Fry to Fly Project参加、店舗惣菜製造由来の事業系廃食油もSAF原料として供給
広報・素材 プレスリリース内の画像ファイルがダウンロード可能と明記

以上が、アオキスーパーとJALが進める「すてる油で空を飛ぼう®」プロジェクトに関するプレスリリースの内容を整理した記事となります。プロジェクトは地域の店舗網と航空会社の技術・供給力を結びつけることで、日常の廃食油を資源として有効活用する仕組みを構築しつつあります。